皆様こんにちは。リラ吉です。
海外に住んでいた時は日本では見られない食べ物をよく見かけました。
今回はその一つ、アメリカで見つけた「バッファロー」のお肉について書きたいと思います。
目次
バッファローとは
まずバッファローとは何かというお話ですが、バッファローとは本来はスイギュウの英名のことですが、アメリカ、カナダなどではアメリカバイソンのことをバッファローと呼んでします。
これはアメリカにはバッファローの本来の意味である水牛がいないから水牛のことを知らず、アメリカバイソンのことをバッファローと呼び始めてしまったのようです。ちなみにそのままバイソンと呼ぶ場合もあります。
バッファロー(アメリカバイソン)はフリーで使用可能な良い写真がありましたので添付すると、下の写真の見た目をした動物です。
しかしこのバッファロー、一時は絶滅危惧種に指定されていたこともありました。
先住民の方々は必要な分だけしかバッファローを殺さなかったのですが、ヨーロッパからやってきた方々が食料や毛皮目的でバッファローの乱獲し、約1000頭ほどになってしまったのが絶滅危惧種に指定された理由です。
幸いなことに絶滅危惧種に指定されたことにより保護され、その後個体数は回復し、絶滅危惧種ではなくなっています。
バッファローのお肉
そんなバッファローのお肉ですが、今は下の写真のようにスーパーで買えるようになっています。(この写真はスーパーの方の許可を得て撮影しております)。
ただこれを見て皆様の中には
「元」とはいえ、絶滅危惧種だったバッファローを食べても大丈夫なの?また個体数が減ったりしないの?
と思う方もいらっしゃるかもしれません。
これについては天然のバッファローは違法、牧場で飼育されているものは合法のようです。なので上の写真のお肉は牧場で飼育されたものというわけですね。
そんなバッファローのお肉、100gあたりの栄養価は下記のようになっています。調べたサイトによって若干数値が違いましたが、下記の数字の範囲内だと思っていただけたらと思います。
- カロリー:115~119g
- タンパク質:21~24g
- 脂肪:3.1~3.5g
- 飽和脂肪酸:1.5~2.2g
- 炭水化物:0g
この数値と他のお肉を比べると下の表のようになります(この表では上記の数値のうち小さい方の数字を採用しています)
カロリー kcal | タンパク質 g | 脂肪 g | 炭水化物 g | |
バッファロー | 115 | 21 | 3.1 | 0 |
牛肉(サーロイン) | 320 | 17.49 | 34.81 | 0.85 |
牛肉(ひれ肉) | 113 | 20.5 | 4.8 | 0.3 |
豚ばら肉 | 386 | 14.2 | 34.6 | 0.1 |
鶏もも肉 | 200 | 16.2 | 14 | 0 |
こうしてみると牛肉(ひれ肉)と栄養価的には似ており低カロリー高たんぱくなお肉だということがわかります。
また、お値段は上の写真の通り、1lb(約453g)あたり$8.99です。この記事を書いている日のレートが$1あたり109.31円ですので、それをもとに計算すると100gあたり約217円です。
Rakuten SEIYUネットスーパーを見たところ牛肉肩ロース焼肉用(アメリカ産)が100gあたり218円でほぼぴったりでした。焼肉用のお肉はささみなどと比べると少しお高めなので、バッファローも少し高い気がしますね(どれでもサーロインなどと比べると安いですが)
調理・食べてみた感想
私が購入したバッファローのお肉は生の状態が下の写真になります。
栄養価が近い牛ひれ肉同様、かなり赤みが多いのがわかります。このお肉を少し切って焼いてみたのが下の写真です。ちなみに味付けはシンプルに塩とコショウだけです。
焼く前からその見た目で分かってはいましたが、これだけ見ると牛肉と間違えてしまいそうです。
そして気になる味ですが、実際に食べてみたところ下記のように感じました。
少し固いし臭みはあるけど牛肉に近い。また、脂身が少ないせいか、比較的あっさりしている
なので牛肉が好きで臭みが少しあっても問題ないという人であれば好きだと思います。
食べられる場所
食べられる場所ですが、まず日本では売っているの見たことありませんし、ほぼ無理だと考えていいでしょう。そうなるとアメリカで食べるしかないわけですが、問題になってくるのは「アメリカのどこで食べられるのか」です。
旅行の方だと基本的には外食になると思いますので食べる場所はレストランになります。行く場所は多くの方がNYかLAのどちらかを選択するかと思います。
LAは住んだことがないので残念ながら正直わかりません。検索したらお店は出てきましたが、治安が良いのか悪いのかわかりません。私が行ったことがあるステイプルズセンターやドジャースタジアム、ハリウッド、サンタモニカのような観光地にはそれらしきお店はありませんでした。
ただNYについては住んでいたことがあるのでわかります。もし私が選ぶならTed’s Montana Grillにするでしょう。NYのTed’s Montana Grillの場所は下の地図の場所です。
チェーン店なので変な値段・味ではないですし、ロックフェラー・センターやトップ オブ ザ ロックといった観光地の近くで治安や立地も問題ありません。
Ted’s Montana Grillにあるバッファローのお肉は4種類あります。メニュー内のBisonと書いてあるものがバッファローのお肉を使った料理です。
ちょっと遅いお昼をTed’s Montana Grillで食べてトップ オブ ザ ロック展望台でNYの夕日を見るなんてスケジュールにすることも可能です。
またキッチン付きホテルであれば自分でお肉を購入して焼くなんてことも可能です。経験上、Whole Foodsになら売っていると思います。
まとめ
以上がバッファローのお肉についてになります。
まとめると下記のようになります。
- バッファロー(アメリカバイソン)は元絶滅危惧種だが現在は牧場で飼育されているものは食べられる
- バッファローのお肉は低カロリー高たんぱく
- 味は固いし臭みはあるが、牛肉に近く、あっさりしている
- 日本では食べられない
- NYの観光地の近くに食べられる場所がある
上記のようにアメリカに行かないと食べられませんが、もちろんアメリカには他にもおいしい食べ物が沢山あります、なのでそちらもぜひチャレンジしていただきたいですが、もしご興味がありましたら是非バッファローのお肉も挑戦していただければ幸いです。
今回は以上です。それではまた。