皆様こんにちは。リラ吉です。
最近どこに投資しようかなと、様々な企業を調べていました。
その中に気になっていてる株がありましたので、今回の記事ではその会社をご紹介します。
その会社の名は名はTeladoc Health社(NYSE:TDOC)です。
この会社の株価チャートは下図になっています。
※このチャートは毎日更新されますので、当記事の内容と合わないことがございます
さて、なぜこの会社が気になったかと言いますと、下記の3つの記事を読んだからです。
2 Stocks Cathie Wood Loves That Should Be Bigger Winners Than Tesla
3 Stocks That Could Double Your Money
2 Green Flags and 1 Red Flag From Teladoc’s Earnings
全てMotley Foolの記事ですが、面白い記事でした。
これらの内容をまとめましたので、本記事では上記3つの記事の内容のまとめと感想を書きたいと思います。
目次
内容
Teladoc Health社とは?
・Teladoc Health社(NYSE:TDOC)は遠隔医療専門企業
・株価は最近、52週前の高値から約35%下落して多少後退しているが、業績は好調
・年末の決算では、売上高は約2倍の11億ドル、医療機関への訪問者数は156%増の1,060万人、米国での受診者数は約3倍になった
・Livongo社を約185億ドルで買収し、その範囲を拡大しました。Livongo社は「応用健康信号」を専門としており、特に糖尿病モニタリング製品を提供している
・米国には3,400万人以上の糖尿病患者(10人に1人以上)と約8,800万人の糖尿病予備軍がいると言われている。同社は、高血圧や肥満など、広く普及している他の疾患のモニタリングや対処にも拡大することを目指している
Cathie Woodのお気に入り
・ARK Investment Management社のCEOであるCathie Wood氏はTesla社の株を愛してやまない
・しかし彼女は他の成長株についても高い評価をしている
・彼女が気に入っていて、今後Tesla社より伸びる可能性があるの2つのうち1つがTeladoc Health社である
・Teladoc Health社をヘルスケアの 「パワーハウス 」と呼んでいる
・Teladoc Health社はARKの3つのETFで上位4位にランクインしており、ARK Genomic Revolution ETFでは第1位となっている
Tesla社との比較
・Tesla社の株価は、過去5年間でTeladoc Health社を上回っている
・しかしかなりの接戦となっている。今後10年間、Teladoc社がTesla社を上回る可能性は高いと思われる
・理由はTeladoc社は既存の顧客基盤の中で莫大な成長の見込みがあるため
買うべき理由その1:利用率
・第4四半期(2020年12月31日終了)の米国の受診者数は、前年同期比158%増の250万人。これにより、Teladocのプラットフォームを利用している会員の割合は17.7%となった。
・多くの地域で新型コロナウィルスの規制が解除されたにもかかわらず、同社のバーチャルヘルスサービスを利用している会員の割合は着実に増加している
買うべき理由その2:収益の伸び
・2020年1月にInTouch Health社、8月にLivongo Health社という、急成長中のバーチャルケア企業を買収した
・この3社は、2020年のバーチャルケアの急速な普及の恩恵を受け、統合された企業は11億ドルの通期売上を計上し、Teladoc社の2019年の売上の約2倍となった
・経営陣は、2021年には正常な状態に戻ると予想しているが、パンデミックによって、バーチャル訪問に対するより高いレベルの受容が確立されたと考えている
・買収後10件以上の取引が成立し、新規の取引機会はこの3ヶ月で倍増している
・このような背景から、Livongo社は今年の売上高を約80%増加させ、20億ドル近い売上高を達成することを目指している
買うべきでない理由:会員の増加数
・懸念すべき点のひとつは、経営陣が発表した会員数の増加に関するガイダンス
・2021年末までに5,200万人から5,400万人の会員数を見込んでいるが、これは2020年末の5,180万人をわずかに上回るに過ぎない
・決算説明会で会員数に関する質問を受けたCEOのJason Gorevicは、過去数年間の爆発的な成長と、パンデミックの影響で多くの案件が前倒しになったため、販売パイプラインを再構築する必要があると指摘
・Teladoc社は過去2年間で会員数を2倍に増やしており、素晴らしい成果を上げている。しかし、予測される減速は、同社の成長への希望をクロスセリングとプライシングに託しているため、当然の懸念であり、いずれも限界がある
個人的に調べたこと
上記の記事を読んだ後、Teladoc Health社のサービスを利用しているユーザーがどのように思っているのか気になり、評価を色々見てみました。その結果、下記の長所を挙げいる方が多かったです。
- 予約は時間枠を選択し、どのように連絡を受けたいかを選択するだけなので簡単
- 時間短縮になる為、忙しい人には最適 例)昼休みにサービスを利用し、帰りに薬を受け取る(処方箋はサービス利用後に薬局に届く)
- 夜中に具合が悪くなっても、30分以内で医師に診てもらえる
- 通常の診察より自己負担が少ない
しかし、良いことばかりではなく、下記のような短所も挙げられていました。
- 先生からの電話を受ける際に、未登録の番号からかかってくる。未登録の番号からの電話を無視するように設定していると設定を変える必要がある
- 理由もなしに予約がキャンセルされることがある
- 電話・ビデオ通話では正確な判断ができない場合がある。また点滴などの処置をしてもらえない
長所の多くは「時間」にかかわることです。忙しい現代人にとって、時間は非常に貴重です。その時間を有効活用できるポイントが最大の長所でした。
また、日本と違ってアメリカは非常に医療費が高いです。私もアメリカに住んでいた頃、インフルエンザに罹りましたが、保険に入っていたにもかかわらず$400ほど請求されました。なので自己負担が少ないのは重要なポイントです。
対して短所の中ですが、まず「未登録の番号からの電話を無視するように設定していると~」についてはどちらかと言えばユーザー側の問題です。なのでTeladoc Health社のサービスの問題ではないかと思います。
「予約がキャンセルされる」についてはTeladoc Health社のサービスよりも予約された医師側の問題かと思われます。
もちろんそのような医師、あるいは病院と提携しているのはTeladoc Health社のミスですが、UberEatsが配達員を評価できるように、提携している医師をユーザーが評価できるようになれば、評価を気にして、医師も理由もなしにキャンセルはしないようになるでしょう。
「正確な判断ができない場合があり、処置もしてもらえない」という点は大きな問題です。
例えば高熱が出たとしても、ビデオ通話では、それが風邪なのか、インフルエンザなのか、あるいは他の病気なのかわかりません。
なので重い症状での利用には適さず、軽い症状の場合や定期的に通院して、医師と話して薬を貰っている方にしか適していないという状況です。
このような短所もありましたが、CES2021の大きなテーマの1つとして、デジタルヘルスケア(遠隔医療)が挙げられている点、遠隔医療セクターのおいてTeladoc Health社は最大の市場シェアを獲得している点、軽い症状の場合や医師との相談の場合に限りますが、簡単に素早く診てもらえるので、UXは悪くなく、またDXをしっかり進められていると思われるという点から、長期でなら面白い銘柄かと思います。
感想
Motley Fool社の記事にある通り、順調に伸びている会社のようです。
Livongo社を買収できたのがこの伸びにつながっているようですね。
懸念すべき点はあるものの、糖尿病患者、糖尿病予備軍だけでなく、高血圧や肥満に対するモニタリングや対処もやっていくということですが、アメリカは高血圧や肥満の方の割合が多い為、さらに伸びることが期待できそうです。
またARK Investment Management社(以下ARK社)のCathie Wood氏のお気に入りであるというのはすごいですね。
ここ最近はARK社のETFが下落しているようですが、Cathie Wood氏と言えば「ウォール街の黄金の手」とも言われていますからね。
ご参考までに、Teladoc Health社が含まれているARK社のETFを2つご紹介しますと下図になります。
ARKK(Teladoc Health社割合は5.82%)
ARKG(Teladoc Health社割合は7.09%)
最近(2021年3月)に下落しているものの、かなりこの1年で伸びていますね。
このETFを運用している会社が注目しているというのもTeladoc Health社の魅力の1つですね。
感想は以上になります。
私はTeladoc Health社の株を買うかはわかりませんが、私たちのポートフォリオに入れる候補には入りそうです。
皆様も気になりましたら是非、Teladoc Health社について調べていただきましたら幸いです。
それではまた。
リラ吉