皆様こんにちは。リラ吉です。
今回の記事では高配当銘柄「トタル(TOT)」についてお話していきたいと思います。
この記事で簡単にですが数分でトタルとはどんな会社なのかを知っていただけますと幸いです。
目次
トタル(TOT)の基本情報
トタルは石油マーケットのスーパーメジャーの一つの数えられる、フランスの総合エネルギー企業です、つまりエクソンモービル(XOM)やシェブロン(CVX)などと同じような会社です。
売上等は下記の通りです。比較対象としての情報も載せておきます。
ティッカー | TOT | XOM |
年度 | 2020/12 | 2020/12 |
売上高(百万ドル) | 178,574 | 119,704 |
営業利益(百万ドル) | -5,623 | -30,653 |
当期利益(百万ドル) | -7,242 | -22,440 |
EPS(ドル) | -2.90 | -5.26 |
コロナショックの影響もあり、2020年総売上高は178,574(百万ドル)でした。営業利益は、ブレント価格、天然ガス価格、および精製マージンの低下により、前年同期比53%減の-5,623(百万ドル)となっています。
最近話題に上がる再生可能エネルギーへの取り組みについては、ロイヤル・ダッチ・シェル(RDS B)とBP(BP)は積極的に行っているものの、再生可能エネルギーへのシフトを発表するのとほぼ同時に減配しました。
シェブロンとエクソンモービルは、減配はしていないものの、再生可能エネルギーはあまり積極的に行ってはいません。
トタルは、これらの企業の間に位置しており、「エレクトロン」と呼ばれる事業を大幅に拡大しつつ、炭素事業も継続的に成長させようとしています。またこちらのサイトによると2019年度の配当が$2.15だったのに対し、2020年度は$3.82と増配しました。
炭素事業も継続的に成長させようとしている理由はクリーンエネルギーへの移行が完了するには数十年かかると考えていおり、炭素燃料は長い間存続することになるからです。
トタルのチャート・配当利回り
TOTのリアルタイムチャートは下のようになります。
ここ5年で見ると、コロナショック前は一時60ドル台まで上がったものの、40ドル台後半から50ドル台半ばくらいの株価になっています。コロナショック直前は50ドル台半ばでした。
その後コロナショックで20ドル台まで落ちたものの、回復し、現在は40ドル台後半まで来ています。
配当利回りについてはこの記事を書いている段階で6.64%です。配当月は1月、4月、7月、10月になっています。
まとめ
簡単にですが、トタルについて解説させていただきました、
配当利回りは驚異の6%越えで再生可能エネルギーにも取り組んでいる企業の為、今後も暴騰はしないものの、コロナショックのようなことがなければ暴落もしないような企業かと思います。
また1月、4月、7月、10月が配当月の企業はMO、PM、JPMなどありますが、3月、6月、9月、12月配当の企業よりは数は少ない為、これらの月に配当が欲しい方は、購入を考えてみても良いかと思います。
今回は以上です。それではまた。
リラ吉