※この記事に書かれている内容はあくまで私達が行った対策です。審査の詳細がわからないため、絶対正しい対策とは言えません。そのことをご了承の上、お読みください。
皆様こんにちは。リラ吉です。
Twitterを見ていると「Google AdSenseの審査合格したー!」「落ちたー!」というツイートを見かけます。このことからわかる通り、Google AdSenseの審査はブロガーにとって一つの壁とされています。
私達は幸いなことにGoogle AdSenseの審査に合格することが出来ました。ちなみに審査時間は
申請したのが4/6、合格したのが4/7、つまり申請から1日で合格でした。比較的早い方ですね。
ではどうやって受かったのかですが、申請までに私達が行ったことは以下のことです。
- 不合格になるサイトを理解する
- 他の方が書けないor書いていないものを書く
- 他の方と異なる独自性のあるサイト構成にする(あまり意味はなかったと思う)
- 目的の記事に行きやすくする
今回の記事では上記の点について詳しく書いていきます。
ただXMLサイトマップを登録していることが前提条件です。よくTwitterで「XMLサイトマップを登録していない」という方がいらっしゃいますが、そういう方は対策の前にまずXMLサイトマップを登録してください。 ※来訪者向けのヘッダー部分にあるようなサイトマップ(HTMLサイトマップ)のことではありませんので注意
XMLサイトマップとは文字通り皆様のサイト(ブログ)の地図です。XMLサイトマップを登録していないとGoogleは審査対象がわかりません。
XMLサイトマップとは下の画像のようなサイトの構造がわかる地図です。
これを見たらこのサイトがどういう構造かわかりますよね。これを登録していれば、マップがあるので、Googleは「このサイトはTop画面と記事を3つ審査すればいいのか」とわかるわけです。
サイトマップを提出していない状態というのは下の画像のような状態です。
「何もないじゃん!?」と思ったことでしょう。その通りです。
Googleにこのサイトの地図(XMLサイトマップ)を渡していないので、Googleはこのサイトがどういう構造で、何ページあるのか、どこを審査すればいいのか全くわからないのです。
その状態で「Googleさん、審査してください」と言っても Google側は「どこを審査すればいいんですか?」と思ってしまいますよね。登録していなくても受かることはあると思いますが、落ちる可能性を極力下げるためにも、まずはXMLサイトマップを登録した上で対策をしてください。
目次
Google AdSense審査で不合格になるサイト
まず不合格になるサイトについて考えていきます。不合格になるサイトの特徴が分かれば、合格する方法も見えてくるからです。
そして不合格になるサイトについてはGoogle AdSense公式がYouTubeで解説してくれています。
英語ですが、Googleほどの大企業が重要項目を国ごとに変えるということは考えずらいです。必ずそのあたりは標準化している為、参考になるとは思います。
この動画を見る限り下記のことに違反して審査に落ちてしまうことが多いようです
- 広告コードを正しくサイトに配置する
- リーチ可能なサイトにする
- プログラムポリシーに準拠する
上記の中で「1.広告コードを正しくサイトに配置する」「2.リーチ可能なサイトにする」は多くの方が問題なくできているかと思います。そう考えると、落ちる理由(違反した項目)の多くが「3.プログラムポリシーに準拠する」でしょう。
この「プログラムポリシーに準拠する」をより掘り下げていくと、落ちやすいサイトは
- 有用性の低いコンテンツ
- オリジナルで価値を提供するコンテンツが必要
- 複製されたコンテンツ
- 個々のページに独自性がある必要がある。同一のコンテンツが同サイト、あるいは外部サイトに存在してはいけない
- サイトナビゲーションがない
- カテゴリー分けやメニューバーが必要
とのことです。そして審査対象は有効なページ全てです。
ではプログラムポリシーの3つの項目について掘り下げていきましょう。
有用性の低いコンテンツ
正直これが一番基準がわかりくいです。何をもって有用かわからないからです。わかりにくい上に一番重要なのが難しいポイントです。
ただGoogle Adsenseのサイトを見ると「ユニークで価値のあるコンテンツを用意し、優れたユーザーエクスペリエンスを提供する必要がある」とあります。
なので同じことを言っている方は多いですが「他の人が書けないor書いていない独自性のあるものを書く」「参考になるものを書く」ことが重要かと思います。
また、よく見かけるツイートで「アドセンス合格のために3000字書いた」という方がいらっしゃいます。
もちろん理想は3000字ですが、文字数よりもGoogle AdSense公式が言っているような記事を書くことが重要だと思います。理由は後程お話しします。
複製されたコンテンツ
これについてはGoogle AdSenseに下記のように書いてあります。
Sites that copy content from other sites, modify it slightly (for example, by substituting synonyms or using automated techniques), and republish it
つまり他のサイトの内容をコピー、少し変えて投稿してはいけないということです。例ではコピー元の文字を同義語に変えて投稿してはいけないと書いてあります。自動的に生成されるコンテンツについてもダメです。
コピーをする方はそうそういないと思うので、これはほとんどの方がクリアしている項目だと思います。
余談ですが、この診断は自動診断ツールを使った静的診断を用いていると思います。おそらくGoogleが把握している似たようなキーワード、HTMLのサイトを自動で探し、審査対象のサイト(つまり皆様のサイト)のHTMLとGoogleが探したサイトのHTMLを比較してほぼ同じサイトではないか判断しているのでしょう。
なぜ自動検出にするのかというと、似たようなサイトを無数のサイトの中から手動で探すのは現実的ではないからです。
最終判断は人間がしているかもしれませんが、Googleほどの世界的企業が自動検出を使わないはずがありません。可能な限り時間や人件費を減らしたいからです。
なので、そこまでやる必要はないとは思いますが、本気で対策するならHTMLも他の方とは違うものにすべきかと思います。理由はHTMLをコピーしたと思われたくないからです。
ちなみにHTMLとはWebページを作る際に使われるコンピューター言語です。コンピューター言語はコンピューターが理解できる言語です。私達が使用する言語をコンピューターは理解できませんのでコンピューター言語を使用します。
様々なコンピューター言語が存在しますが、Webサイトの作成にはこのHTMLで作られています。私達のブログもそうですし、皆様のブログもそうですね。
サイトナビゲーションがない
これについてはYouTube解説ではカテゴリー分けやメニューバーがあるかどうかと言っていますが、どこを押せば何が起きるのか、目的のものを探すためには何をしたらいいのかがわかりやすいかということだと思います。
重要なのはパッと見てわかりやすいかということだと思います。どこを押せばどのカテゴリーの記事一覧が出てくるのかなどが初めて見た人でもすぐわかるというのが重要だと思います。
私達がしたGoogle AdSense審査対策
私達の対策は合格するためのサイトを作るのではなく、上記の情報を元に不合格にならないサイトを作るということでした。
つまり有用性の低いコンテンツが少なく、コンテンツは複製されていない、サイトナビゲーションがあるサイトを目指しました。
余談ですが、審査に対する対策を始めたのは最初の記事を書く前のサイトを作り始めたときからです(サイトマップの登録はサイト作成後です)。なぜかというと審査に合格するのは難しいとサイトを作る前から聞いていたからです。今になって思えばそこまで警戒する必要なかったですが。
では余談は以上にして一つ一つの項目についてみていきます。
有用性の低いコンテンツにならない対策
これについては「他の方が書けないor書いていない記事を書く」を目指しました。
本来はこのことに加えて参考になる記事であればなおさら良いですが、どんな記事が参考になる記事なのかわかりませんでした。
もう少し具体例を出して解説すると、私達が申請までに書いた23記事のリストが下の表になります。
タイトル | 投稿日 | 文字数 |
---|---|---|
【自己紹介】毎日くまおは~♬ | 2月21日 | 491 |
【自己紹介】リラ吉と申します | 2月21日 | 147 |
【2021年 2月】ポートフォリオ・運用実績紹介 | 3月1日 | 2015 |
【スポーツ】FIGHT DO🥊~極める!ファイ道~ | 3月1日 | 1471 |
【IPO情報】 Oatly社 -植物由来のミルク販売の会社- | 3月1日 | 840 |
【日常記事】3月2日はミニーちゃんの日! | 3月2日 | 608 |
【要約】2021年版バフェットからの手紙の内容 | 3月2日 | 2421 |
【読書感想】筋トレが最強のソリューションである | 3月5日 | 1265 |
【資格試験】FP3級合格 -勉強法と勉強時間- | 3月9日 | 1792 |
【資格試験】基本情報技術者試験合格 -勉強法と勉強時間- | 3月10日 | 2010 |
【海外在住記】アメリカのチー牛?フィラデルフィア名物「チーズステーキ」の正体 | 3月12日 | 1810 |
【海外在住記】ロンドンやNYで食べられる日本食ってどんなの? | 3月13日 | 1974 |
【読書感想】マインドセット「やればできる! 」の研究 | 3月14日 | 1251 |
【ファッション】Paul Smithのレディース用スーツをオーダーメイドしました | 3月14日 | 674 |
【投資情報】Lucid Motors社とTesla社の比較記事の概要・感想 | 3月15日 | 1727 |
【株式投資】売上高が約2倍!遠隔医療専門企業「Teladoc Health社」とは | 3月16日 | 2923 |
【書評】バフェットの財務諸表を読む力の要約・感想 | 3月18日 | 1503 |
【日常】普通に買うのはもったいない!?ふるさと納税の返礼品が届きました! | 3月23日 | 2210 |
【男飯道】手軽で簡単!作業時間約3分、レンジ待ち時間約2分の計5分で出来る卵焼きを作ってみました | 3月30日 | 1197 |
【解説】アメリカのディズニーストアの商品を日本に輸入する方法 | 3月30日 | 1760 |
【スポーツ】FIGHT DO🥊~笑いあり涙あり、感動の最終回~ | 3月30日 | 1184 |
【2021年 3月】ポートフォリオ・運用実績紹介 | 4月3日 | 3622 |
【動画作成ソフト】動画作成におすすめ!After Effectsの魅力! | 4月5日 | 3168 |
23記事の平均 | 1655 |
こうして見ると他の人が書かない、あるいは書けないものがいくつかあります。例えば他の方が書けない、書かないものは下記のような記事です。
- FIGHT DOに関する記事
- FIGHT DOを知っている人が少ない=需要はないかもしれないが、書ける人があまりいない
- 投資記事
- 基本的に最新の情報をもとに書いている=その時点では書いている人が少ない
- 海外在住関係
- 在住経験のある人が少ない=書ける人が少ない
- レディース用スーツのオーダーメイド
- スーツをオーダーメイドする女性は男性より少ないイメージ=書ける人が少ないかも
一般人の私達が全ての記事を「他の人が書けない記事」にするのはほぼ不可能ですが、いくつかの記事を「他の人が書けない記事」にしたというのが「ユニークで価値のあるコンテンツを用意し、優れたユーザーエクスペリエンスを提供する必要がある」という項目の対策でした。
また上の表の通り、文字数は3000文字には全然届きません。先ほど文字数よりGoogle AdSense公式が言っているような記事を書くことが重要と書いたのはこれが理由です。
余談ですが、私達は出来ませんでしたが、有用性対策のために簡単なフェルミ推定を行うのも良い考えかと思います。
この方法は、「日本のブロガー453万人中、このことについて知識がある人は〇〇人くらい。その中で実際に書く人は▢▢人、読む人は△△人くらいだろうから有用性がある」というように予測していく法です。しかし、この方法は書く人、読む人が何人くらいなら有用性があるのか、基準を決めるのが難しいです。
私達は出来ませんでしたが、予測が上手く、基準を決められる方は試してみても良いかと思います。
複製されたコンテンツにならない対策
これについての対策は当然「他のサイトをコピーしない」ということですが、私達はこのコピーの意味が分かりませんでした。
どういうことかといいますと、記事の内容はもちろんですが、サイト構成やHTMLもコピーの対象になるかどうかわからなかったのです。
最悪のケース、つまりサイト構成やHTMLもコピーの対象になると考えて、自動検出で似たようなサイトがヒットしない(=似ているサイトがないor少ない)ようなHTMLの独自性のあるサイト構成にすればいいと私達は考えました。
もう少し具体的に解説すると、例えば下の画像のような構成のサイトがすでにあるとします。
そして私が下の画像のような構成のサイトを作るとします。
上の画像のサイトは料理と経済記事、下の画像のサイトは投資と日常記事のブログサイトです。
これは記事のジャンルが全く違うので人間の目で見れば全く違うサイトです。なので似ているとは思わないでしょう。ただコンピューターによる自動検出ではどう判断されるかわかりません。なぜかというとHTMLはそっくりになるからです。
私達はこのようなサイトを作ってコピーだといわれるのが怖くてレイアウト…というかHTMLを工夫しました。独自性のある、コピーをしていないサイトと判断してもらいたかったからです。
ただ他の合格された方を見ているとサイト構成についてはあまり考えなくてもよかったように思えます。
サイトナビゲーションがないサイトにならない対策
これについては出来る限り、トップ画面から目的の記事に行けるレイアウトになるように工夫しました。
どういうことかというと下の画像を見ていただけたらと思います。
上の画像がPC画面、下の画像が形態の画面です。
ヘッダーについてはよく見かけるサイトと同じです。簡単なHTMLサイトマップを置いています。カテゴリーが書いてあって、クリックすれば、そのカテゴリーの記事一覧に飛べます。
ボディ部分はカテゴリー別のエリアを作りました。このエリアには最新記事があって、このエリアには投資記事があって…のような形です。こうすることで目的の記事に行きやすいかなと思ったからです。
ただこれについては今でも自信がありません。必死に考えてこのようにしましたが、これで十分なのかそうでないのか、初めてサイトに訪れた方が使いやすいのかどうか未だにわかりません。
まとめ
以上が不合格になるサイトと不合格にならないための私達の対策でした。
再度私達が行ったことを簡単に書くと以下の通りです。
- 不合格になるサイトを理解する
- 他の方が書けないor書いていないものを書く
- 他の方と異なる独自性のあるサイト構成にする(あまり意味はなかったと思う)
- 目的の記事に行きやすくする
もちろんGoogle AdSenseの審査項目、合格基準は担当者でないとわかりませんし、この方法が正しいわけではありません。
ただ一つの例としてご参考にしていただけましたら幸いです。
今回は以上です。ここまでお読みいただきありがとうございました。
それではまた。