2021年6月22日 火曜日 04:54

【書評】PDCAより素早く柔軟に判断・行動ができる!「OODAループ思考[入門]」の要約・感想

皆様こんにちは。リラ吉です。 皆様はOODA(ウーダ)ループというものをご存じでしょうか。 OODAループは現在、意思決定を早めるのではなく、現場レベルで臨機応変に行動できるため、非常に注目されている方法です。 また、よく比較されるPDCAよりもスピード感がある為、「PDCAは時代遅れ」なんて言う方もいるほどです。 個人的にはPDCAが時代遅れとは正直思いません(理由は「PDCAとの使い分け方」を参照)。しかしOODAのほうがスピードがあるのは確かであり、もし下記のように悩んでいるのであればOODAループは一つの解決策になるかと思います。 PDCAを実践しているがスピード感がない世界的に有名な企業が実践している考え方を試したいけど、その方法がわからない 今回の記事では、これらの悩みを解決する方法、OODAループについて書かれた入江 仁之さんの本、「OODAループ思考」をご紹介します。 内容の要約 OODAとは OODA(Observe Orient Decide Act)ループはアメリカの空軍のジョン・ボイド大佐が提唱した理論です。当初は、戦闘機パイロットとしての経験に基づいた、戦闘に勝つための理論でした。 その後、ビジネス、政治、スポーツなどでも活用され、「どんな状況下でも的確な判断・実行により確実に目的を達成できる理論」として欧米で認められるようになりました。 現在はシリコンバレーを中心にビジネスエリートが好んで使う思考法になっています。 その特徴はとにかくスピードが速く、なおかつ柔軟性があるということです。 現代において、速さというものは非常に重要な要素になっています。そもそもなぜ速く動かないといけないかというと、下記のような理由があるからです。 速く動かなければ選択肢がどんどん失われてしまう速く動かなければ主導権が取れない速く動いた方がチャンスが増える OODAループが速い理由は「フレームワークでやることが明確」「直観(注:直感ではない)で行動するから不要なプロセスが端折れる」「気づけるからピンチやチャンスを見逃さない」「意味づけるから行動する理由を探す必要がない」「効果起点だから役に立たないことをしない」「主体的だから自分の最善策になる」だからです。 OODAループの概要 ODDAループは次の図のような、みる(書籍によっては観察と書かれている)という意味のObserve、わかる(情勢への適応、状況判断)のOrient、きめる(意思決定)のDecide、うごく(実行)のActの4つの行動、そしてそれを繰り返すLoopから成り立ちます。下図の矢印の通り、これらの工程はショートカット(省略)することも可能です(ショートカットのしかたは後程解説します) 「みる(Observe)」には目に入ってくるものを「見る」と意識して周りや相手の心を「観る」の2つの意味があります。 OODAループの「みる」は周囲の人の仕草や表情、言動、目の前で起きていること(場合によっては相手の話や声のトーン)を意識して観る(=観察する)ことに重きが置かれています。 人間は特に関心のないものだったり、何かに心をとらわれている時は目の前にある現象を知覚できません。しかし、それを知った上で意識して「みる」だけで、見るものは大きく変わってきます。 また、冷静に見ることも大切です。冷静でなかったり、自分にとって不都合な現実から目を背けたい願望があったり、思い込みが強いと現象を知覚できません。冷静に現実を見つめることで様々なことが見えてきます。   「わかる(Orient)」は「みる」で観察したものを自分なりに理解し、納得することです。OODAループでは最も重要なプロセスになります。私達は何かを見た(観た)とき、自分が持っている世界観に照らし合わせて理解することで納得できます。 世界観とは「○○とはこういうものだ」という認識、見方のことを言います。しかし、私達は一人ひとり異なる世界観持っているので、同じ現象でもどう理解するか異なります。そういう意味ではOODAループは「判断する対象」にだけ注目する客観的思考法ではなく、「対象とその背景に対する認識(世界観)」をセットで理解する主体的思考法になります。 また、「わかる」では見た(観た)ものを瞬時に「自分なりに理解して納得する」ことが第一であり、場合によっては正しく把握する必要はありません。理解が間違っていることはありますが、わからないから動かないよりは、よほどましです。 まずは動いてみて(試してみて)、間違っていたら素早く修正するという仕組みがOODAループにはあるので、間違っていても問題ないのです。 この仕組みがシリコンバレーで起業家たちOODAループを活用している理由です。GoogleもFacebookもOODAループのような、とりあえずの「わかる」を実行し、実践を通じて検証することで、現在を地位を確立しました。正しく「わかる」ことに固執し、リサーチと作りこみに時間をかけているうちに周回遅れになった多くの日本企業とは対照的です。   「きめる(Decide)」は「みる」「わかる」の次のプロセスで、どんな行動をするのか判断します。一般的に意思決定とは、複数の選択肢を並べて比較し、最善の答えを見つけ出す分析方法を言いますが、OODAループの「きめる」は可能な限り直観を元に判断します。 「わかる」と感じられた状況では、上記の通り、直観的に決めます(普段からこの決め方が出来るように世界観を広げる努力をします)。しかし「何が起きているのかわからない」という状況であれば、あらためて「みる」をします。 その上で時間があるなら選択肢を洗い出し、比較・分析をしてきめます。時間がなければ時間が許す限り自分の世界観を総動員して理解する努力をし、直観的にきめます。時間がないのに1つずつ選択肢を洗い出して比較・分析することも、時間がないからといって、行動を放棄することは避ける必要があるからです。   「うごく(Act)」は他の3つよりシンプルです。重要なことは最後までやり抜くことです。単に行動するのではなく、成果(失敗も含む)が出るように行動します。 「うごく」時は、すぐに実行するという意思を徹底することが最も重要です。確信が持てない状況でうごくのは誰にとっても不安ですし、思ったような成果が得られないかもしれません。しかし、失敗するにしても早いほうがいいです。   ODDAループの最後は「みなおす(Loop)」です。「うごく」を終えた後、その結果がどうだったか見直します。失敗に終わった場合、もう一度OODAループを回します。 ただ失敗した際は、終わったことをあれこれ考えるのではなく、最初からOODAループを回しなおすことを最優先にします。OODAループを何度も素早く回すことによって「こういうときは、こううごく」という手持ちパターンが増えていき、直観力に磨きがかかっていきます。そして最終的には成果が出てきます。   OODAループをショートカットで使う OODAループの実践のカギは「ショートカット」にあります。どんな状況でも「みる→わかる→きめる→うごく→みなおす」のプロセスを踏むのではなく、そのうちいくつかを省略することが、スピードアップにつながります。 例えばですが、プレゼンの前にはスライドに間違えがないか、PCの調整は大丈夫かなど何度も確認します。しかし、慣れてくると、いつものことだから大丈夫と思い再チェックプロセスを省略します。 この見積もりが外れると困った状況になります。状況の認識(上のプレゼンの例だと、毎回の事だから慣れているという認識)と行動の結果の予測(チェックしなくても問題なくプレゼンが出来るという予測)を正しく見積もれないと、現実(スライド等にミスがあった。チェックが必要だった)とギャップが生じ、不幸な事態を引き起こします。 逆に言えば、「状況の認識」と「行動の結果の予測」を正しく見積もり、正しいショートカットのパターンを選択すれば、失敗せずに速く行動できるということです。必要なプロセスだけ踏んで、あとはスキップします。 どのようなときに、どんなショートカットを使うかというと下図のように整理すると、適用すべきパターンが見えてきます。 領域A(状況をよく知っていて、行動の結果を予測できる)は「わかる→うごく(みる、きめるを省略)」のパターンを使う 例:決まり切った作業など 領域B(未知の状況だが、行動の結果は予測できる)は「みる→わかる→みる」のように「みる」を2回行い、世界観を更新する 例:受験勉強、ダイエット 領域C(状況は理解しているが、行動の結果は予測できない)は「わかる→きめる→うごく」で仮説検証し、どんどん「わかるようにする」 例:リーンスタートアップ 領域D(未知で結果も予想できない)は通常のOODAループを回す。 領域Aは何度も同じ経験をするなどして、その状況よく知っていて、行動の結果も予測できるパターンです。例えば老舗テーラーや高級レストランでは、目利きの店員が訪れた客を値踏みします。彼らは数秒の間に客が身に着けているものや髪、表情などを見てみてジャッジし、行動します。 これは「みる」のようにじっくり観察するのではなく、長い間大勢と接した経験から、観察しなくてもわかって、うごけるようになったと考えられます。   領域Bでは未知の状況ではあるけど、結果が予測できるパターンです。例えば受験勉強やダイエットです。 このパターンではまずその事象を「みる(観察する)」ことが始まりです。ダイエットであれば体重や体脂肪を確認して、自分の体形がどんな状態かを知るというのが1つ目の「みる」です。 次に「わかる」をします。ダイエットの場合はいつまでにどんな姿になりたいのかの目標設定をし、同時にダイエット方法やジムの情報収集など目標達成のためにやるべきことを理解します。 そしてもう一度「みる」をします。これは「わかる」で理解したことが現実に合致しているかの観察です。こうすることで、自分の世界観は更新され、より広く、深いものになっていきます。こうすることで領域Bから領域Aにシフトできます。 領域Cのように理解はできても結果は予測できない場合は「わかる→きめる→うごく」です。 状況を整理して受け止めることが出来ても、結果が予測できない。だから、とりあえず「きめて」「うごく」のです。 シリコンバレーを中心に、起業や製品、サービス開発の手法として広く活用されているリーンスタートアップ(コストをかけずに最低限の試作品を短期間でつくり、顧客の反応を取得して、顧客がより満足できる製品・サービスを開発していく方法)は他社より抜きん出て敏感にマーケットを取る手法ですが、ここでも領域Cのパターンを使っています。   領域Dの未知で結果も予測できない場合はフルセットのOODAループを使用します。 領域Dは完全に想定外の状況の為、多くの情報を収集、分析して、全体の状況を把握し、行動に移します。   世界観をつくるフレームワーク OODAループの中で、要になるのは「わかる」です。「わかる」をショートカットしないパターンはありません。 しかし、全ての現象が「わかる」わけではありません。そこで世界観が必要になります。 世界観はVSAM(ビジョン:Vision 戦略:Strategy 行動指針:Activities Directions メンタルモデル:Mental Model)で形作られます。 世界観とは世界を今、あるいはその先をどう観るかということで、わかるとは世界観をつくること、世界観は、目的であるビジョン、それを実現するための戦略、行動指針、それらを潜在的に観ているかを示唆するメンタルモデルによって構成されています。   さらに加速する為に必要なこと 速く、最適な行動を取る為には世界観を磨き続ける必要があります。 その方法の一つ目が様々な経験をして教養を身につけることです。 VSAMのうちのVSAを意識しつつ、それとは直接は関係ないこと、異分野にまで視野を広げ、教養を身につけると良いでしょう。 メンタルモデルを捉える為に、第三者にフィードバックをしてもらうことも大切です。自分のメンタルモデルを箇条書きにして信頼できる人に見せて意見をもらうと、意外な自分の一面に気がつけます。 常識を疑い、真実を意識することも大事です。物事が起きている現場に足を運び、自分の目で事実を確かめるのも良いことです。自分の目で確認することで、自身の思い込みを払拭できます。 また、OODAループを使い、世界観を最新のものに更新し続けることも大切です。   相手のOODAループに入る 私達の毎日は一人では完結しませんが、共に過ごす仕事仲間や家族、友人には自分のものとは違うそれぞれ世界観があります。そして彼らが自覚しているかはともかく、「みる→わかる→きめる→うごく」のOODAループに近い思考を持っています。 なので相手の自分に対する世界観(私をどう捉えているか)に働きかけて変えることが出来れば、自分に対する相手の理解や判断を変えられます。 これは営業先の関心を引いたり、面接で良い印象を与えようとすることも同じです。相手の言動、反応を観察して、それに基づいて目標を達成するためにOODAループを回していくといいでしょう。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || ).push({}); 個人的な感想 個人的な感想としてはスピードを求める仕事をしている方には非常に参考になる本だと感じました。 重要な部分(例えば世界観)については他の部分よりも多く説明されているので、どこが重要なのか、またその重要な部分をどうやって考えればいいのかわかりやすいかと思います。 また図が多いということも理解を深めるうえで非常に助かりました。 この本に書いてあることで特に重要なのは、OODAループの概要はもちろんですが、異分野にまで視野を広げ、教養を身につけ、世界観を広げるという点だと思います。 これはジャンルは違いますが同じビジネス本の「ロケット科学者の思考法」「「一緒に働きたい」と思われる 心くばりの魔法 〜ディズニーの元人材トレーナー50の教え〜」にも同様のことが書いてあります。 なので、この著者独自の意見やOODAループにだけ関係することではなく、多くの成功者がやっていることなのでと思います(これらの本について下記の記事をご参照ください)。 【書評】偉人達から成功する方法が学べる「ロケット科学者の思考法」の要約・感想、実体験【書評】「一緒に働きたい」と思われる 心くばりの魔法...

【書評】PDCAより素早く柔軟に判断・行動ができる!「OODAループ思考[入門]」の要約・感想

皆様こんにちは。リラ吉です。 皆様はOODA(ウーダ)ループというものをご存じでしょうか。 OODAループは現在、意思決定を早めるのではなく、現場レベルで臨機応変に行動できるため、非常に注目されている方法です。 また、よく比較されるPDCAよりもスピード感がある為、「PDCAは時代遅れ」なんて言う方もいるほどです。 個人的にはPDCAが時代遅れとは正直思いません(理由は「PDCAとの使い分け方」を参照)。しかしOODAのほうがスピードがあるのは確かであり、もし下記のように悩んでいるのであればOODAループは一つの解決策になるかと思います。 PDCAを実践しているがスピード感がない世界的に有名な企業が実践している考え方を試したいけど、その方法がわからない 今回の記事では、これらの悩みを解決する方法、OODAループについて書かれた入江 仁之さんの本、「OODAループ思考」をご紹介します。 内容の要約 OODAとは OODA(Observe Orient Decide Act)ループはアメリカの空軍のジョン・ボイド大佐が提唱した理論です。当初は、戦闘機パイロットとしての経験に基づいた、戦闘に勝つための理論でした。 その後、ビジネス、政治、スポーツなどでも活用され、「どんな状況下でも的確な判断・実行により確実に目的を達成できる理論」として欧米で認められるようになりました。 現在はシリコンバレーを中心にビジネスエリートが好んで使う思考法になっています。 その特徴はとにかくスピードが速く、なおかつ柔軟性があるということです。 現代において、速さというものは非常に重要な要素になっています。そもそもなぜ速く動かないといけないかというと、下記のような理由があるからです。 速く動かなければ選択肢がどんどん失われてしまう速く動かなければ主導権が取れない速く動いた方がチャンスが増える OODAループが速い理由は「フレームワークでやることが明確」「直観(注:直感ではない)で行動するから不要なプロセスが端折れる」「気づけるからピンチやチャンスを見逃さない」「意味づけるから行動する理由を探す必要がない」「効果起点だから役に立たないことをしない」「主体的だから自分の最善策になる」だからです。 OODAループの概要 ODDAループは次の図のような、みる(書籍によっては観察と書かれている)という意味のObserve、わかる(情勢への適応、状況判断)のOrient、きめる(意思決定)のDecide、うごく(実行)のActの4つの行動、そしてそれを繰り返すLoopから成り立ちます。下図の矢印の通り、これらの工程はショートカット(省略)することも可能です(ショートカットのしかたは後程解説します) 「みる(Observe)」には目に入ってくるものを「見る」と意識して周りや相手の心を「観る」の2つの意味があります。 OODAループの「みる」は周囲の人の仕草や表情、言動、目の前で起きていること(場合によっては相手の話や声のトーン)を意識して観る(=観察する)ことに重きが置かれています。 人間は特に関心のないものだったり、何かに心をとらわれている時は目の前にある現象を知覚できません。しかし、それを知った上で意識して「みる」だけで、見るものは大きく変わってきます。 また、冷静に見ることも大切です。冷静でなかったり、自分にとって不都合な現実から目を背けたい願望があったり、思い込みが強いと現象を知覚できません。冷静に現実を見つめることで様々なことが見えてきます。   「わかる(Orient)」は「みる」で観察したものを自分なりに理解し、納得することです。OODAループでは最も重要なプロセスになります。私達は何かを見た(観た)とき、自分が持っている世界観に照らし合わせて理解することで納得できます。 世界観とは「○○とはこういうものだ」という認識、見方のことを言います。しかし、私達は一人ひとり異なる世界観持っているので、同じ現象でもどう理解するか異なります。そういう意味ではOODAループは「判断する対象」にだけ注目する客観的思考法ではなく、「対象とその背景に対する認識(世界観)」をセットで理解する主体的思考法になります。 また、「わかる」では見た(観た)ものを瞬時に「自分なりに理解して納得する」ことが第一であり、場合によっては正しく把握する必要はありません。理解が間違っていることはありますが、わからないから動かないよりは、よほどましです。 まずは動いてみて(試してみて)、間違っていたら素早く修正するという仕組みがOODAループにはあるので、間違っていても問題ないのです。 この仕組みがシリコンバレーで起業家たちOODAループを活用している理由です。GoogleもFacebookもOODAループのような、とりあえずの「わかる」を実行し、実践を通じて検証することで、現在を地位を確立しました。正しく「わかる」ことに固執し、リサーチと作りこみに時間をかけているうちに周回遅れになった多くの日本企業とは対照的です。   「きめる(Decide)」は「みる」「わかる」の次のプロセスで、どんな行動をするのか判断します。一般的に意思決定とは、複数の選択肢を並べて比較し、最善の答えを見つけ出す分析方法を言いますが、OODAループの「きめる」は可能な限り直観を元に判断します。 「わかる」と感じられた状況では、上記の通り、直観的に決めます(普段からこの決め方が出来るように世界観を広げる努力をします)。しかし「何が起きているのかわからない」という状況であれば、あらためて「みる」をします。 その上で時間があるなら選択肢を洗い出し、比較・分析をしてきめます。時間がなければ時間が許す限り自分の世界観を総動員して理解する努力をし、直観的にきめます。時間がないのに1つずつ選択肢を洗い出して比較・分析することも、時間がないからといって、行動を放棄することは避ける必要があるからです。   「うごく(Act)」は他の3つよりシンプルです。重要なことは最後までやり抜くことです。単に行動するのではなく、成果(失敗も含む)が出るように行動します。 「うごく」時は、すぐに実行するという意思を徹底することが最も重要です。確信が持てない状況でうごくのは誰にとっても不安ですし、思ったような成果が得られないかもしれません。しかし、失敗するにしても早いほうがいいです。   ODDAループの最後は「みなおす(Loop)」です。「うごく」を終えた後、その結果がどうだったか見直します。失敗に終わった場合、もう一度OODAループを回します。 ただ失敗した際は、終わったことをあれこれ考えるのではなく、最初からOODAループを回しなおすことを最優先にします。OODAループを何度も素早く回すことによって「こういうときは、こううごく」という手持ちパターンが増えていき、直観力に磨きがかかっていきます。そして最終的には成果が出てきます。   OODAループをショートカットで使う OODAループの実践のカギは「ショートカット」にあります。どんな状況でも「みる→わかる→きめる→うごく→みなおす」のプロセスを踏むのではなく、そのうちいくつかを省略することが、スピードアップにつながります。 例えばですが、プレゼンの前にはスライドに間違えがないか、PCの調整は大丈夫かなど何度も確認します。しかし、慣れてくると、いつものことだから大丈夫と思い再チェックプロセスを省略します。 この見積もりが外れると困った状況になります。状況の認識(上のプレゼンの例だと、毎回の事だから慣れているという認識)と行動の結果の予測(チェックしなくても問題なくプレゼンが出来るという予測)を正しく見積もれないと、現実(スライド等にミスがあった。チェックが必要だった)とギャップが生じ、不幸な事態を引き起こします。 逆に言えば、「状況の認識」と「行動の結果の予測」を正しく見積もり、正しいショートカットのパターンを選択すれば、失敗せずに速く行動できるということです。必要なプロセスだけ踏んで、あとはスキップします。 どのようなときに、どんなショートカットを使うかというと下図のように整理すると、適用すべきパターンが見えてきます。 領域A(状況をよく知っていて、行動の結果を予測できる)は「わかる→うごく(みる、きめるを省略)」のパターンを使う 例:決まり切った作業など 領域B(未知の状況だが、行動の結果は予測できる)は「みる→わかる→みる」のように「みる」を2回行い、世界観を更新する 例:受験勉強、ダイエット 領域C(状況は理解しているが、行動の結果は予測できない)は「わかる→きめる→うごく」で仮説検証し、どんどん「わかるようにする」 例:リーンスタートアップ 領域D(未知で結果も予想できない)は通常のOODAループを回す。 領域Aは何度も同じ経験をするなどして、その状況よく知っていて、行動の結果も予測できるパターンです。例えば老舗テーラーや高級レストランでは、目利きの店員が訪れた客を値踏みします。彼らは数秒の間に客が身に着けているものや髪、表情などを見てみてジャッジし、行動します。 これは「みる」のようにじっくり観察するのではなく、長い間大勢と接した経験から、観察しなくてもわかって、うごけるようになったと考えられます。   領域Bでは未知の状況ではあるけど、結果が予測できるパターンです。例えば受験勉強やダイエットです。 このパターンではまずその事象を「みる(観察する)」ことが始まりです。ダイエットであれば体重や体脂肪を確認して、自分の体形がどんな状態かを知るというのが1つ目の「みる」です。 次に「わかる」をします。ダイエットの場合はいつまでにどんな姿になりたいのかの目標設定をし、同時にダイエット方法やジムの情報収集など目標達成のためにやるべきことを理解します。 そしてもう一度「みる」をします。これは「わかる」で理解したことが現実に合致しているかの観察です。こうすることで、自分の世界観は更新され、より広く、深いものになっていきます。こうすることで領域Bから領域Aにシフトできます。 領域Cのように理解はできても結果は予測できない場合は「わかる→きめる→うごく」です。 状況を整理して受け止めることが出来ても、結果が予測できない。だから、とりあえず「きめて」「うごく」のです。 シリコンバレーを中心に、起業や製品、サービス開発の手法として広く活用されているリーンスタートアップ(コストをかけずに最低限の試作品を短期間でつくり、顧客の反応を取得して、顧客がより満足できる製品・サービスを開発していく方法)は他社より抜きん出て敏感にマーケットを取る手法ですが、ここでも領域Cのパターンを使っています。   領域Dの未知で結果も予測できない場合はフルセットのOODAループを使用します。 領域Dは完全に想定外の状況の為、多くの情報を収集、分析して、全体の状況を把握し、行動に移します。   世界観をつくるフレームワーク OODAループの中で、要になるのは「わかる」です。「わかる」をショートカットしないパターンはありません。 しかし、全ての現象が「わかる」わけではありません。そこで世界観が必要になります。 世界観はVSAM(ビジョン:Vision 戦略:Strategy 行動指針:Activities Directions メンタルモデル:Mental Model)で形作られます。 世界観とは世界を今、あるいはその先をどう観るかということで、わかるとは世界観をつくること、世界観は、目的であるビジョン、それを実現するための戦略、行動指針、それらを潜在的に観ているかを示唆するメンタルモデルによって構成されています。   さらに加速する為に必要なこと 速く、最適な行動を取る為には世界観を磨き続ける必要があります。 その方法の一つ目が様々な経験をして教養を身につけることです。 VSAMのうちのVSAを意識しつつ、それとは直接は関係ないこと、異分野にまで視野を広げ、教養を身につけると良いでしょう。 メンタルモデルを捉える為に、第三者にフィードバックをしてもらうことも大切です。自分のメンタルモデルを箇条書きにして信頼できる人に見せて意見をもらうと、意外な自分の一面に気がつけます。 常識を疑い、真実を意識することも大事です。物事が起きている現場に足を運び、自分の目で事実を確かめるのも良いことです。自分の目で確認することで、自身の思い込みを払拭できます。 また、OODAループを使い、世界観を最新のものに更新し続けることも大切です。   相手のOODAループに入る 私達の毎日は一人では完結しませんが、共に過ごす仕事仲間や家族、友人には自分のものとは違うそれぞれ世界観があります。そして彼らが自覚しているかはともかく、「みる→わかる→きめる→うごく」のOODAループに近い思考を持っています。 なので相手の自分に対する世界観(私をどう捉えているか)に働きかけて変えることが出来れば、自分に対する相手の理解や判断を変えられます。 これは営業先の関心を引いたり、面接で良い印象を与えようとすることも同じです。相手の言動、反応を観察して、それに基づいて目標を達成するためにOODAループを回していくといいでしょう。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || ).push({}); 個人的な感想 個人的な感想としてはスピードを求める仕事をしている方には非常に参考になる本だと感じました。 重要な部分(例えば世界観)については他の部分よりも多く説明されているので、どこが重要なのか、またその重要な部分をどうやって考えればいいのかわかりやすいかと思います。 また図が多いということも理解を深めるうえで非常に助かりました。 この本に書いてあることで特に重要なのは、OODAループの概要はもちろんですが、異分野にまで視野を広げ、教養を身につけ、世界観を広げるという点だと思います。 これはジャンルは違いますが同じビジネス本の「ロケット科学者の思考法」「「一緒に働きたい」と思われる 心くばりの魔法 〜ディズニーの元人材トレーナー50の教え〜」にも同様のことが書いてあります。 なので、この著者独自の意見やOODAループにだけ関係することではなく、多くの成功者がやっていることなのでと思います(これらの本について下記の記事をご参照ください)。 【書評】偉人達から成功する方法が学べる「ロケット科学者の思考法」の要約・感想、実体験【書評】「一緒に働きたい」と思われる 心くばりの魔法...

【書評】偉人達から成功する方法が学べる「ロケット科学者の思考法」の要約・感想、実体験

皆様こんにちは。リラ吉です。 1962年、ジョン・F・ケネディが「10年以内に月に人間を着陸させ、無事に地球に帰還させる」と宣言しました。 しかしながら、当時NASAは月面に着陸船を支えるだけの硬さがあるかどうかもわからなかったですし、そもそも月面に行くためのロケットに使う金属ですら作れていませんでした。 また、月の周回軌道に入るには正確性が求められます。それは8.5メートル先の桃を目がけてダーツを投げ、実に触れることなくうぶ毛を剥がすほどの正確さです。 地球に帰還する際は、寸分の狂いのない角度で大気圏に突入する必要があります。それはコインに刻まれた180の溝から特定の溝を見つけるくらいの精密さが必要になります。 月に人間を着陸させ、無事に地球に帰還させるという不可能ともいえるミッションはジョン・F・ケネディの宣言の7年後に達成されます。 この偉大な飛躍はロケット科学者が用いた思考プロセスによって成し遂げられました。そして、その思考は現在においても多くの人が使い、成功しています。 その思考法について書かれた本が「ロケット科学者の思考法」です。この本は下記のような悩みを持つ方々にオススメできます。 仕事をしていても良いアイディアが浮かばず、悩んでいる改善が出来ないなかなか成長できない、あるいはもっと成長したいと感じているチームの成績が悪く、悩んでいる これらはかなり多くの方が当てはまると思います。なので社会人、学生問わず、万人におすすめできる本になっています。 今回の記事では、多くの成功者が用いており、上記のような悩みを解決する思考法が書かれた「ロケット科学者の思考法」をご紹介していきます。 内容の要約 不確実性を怖れない 当時、人間を月という未知なる場所へ送るということに確実な方法はありませんでした(=不確実なものだった)。そして現在も不確実なもの・未知のものは身の回りにあふれています。 不確実なもの・未知のものを私たち人間は怖れ、不確実な場所の中に確実なものを求めます。しかし、確実性を求めると、人間は今いる場所に留まり、下記の例ような表面的に安全な方法、おなじみの方法を取ってしまいます。 悪い状況なのに販売担当が相も変わらず決まった方法を繰り返し、それでいて違う結果を期待する起業したいと思いながら、将来性のない仕事を辞めない 決まった方法を繰り返すのは、安全でおなじみの方法ですし、仕事を辞めないというのは、給料という確実性(安定性)を求めるという、安全な今いる場所に留まるという人間の習性からです。 しかし成功するには確かなものを求める(=今の場所に留まり、安全、あるいはおなじみの方法を取る)のをやめて、未知に心を躍らせ必要が必要があります。 数学者のアンドリュー・ワイズは長年証明されていなかった(=未知であった)フェルマーの最終定理(3以上の自然数nについて、xn + yn = zn となる自然数の組は存在しない)に10歳の時に出会い、心を躍らせ、長い年月をかけて証明しました。そして証明までのプロセスを次のように灯りのついていない家の中を歩くことになぞらえました。 彼によれば、最初の部屋では手を伸ばし、何かに指で触れ、ぶつかったりします。幾度となく方向感覚を失い、混乱に陥りながらもライトのスイッチを見つけます。そしたら隣の部屋に行き、そのプロセスを繰り返すとのことです。 また、成功するためには無知であること(不確かであり、自分が知らないということ)を認めること大切です。「わかりません」という言葉を発する時、慢心がしぼみ、心が開かれ、まわりの声に耳を傾けるようになります。 ただ「わからない」「不透明である」ことは恐怖の対象です。そんなときは「怖いものに名前を付ける、そして可能であれば、それが引き起こす最悪のシナリオと最高のシナリオを紙に書く」と良いとのことです。書きだすことで、自分が何を知っていて何を知らないかが明らかになるからです。   第一原理から判断する 「これがいつものやり方だから」が生む思考停止も危険です。時として、決まったやり方が出口を隠し、抜け出すのが難しくなることがあります。 プロセスとは過去に生じた問題に対処するための過程で生まれたもので、本質的に後ろを振り返ることです。時間がたてば時代遅れの手順のせいで目詰まりを起こします。 Amazonのジェフ・ベゾスは「若手が結果の悪さを『プロセス通りやったんですが』と正当化することがよくある。用心しないとプロセスが問題になりかねない」と忠告しています。「私達がプロセスを管理しているのか。プロセスが私達を管理しているのか」と問いかける習慣を身に着け、必要があれば知識を手放して最初からやり直す必要があるということです。 また「みんながやっている」も時によっては危険な考え方です。他の誰かが極めた何かを学ぶことには大きな価値があります。そもそも学びの一歩目は真似をすることだからです。 しかし学びとやみくもな真似(猿真似)には違いがあります。 投資家のウォーレン・バフェットも「最も危険な言葉は『ほかのだれかもやっている』だ」と語っています。皆がやっている競争の真っただ中に入っていくということは「自分より前にいた人たちを相手にした賢さコンテストに巻き込まれる」ということだからです。 第一原理とは複雑な問題に関して、絶対に確実だと最も根本となる不変の基本法則・原則の事です。第一原理思考は自分の基本の要素(最も根本となる基本法則・原則)が残るまでその問題を分解、あるいは捨てることを言います。最終的に残ったものが不変の基本原則で、それ以外は変更の余地がある物事です。 イーロン・マスクはロケットを購入しようとし、アメリカ、ロシアの両方で法外な価格を提示されました。 ロシアからの帰国の途中。ロケットを買うのではなく、作るのはどうかと考えました。彼はロケットを最も小さい原材料まで分解し(=第一原理を考え)、その市場価値がどのくらいなのか調べていきました。 市場価値を調べた結果、材料費はロケットの価格の2%ほどしかなく、価格が大きくなる原因か外部委託であるということがわかりました。 そこでコストも品質も生産ペースを効率的に管理できる自社製造にすることにしました。さらに従来のロケットが再利用不可能だったのに対し、一部を再利用可能にしました。 第一原理思考の目的はイーロン・マスクのように基本要素を考え、身につけて、新しいものを作ることですが、それだけではなく、自分自身を分解、あるいは捨てて自分の中の原材料(=第一原理)を見つけ、新しい自分を作ることも出来ます。 自分の過去の実績を捨て、第一原理思考を自分自身に当てはめた人物としてスティーブ・ジョブズが挙げられます。 1985年、Appleから追い出されたジョブズは第一原理に立ち戻らざるを得なくなりました。成功者としての重圧が消え(捨て)、もう一度初心者になり、人生で最高に創造的な時期に入ることができたと語っています。 物事の問題、自分自身の問題の最も素晴らしい解決策とは、最小限の要素を使って最大限の問題を解くものとのことです。   思考実験で解決する アインシュタインが数々の偉業を成し遂げたのは空想にふけり、その中でひとつひとつの発明が実際にどう機能するのかをイメージするという思考実験の成果だと彼は述べています。 発明家のニコラ・テスラも頭の中で、芸術家のレオナルド・ダヴィンチはノートを使って思考実験をしていました。 彼らは所謂天才ですが、思考実験は天才だけのものでありません。自覚はないかもしれませんが、誰もが実験者で突然のひらめきを意識の下に隠しており、一見無用に思える好奇心からくる研究や思考実験がそうしたひらめきを明らかにするのに必要です。 しかしながら多く人は大人になるにつれ、好奇心は失われていきます。好奇心は子供がそうであるように遊び欲からくるものが多いですが、大人になると知識欲は美徳、遊び欲は悪とみなすようになってしまいます。 ただ知識と遊びは互いに補い合うべきであり、知識があり、そこに子供のような好奇心があれば、独自性を高めることが出来ます。 子供のような好奇心を取り戻す方法として、自由時間に7歳のころの自分をイメージするようにするといいとのことです。これを行った人はクリエイティブ思考をはかるテストの成績が向上したという研究結果もでています。   ムーンショット思考 月は私達の祖先が初めて空を見上げた時から、地球の向こう側を知りたいという原始的な本能に訴えてきました。しかしそれは人類には到底手の届かないムーンショットでした。 ムーンショット思考とは達成が難しそうな壮大な目標を掲げ、それを実現するために既存の価値観を打ち破る、独創的な方法で課題に取り組もうという考え方です。 もちろんムーンショットの中にはあまりに非現実的なものも存在します。何も全てのムーンショットを実行に移す必要はありません。 自分の将来を一つのムーンショットに賭けないかぎり、アイデアのポートフォリオのバランスが取れていれば、大半のアイディアが夢物語に終わっても、十二分に埋め合わせをすることができます。 ムーンショットを阻む大きな障害物はあなたの頭の中にあり、ムーンショットより小さい夢の方が賢いと信じるように刷り込まれています。 アイデアを出したらそれらを評価し、絞り込む必要があります。会議に出ると「アイデアを掘り下げてみよう」と言いながら、アイデアをこき下ろすのに忙しかったりします。「それは前にも試した」「幹部が許可しないだろう」と言ってアイデアの創出は始まりもしないうちに終わります。その結果、昨日と同じことをただ繰り返す羽目になるわけです。   質問を変える 問題を解決しようとする際、私達は本能的に答えを見つけたいと思います。 ただ問題に馴染みがあり、自分が正しい答えを知っていると思っていると、私達は他の答えを探すのをやめてしまいます。 社会人の世界では問題が整った状態で渡されることは滅多にありません。私達はそれを自分で見つけ、定義、再定義しなければなりません。 しかしいざ問題を見つけたら、もっと解決すべき他の問題があるかを考えずに、解答しようとしてしまいます。口では正しい問題を見極めるのが重要だと言っていながらです。 創造性に富む人々はしばらくの時間をかけて様々なアングルから問題を眺め、解決の段階に入っても問題の定義に変化を加える準備をしています。   方向転換をする 事実というのは頑固なものですが、私たちの頭はそれよりもさらに頑固です。賢明な人でさえ事実を目の当たりにしても、必ずしも疑念が解消されるわけではありません。頭は時として事実を受け入れられないのです。 私達は自分が信じていることを否定する証拠・事実を過小評価し。正当性を確認できる証拠・事実を過大評価する傾向にあります。 自分の理論の正当性を確認できるのは、自分が正しいと証明されるので気分がいいですが、対照的に、対立する意見を聞くのはイライラするし、不快な気分になります。皆さんも経験はあるかと思います。 ただ大切なのはリンカーンが「あの男は嫌いだ、彼のことをよく知らなければなるまい」といったように、自分の考えの正当性を証明することから誤りを証明することに方向転換することです。誤りに焦点を当てれば、対立する意見や主張に耳を傾け、もっと優れた考えを思いつく余裕が生まれてきます。   本番のようにテストし、テストしたように本番をする ロケット科学者の基本原則の中に「飛ぶようにテストし、テストしたように飛ばせ」というものがあります。 意思決定の多くはただの一度も試されることなく新製品を投入したり新たなアプローチを取り入れたりしています。しかし、それが失敗したときのコストに気が付いてきないことが多いです。 テストは今後のために不確実なものを明らかにする目的でも行わなければなりません。 正しいテストの目的は順調にいきそうなことを明らかにするのではなく、失敗する可能性のあるあらゆることを突き止めて、限界点見つけることです。 ロケット科学者も宇宙船を破壊しようとします。全ての欠陥を暴き出す為に、ネジ1本にいたるまで、宇宙で待ち受けている環境あるいはそれに近い環境に晒す必要があります。 また、テストの際に宇宙飛行士を追い込んで間違った行動をわざと起こさせます。それを教訓に宇宙で正しい行動を取れるようにする為です。 実際に体験するのと同じ状況に身を置くこと、そして時としてわざと失敗する事で正しい判断へ近づけるというわけです。   失敗を成功に変える 失敗はハッキリ言って嫌なものです。仕事で失敗したり、大学で単位を落とせば嫌な気分ですし、参加賞ももらえません。その上、成功した時の高揚感は一瞬なのに、失敗した時の痛みや無力感は長いこと続きます。 しかし、失敗からは多くのことを得られます。失敗し、学習し、調整と改善を重ねていくことが大切です。 失敗とはデータです。きちんと対処すれば失敗は最高の教師になります。エジソンも何も発見できなかった際、「このやり方で上手くいかないことがわかった。今度は別の方法で試してみよう」と語っています。 小さな失敗は予防接種のようなものです。小さな失敗(予防接種でいう弱毒された抗原の投与)をし、失敗を理解し、そこから学び、対処法を身に着けることで大きな失敗(大きな病気)を未然に防ぐ、あるいはダメージを少なくすることが出来ます。 また、たった一度の失敗と取り返しのつかない敗北と混同してはいけません。ひとつの失敗を終わりではなく始まりにすることができます。失敗は障害ではなく、進歩への入口なのです。 罰を受けない環境も必要です。優秀な成績のチームは「失敗しても罰を受けないチーム」「ミスを報告できるチーム」で、成績の悪いチームは「失敗すると侮辱される、怒鳴られるチーム」が多いという研究結果も出ています。 小さなミスはどんなに優秀なチームでも日々起こってしまいます。失敗を侮辱するようなチームでは、小さなミスは報告しなくなります。小さなミスを報告せず、沈黙を守り続けることがもたらす長期的に結果は最悪なものになってしまいます。失敗しても罰を受けない、失敗を報告できる環境は成長し、成績を上げるには必要な環境なのです。   成功は失敗のもと スペースシャトルコロンビア号が空中分解し、7人の宇宙飛行士全員が死亡した原因は発泡断熱材がはがれて左翼に衝突し、耐熱パネルに穴が開いてしまったからでした。 しかし、コロンビア号の惨事の前も、断熱材は毎回剥がれ落ちており、それでも打ち上げは成功していたため、NASA内ではこのままでいいという信念が強くなってしまっていました。 偶然勝ちが続いていても次は勝てるとは限らないのです。ビルゲイツが言ったように成功は「ひどい教師」であり、成功は自分は失敗するはずないと勘違いさせるのです。 いくつかのミスをしても、結果として成功することは実際にはあります。しかし、こういうミスは成功の影に隠れてしまいます。 私達は成功したが、ミスもしたし、無駄なリスクもとった、と反省しなければ、その先には惨事が待っています。 成功しても失敗しても事後分析をすべきであり、成功していたとしても、上手くいかなかったこと、どんな運やチャンスや有利な条件に恵まれたか、そこから何を学べる考えなければいけません。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || ).push({}); 個人的な感想 個人的な感想としては、内容は難しすぎず、簡単すぎずの内容ですが、例が多く非常に理解しやすかったです。 少し意外だったのが、最初に月面に行くためのロケットの話をしたので「月に行くまでの課題や乗り越えた方法」が書かれているのかと思いましたが、アインシュタインなどの偉人やジェフ・ベゾスやイーロン・マスクなど、近年有名になった方の話が多かったことです。 近年の話のほうが身近であり、理解しやすかったので、特に気になりませんでしたが、人によっては「月面に行った時の話をもっと書いてほしい」と思う方がいてもおかしくないかなとも思いました。 内容に関してはどの章に書かれていることも仕事、勉強をしていく上で使える内容だったので得られるものは多かったです。 値段は1800円+税でしたが、ページ数も約400ページとそれなりの長さであり、内容が良かったこともあり、確実に値段以上の価値があるなとも感じました。 欠点を挙げるなら「図がないこと」です。図は文字よりも理解しやすく、また記憶にも残るので、あればよかったなと思いました。   私のロケット科学者の思考法の実践 「思考実験をする」が手を付けやすい この本に出てくる例は成功を収めた、世界的に有名な人の話でしたが、私達も当然ロケット科学者の思考法を使うことが出来ます。 しかし、この本に出てくる思考法は多くあり、すべてを一度に実践するのは難しいです。なので、1つずつ試していくのが良いと思います。 最初に実践する思考法として、私が手を付けやすいと感じているのは「思考実験をする」です。 理由は思考実験の一歩目が「好奇心を持つ」と言うことだからです。これは他の章に書かれているよりも一歩目を踏み出しやすいと感じました。 好奇心を持つ方法は人によって違いますが、私の場合は週に一つは自分がやったことのない、新しい事をするようにしています。 新しい事をやると意外と面白く、好奇心を持てるようになります。まだ、上司や先輩に提案できるほど良いアイディアは浮んではいませんが、「これはもしかしたら仕事で使えるかもしれない」というレベルの考えは確実に増えました。   各思考を組わせていく 私の経験上、この本の章に書かれていることを組み合わせることもでき、そして組み合わせた結果、良い方向へ進むことが出来ます。 今になって思えば無意識にロケット科学者の思考をしていた結果なのですが、私はアメリカの大学院に進学・卒業しました。ただ、多くの人に「危ない」「(学力的に)やめたほうがいい」とも言われてきました。この本の言い回しに当てはめるなら、私にとってこれは小さなムーンショットでした。 なぜそのムーンショットを実現できたかということを今になって掘り下げてみると「不確実性を恐れない」「思考実験」「ムーンショット思考」「失敗を成功に変える」の組み合わせの結果でした。もちろん上記の通り、無意識にやっていたわけですが。 その過程を思い返すと、まず私は小6の頃、好きな人がいました。その子はバンドマンのお兄さんの影響を受けており、よくThe Beatlesの話をしてくれたのを覚えています。好きな子への好奇心から、私は当然The Beatlesを聴きました(さすがに小学生の頃は歌っている意味は分かりませんでしたが)、そしてThe Beatlesがきっかけで他の洋楽や英語に対する好奇心が芽生えました。 中学生で英語を学び、中三になる頃には「海外(イギリスかアメリカ)の学校へ行きたい」と思うようになりました。「不確実を怖れない」に書かれている、海外の学校という小さな未知に心を躍らせていたわけです。 ただ、「海外の学校へ行きたい」と思い始めたのには理由はなく、自然にそういう夢(私にとってはムーンショット)を持つようになっていったのですが、今になって思えば、中学生にとっての全てともいえる学校という世界と好奇心を持ったイギリスやアメリカの音楽(洋楽)、そして英語を無意識下で組み合わせたのだと思います。これも自分の世界観と好奇心の融合さえた一種のアイディアなのだと思います。 そこからはひたすら失敗の繰り返しです。自分の能力と必要な能力を比較する思考実験で失敗し、実際のテストでも失敗しました。 私はお世辞にも勉強ができる子ではありませんでした。ハッキリ言うと人並以下です。しかし、ない頭でもミスをしては復習し、またミスをしては復習しを何度も繰り返し、ようやく自信がついた時には大学生になっていました。 そして最終的にはアメリカの大学院に進学しました。無意識下ではありましたが、「不確実性を恐れない」「思考実験」「ムーンショット思考」「失敗を成功に変える」をやった結果、私の小さなムーンショットは実現されました。 このようにこれらの項目は独立して機能するパターンもあると思いますが、組み合わせることも出来るかと思います。   まとめ 以上がロケット科学者の思考法の要約・感想、個人的な経験になります。 過去の偉人や現在活躍している方々の考え方が学べるため、仕事をしている方にも勉強をしている方にも非常におすすめです。 お値段的にもこの内容であれば確実に安いと感じられるかと思います。 なので、もしご興味がある方は書店等でぜひ手に取っていただけたらと思います。 今回は以上です。それではまた。 リラ吉 ロケット科学者の思考法 価格:1980円(税込、送料無料) (2021/6/12時点)楽天で購入

【美容】女性にも男性にもお勧め!ヘッドスパの効果と体験談

皆様こんにちは。リラ吉です。 皆様はヘッドスパをご存知でしょうか。 全く聞いたことない方、聞いたことはあるけどよく知らない方もいらっしゃるかと思います。 ヘッドスパには様々な効果があり非常にオススメですので、今回は私の体験談も含めてお話します。 ヘッドスパとは まずヘッドスパとは何かというところからですが、ヘッドスパは文字通り頭のスパで、スパニストさんに頭皮を洗浄さてもらったりマッサージしてもらうことをいいます。 ヘッドスパというと髪のケアというイメージがありますが、どちらかといえば頭皮をケアのほうがメインになります。 その方法はオイルを用いるバリ式やインド式はもちろん、超音波型など様々ですが、どの方法もリラックスしながら頭皮、毛根に溜まった老廃物を流し、頭皮や髪の健康を維持ことが目的です。 また頭皮を健康に保つことによって、フェイスアップの効果があると言われており、美容のために活用する方もいらっしゃいます。   ヘッドスパの効果 血行促進 現代人にとって、ストレスというのはなかなか避けて通れないものになっています。 仕事や勉強、人間関係でストレスが溜まっている方は多いかと思いますが、ストレスが溜まると血行が悪くなってしまいます。 頭には多くのツボがあります。頭のマッサージをしつつ、ツボを押してもらうことにより、全身の血行が良くなります。 抜毛・白髪防止、髪質向上 ヘッドスパによって頭皮の汚れや毛穴にたまった皮脂を落とすことで、頭皮の状態(つまり毛根にとっての環境)が良くなります。 また上記の血行促進の効果にもより、髪にしっかり栄養が送り込まれやすくなる為、髪の毛の状態が良くなるのが抜毛や白髪を防止し、髪質を向上させる要因になります。 リラックス効果 ヘッドスパはアロマの香りのなか行われます。使うアロマはお店によっては自分で選べたり、お店が最適なものを選んだりと様々ですが、アロマによるリラックス効果が期待できます。 また、マッサージによるリラックス効果も期待できます。 リフトアップ・アンチエイジング 顔の筋肉を上げることはリフトアップ効果やアンチエイジング効果があると聞いたことがあるかと思います。 凝り固まった頭皮をしっかりほぐしてて上げることで、頭の筋肉を上げることがあできます。 顔の筋肉を引っ張っているのは頭の筋肉です。頭の筋肉を上げることによって顔の筋肉も上がり、リフトアップ、アンチエイジング効果が期待できます。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || ).push({}); 体験してみての感想 私やっていただいたスパはバリ式のヘッドスパ、いわゆるクリームバスというものでした。 いくつかのアロマの中から最大3つまで選び、そのアロマを使ってツボが集中する頭をマッサージをしていくというものでした。 私が選んだ3つはティートゥリー、ラベンダー、クレープフルーツでした。選んだ理由は単純な香りの好みです。 また、頭だけでなく、腕、肩、背中もマッサージしていただきました。 マッサージは予想以上にしっかりと揉みほぐすようなマッサージでした。 イメージでは肩や腰が凝っているときにマッサージしてもらうと「おおおお」声が出そうになりますが、それの頭皮バージョンと思っていただけたらと思います。 凝った頭をほぐしてもらうときは非常に気持ち良かったです。 個人差はあるとは思いますが終わった後は頭、身体がすごく軽くなった印象でした。私は抜毛、白髪防止の効果があるとは思っていましたが、身体に対してここまでここまで効果があるのはビックリしました。 頭のマッサージでここまで軽くなるのは また、髪が少しサラサラになったような気がします。あとは自分では見ることは出来ないのですが、頭皮の色が変わったとのことでした。 個人的にはそろそろ抜毛、白髪防止をしていこうと考えていますし、非常に気持ち良かったのでまた利用したいと思います。 こんな人にオススメ オススメできるのは下記のような悩みをもった方です。 抜毛・白髪を防止したい髪質を向上させたいリフトアップしたいリラックスしたいストレスが溜まっている どれも男女問わず持っている悩みだと思います。そういう意味ではヘッドスパは多くの方におすすめできます。 上記のような悩みをお持ちの方がいらっしゃいましたらヘッドスパに行ってみることを検討してみてはいかがでしょうか。   まとめ 以上がヘッドスパの説明および私の体験談になります。 ヘッドスパは現代人の悩みに対して良い効果きたいできるものになっています。 本記事で解説したような悩みをお持ちの方がいらっしゃいましたら是非行ってみてください。結構楽しいですよ。 今回は以上です。それではまた。 リラ吉

【2021年 5月】ポートフォリオ・運用実績紹介

皆様こんにちは。リラ吉、リラ子です。 5月頭に投稿したポートフォリオの記事から、1ヶ月経過いたしました。 今回は第4回ポートフォリオ公開をさせていただき、前回と比べてどう変化したのか見ていきたいと思います。 リラ吉ポートフォリオ 株・ETF 銘柄株数取得単価現在値評価額損益損益(%)TSLA10$176.75$625.22$6,252.20+$4,484.70+253.73%AMZN1$1,946.57$3,223.07$3,223.07+$1,276.50+65.58%VOO7$285.40$386.13$2,702.91+$705.14+35.30%MSFT10$165.38$249.68$2,496.80+$842.96+50.97%AAPL12$82.18$124.61$1,495.32+$509.21+51.64%SPYD30$28.84$41.64$1,249.20+$383.87+44.36%VYM10$82.25$106.81$1,068.10+$245.57+29.86%HDV9$82.19$98.10$882.90+$143.17+19.35%NEE12$57.16$73.22$878.64+$192.73+28.10%JNJ5$141.12$169.25$846.25+$140.64+19.93%JPM5$97.03$164.24$821.20+$336.06+69.27%ABBV7$87.31$113.20$792.40+$181.20+29.65%MO15$42.11$49.22$738.30+$106.63+16.88%XOM12$43.32$58.37$700.44+$180.57+34.73%PM7$74.98$96.43$675.01+$150.18+28.62%KO10$46.75$55.29$552.90+$85.41+18.27%PG4$121.51$134.85$539.40+$53.35+10.98%DIS3$169.07$178.65$535.95+$28.75+5.67%CRWD2$155.42$222.15$444.30+$133.46+42.94%VZ7$56.16$56.49$395.43+$2.33+0.59%ARCC20$14.06$19.47$389.40+$108.16+38.46%AGG3$114.92$114.55$343.65-$1.11-0.32%PBCT17$13.08$18.91$321.47+$99.0644.54%VT1$102.20$102.91$102.91+$0.71+0.69%合計$28,448.15$10,389.25+57.53%  グラフ var ctx = document.getElementById("myMixChart"); var myMixChart = new Chart(ctx, { ...

【色褪せ・色落ち復活】New Balance(ニューバランス)を綺麗にしてもらいました

皆様こんにちは。リラ吉です、 New Balance(ニューバランス)は非常に人気のある靴メーカーで、特にUSA製やUK製の靴は非常に歩きやすくファンも多いです。 そんなUSA製、UK製のNew Balanceの中でもネイビーのスエードの靴は様々な服装に合わせやすく、人気のカラーとなっています。 しかし、New Balanceのネイビーのスエードの靴は色落ちが激しいという欠点があります。 今回はそんな色落ちした靴を直していただいたというお話をしようかと思います。 New Balanceの色褪せ(色落ち) ネイビーのニューバランスの元々の色は下の写真の色になっています。私の持っているシューズはM1400ですが、他のネイビーのシューズも同じような色です。 しかしながら、このネイビーが時間とともに下の写真のように色褪せ(色落ち)してしまいます。ぱっと見では同じシューズとは思えません。おそらく多くの方はネイビーのシューズではなく。グレーのシューズだと思うでしょう。 色褪せてしまう大きな理由は紫外線のようです。しかしながら、靴を履いて外に出れば紫外線には当たってしまいます。なので色褪せは避けることは出来ませんでした。 避けられなかったとはいえ、このように色褪せしてしまった以上、買い替えるしかないかなと思っていたのですが、思い出のある靴をそうそう手放すことは出来ません。 そこでプロの方に話を聞いたところ、近い色に戻すことは出来るとのことでした。 スエード用の補色材で自分でもできるみたいですが、自分でやって失敗するの嫌ですし、ムラが出てしまいそうでしたので、このシューズをその方に直していただきました。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || ).push({}); 色褪せの修復 今回依頼させていただいたのは「くつみがきのチレミイ」さんです。店主はNew Yorkの靴修理店にて靴磨きを始め、帰国後に日本で靴磨き屋を開いた方です。 くちみがきのチレミイさんに依頼して、一週間くらいして、次の写真のように見事な色になって戻ってきました。 下の依頼前と依頼後の比較画像を見るとかなり異なるのがわかります。靴の中を見られない限り、新品と間違えるくらいレベルです。 また色だけでなく、ソールや紐の汚れもきれいになっているのがわかります。また、写真ではわかりませんが、靴の中も殺菌していただいきました。 上記の通り、自分でも修復はできるようですが、素人ではこれほど綺麗にすることは難しいかと思います。綺麗にしてくださった、くちみがきのチレミイさんに感謝です。   まとめ 今回はNew Balance(ニューバランス)の靴を綺麗にしていただきました。 このような補色は下の商品ようなスエード用の補色材を使用すれば自分でもできます。 しかしながら、私のように腕に自信がない方や時間のない方はプロの方に依頼するのが良いかと思います。 今回私が依頼したお店以外にも補色や靴磨きをしているお店は沢山あるかと思います。 もし皆様が色褪せしてしまった、あるいは汚れてしまった思い入れのある靴をお持ちであれば、一度近くのお店に持って行ってみてください。きっと直してくださるかと思います。 今回は以上です。それではまた。 リラ吉

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【書評】PDCAより素早く柔軟に判断・行動ができる!「OODAループ思考[入門]」の要約・感想

皆様こんにちは。リラ吉です。 皆様はOODA(ウーダ)ループというものをご存じでしょうか。 OODAループは現在、意思決定を早めるのではなく、現場レベルで臨機応変に行動できるため、非常に注目されている方法です。 また、よく比較されるPDCAよりもスピード感がある為、「PDCAは時代遅れ」なんて言う方もいるほどです。 個人的にはPDCAが時代遅れとは正直思いません(理由は「PDCAとの使い分け方」を参照)。しかしOODAのほうがスピードがあるのは確かであり、もし下記のように悩んでいるのであればOODAループは一つの解決策になるかと思います。 PDCAを実践しているがスピード感がない世界的に有名な企業が実践している考え方を試したいけど、その方法がわからない 今回の記事では、これらの悩みを解決する方法、OODAループについて書かれた入江 仁之さんの本、「OODAループ思考」をご紹介します。 内容の要約 OODAとは OODA(Observe Orient Decide Act)ループはアメリカの空軍のジョン・ボイド大佐が提唱した理論です。当初は、戦闘機パイロットとしての経験に基づいた、戦闘に勝つための理論でした。 その後、ビジネス、政治、スポーツなどでも活用され、「どんな状況下でも的確な判断・実行により確実に目的を達成できる理論」として欧米で認められるようになりました。 現在はシリコンバレーを中心にビジネスエリートが好んで使う思考法になっています。 その特徴はとにかくスピードが速く、なおかつ柔軟性があるということです。 現代において、速さというものは非常に重要な要素になっています。そもそもなぜ速く動かないといけないかというと、下記のような理由があるからです。 速く動かなければ選択肢がどんどん失われてしまう速く動かなければ主導権が取れない速く動いた方がチャンスが増える OODAループが速い理由は「フレームワークでやることが明確」「直観(注:直感ではない)で行動するから不要なプロセスが端折れる」「気づけるからピンチやチャンスを見逃さない」「意味づけるから行動する理由を探す必要がない」「効果起点だから役に立たないことをしない」「主体的だから自分の最善策になる」だからです。 OODAループの概要 ODDAループは次の図のような、みる(書籍によっては観察と書かれている)という意味のObserve、わかる(情勢への適応、状況判断)のOrient、きめる(意思決定)のDecide、うごく(実行)のActの4つの行動、そしてそれを繰り返すLoopから成り立ちます。下図の矢印の通り、これらの工程はショートカット(省略)することも可能です(ショートカットのしかたは後程解説します) 「みる(Observe)」には目に入ってくるものを「見る」と意識して周りや相手の心を「観る」の2つの意味があります。 OODAループの「みる」は周囲の人の仕草や表情、言動、目の前で起きていること(場合によっては相手の話や声のトーン)を意識して観る(=観察する)ことに重きが置かれています。 人間は特に関心のないものだったり、何かに心をとらわれている時は目の前にある現象を知覚できません。しかし、それを知った上で意識して「みる」だけで、見るものは大きく変わってきます。 また、冷静に見ることも大切です。冷静でなかったり、自分にとって不都合な現実から目を背けたい願望があったり、思い込みが強いと現象を知覚できません。冷静に現実を見つめることで様々なことが見えてきます。   「わかる(Orient)」は「みる」で観察したものを自分なりに理解し、納得することです。OODAループでは最も重要なプロセスになります。私達は何かを見た(観た)とき、自分が持っている世界観に照らし合わせて理解することで納得できます。 世界観とは「○○とはこういうものだ」という認識、見方のことを言います。しかし、私達は一人ひとり異なる世界観持っているので、同じ現象でもどう理解するか異なります。そういう意味ではOODAループは「判断する対象」にだけ注目する客観的思考法ではなく、「対象とその背景に対する認識(世界観)」をセットで理解する主体的思考法になります。 また、「わかる」では見た(観た)ものを瞬時に「自分なりに理解して納得する」ことが第一であり、場合によっては正しく把握する必要はありません。理解が間違っていることはありますが、わからないから動かないよりは、よほどましです。 まずは動いてみて(試してみて)、間違っていたら素早く修正するという仕組みがOODAループにはあるので、間違っていても問題ないのです。 この仕組みがシリコンバレーで起業家たちOODAループを活用している理由です。GoogleもFacebookもOODAループのような、とりあえずの「わかる」を実行し、実践を通じて検証することで、現在を地位を確立しました。正しく「わかる」ことに固執し、リサーチと作りこみに時間をかけているうちに周回遅れになった多くの日本企業とは対照的です。   「きめる(Decide)」は「みる」「わかる」の次のプロセスで、どんな行動をするのか判断します。一般的に意思決定とは、複数の選択肢を並べて比較し、最善の答えを見つけ出す分析方法を言いますが、OODAループの「きめる」は可能な限り直観を元に判断します。 「わかる」と感じられた状況では、上記の通り、直観的に決めます(普段からこの決め方が出来るように世界観を広げる努力をします)。しかし「何が起きているのかわからない」という状況であれば、あらためて「みる」をします。 その上で時間があるなら選択肢を洗い出し、比較・分析をしてきめます。時間がなければ時間が許す限り自分の世界観を総動員して理解する努力をし、直観的にきめます。時間がないのに1つずつ選択肢を洗い出して比較・分析することも、時間がないからといって、行動を放棄することは避ける必要があるからです。   「うごく(Act)」は他の3つよりシンプルです。重要なことは最後までやり抜くことです。単に行動するのではなく、成果(失敗も含む)が出るように行動します。 「うごく」時は、すぐに実行するという意思を徹底することが最も重要です。確信が持てない状況でうごくのは誰にとっても不安ですし、思ったような成果が得られないかもしれません。しかし、失敗するにしても早いほうがいいです。   ODDAループの最後は「みなおす(Loop)」です。「うごく」を終えた後、その結果がどうだったか見直します。失敗に終わった場合、もう一度OODAループを回します。 ただ失敗した際は、終わったことをあれこれ考えるのではなく、最初からOODAループを回しなおすことを最優先にします。OODAループを何度も素早く回すことによって「こういうときは、こううごく」という手持ちパターンが増えていき、直観力に磨きがかかっていきます。そして最終的には成果が出てきます。   OODAループをショートカットで使う OODAループの実践のカギは「ショートカット」にあります。どんな状況でも「みる→わかる→きめる→うごく→みなおす」のプロセスを踏むのではなく、そのうちいくつかを省略することが、スピードアップにつながります。 例えばですが、プレゼンの前にはスライドに間違えがないか、PCの調整は大丈夫かなど何度も確認します。しかし、慣れてくると、いつものことだから大丈夫と思い再チェックプロセスを省略します。 この見積もりが外れると困った状況になります。状況の認識(上のプレゼンの例だと、毎回の事だから慣れているという認識)と行動の結果の予測(チェックしなくても問題なくプレゼンが出来るという予測)を正しく見積もれないと、現実(スライド等にミスがあった。チェックが必要だった)とギャップが生じ、不幸な事態を引き起こします。 逆に言えば、「状況の認識」と「行動の結果の予測」を正しく見積もり、正しいショートカットのパターンを選択すれば、失敗せずに速く行動できるということです。必要なプロセスだけ踏んで、あとはスキップします。 どのようなときに、どんなショートカットを使うかというと下図のように整理すると、適用すべきパターンが見えてきます。 領域A(状況をよく知っていて、行動の結果を予測できる)は「わかる→うごく(みる、きめるを省略)」のパターンを使う 例:決まり切った作業など 領域B(未知の状況だが、行動の結果は予測できる)は「みる→わかる→みる」のように「みる」を2回行い、世界観を更新する 例:受験勉強、ダイエット 領域C(状況は理解しているが、行動の結果は予測できない)は「わかる→きめる→うごく」で仮説検証し、どんどん「わかるようにする」 例:リーンスタートアップ 領域D(未知で結果も予想できない)は通常のOODAループを回す。 領域Aは何度も同じ経験をするなどして、その状況よく知っていて、行動の結果も予測できるパターンです。例えば老舗テーラーや高級レストランでは、目利きの店員が訪れた客を値踏みします。彼らは数秒の間に客が身に着けているものや髪、表情などを見てみてジャッジし、行動します。 これは「みる」のようにじっくり観察するのではなく、長い間大勢と接した経験から、観察しなくてもわかって、うごけるようになったと考えられます。   領域Bでは未知の状況ではあるけど、結果が予測できるパターンです。例えば受験勉強やダイエットです。 このパターンではまずその事象を「みる(観察する)」ことが始まりです。ダイエットであれば体重や体脂肪を確認して、自分の体形がどんな状態かを知るというのが1つ目の「みる」です。 次に「わかる」をします。ダイエットの場合はいつまでにどんな姿になりたいのかの目標設定をし、同時にダイエット方法やジムの情報収集など目標達成のためにやるべきことを理解します。 そしてもう一度「みる」をします。これは「わかる」で理解したことが現実に合致しているかの観察です。こうすることで、自分の世界観は更新され、より広く、深いものになっていきます。こうすることで領域Bから領域Aにシフトできます。 領域Cのように理解はできても結果は予測できない場合は「わかる→きめる→うごく」です。 状況を整理して受け止めることが出来ても、結果が予測できない。だから、とりあえず「きめて」「うごく」のです。 シリコンバレーを中心に、起業や製品、サービス開発の手法として広く活用されているリーンスタートアップ(コストをかけずに最低限の試作品を短期間でつくり、顧客の反応を取得して、顧客がより満足できる製品・サービスを開発していく方法)は他社より抜きん出て敏感にマーケットを取る手法ですが、ここでも領域Cのパターンを使っています。   領域Dの未知で結果も予測できない場合はフルセットのOODAループを使用します。 領域Dは完全に想定外の状況の為、多くの情報を収集、分析して、全体の状況を把握し、行動に移します。   世界観をつくるフレームワーク OODAループの中で、要になるのは「わかる」です。「わかる」をショートカットしないパターンはありません。 しかし、全ての現象が「わかる」わけではありません。そこで世界観が必要になります。 世界観はVSAM(ビジョン:Vision 戦略:Strategy 行動指針:Activities Directions メンタルモデル:Mental Model)で形作られます。 世界観とは世界を今、あるいはその先をどう観るかということで、わかるとは世界観をつくること、世界観は、目的であるビジョン、それを実現するための戦略、行動指針、それらを潜在的に観ているかを示唆するメンタルモデルによって構成されています。   さらに加速する為に必要なこと 速く、最適な行動を取る為には世界観を磨き続ける必要があります。 その方法の一つ目が様々な経験をして教養を身につけることです。 VSAMのうちのVSAを意識しつつ、それとは直接は関係ないこと、異分野にまで視野を広げ、教養を身につけると良いでしょう。 メンタルモデルを捉える為に、第三者にフィードバックをしてもらうことも大切です。自分のメンタルモデルを箇条書きにして信頼できる人に見せて意見をもらうと、意外な自分の一面に気がつけます。 常識を疑い、真実を意識することも大事です。物事が起きている現場に足を運び、自分の目で事実を確かめるのも良いことです。自分の目で確認することで、自身の思い込みを払拭できます。 また、OODAループを使い、世界観を最新のものに更新し続けることも大切です。   相手のOODAループに入る 私達の毎日は一人では完結しませんが、共に過ごす仕事仲間や家族、友人には自分のものとは違うそれぞれ世界観があります。そして彼らが自覚しているかはともかく、「みる→わかる→きめる→うごく」のOODAループに近い思考を持っています。 なので相手の自分に対する世界観(私をどう捉えているか)に働きかけて変えることが出来れば、自分に対する相手の理解や判断を変えられます。 これは営業先の関心を引いたり、面接で良い印象を与えようとすることも同じです。相手の言動、反応を観察して、それに基づいて目標を達成するためにOODAループを回していくといいでしょう。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || ).push({}); 個人的な感想 個人的な感想としてはスピードを求める仕事をしている方には非常に参考になる本だと感じました。 重要な部分(例えば世界観)については他の部分よりも多く説明されているので、どこが重要なのか、またその重要な部分をどうやって考えればいいのかわかりやすいかと思います。 また図が多いということも理解を深めるうえで非常に助かりました。 この本に書いてあることで特に重要なのは、OODAループの概要はもちろんですが、異分野にまで視野を広げ、教養を身につけ、世界観を広げるという点だと思います。 これはジャンルは違いますが同じビジネス本の「ロケット科学者の思考法」「「一緒に働きたい」と思われる 心くばりの魔法 〜ディズニーの元人材トレーナー50の教え〜」にも同様のことが書いてあります。 なので、この著者独自の意見やOODAループにだけ関係することではなく、多くの成功者がやっていることなのでと思います(これらの本について下記の記事をご参照ください)。 【書評】偉人達から成功する方法が学べる「ロケット科学者の思考法」の要約・感想、実体験【書評】「一緒に働きたい」と思われる 心くばりの魔法...

【書評】偉人達から成功する方法が学べる「ロケット科学者の思考法」の要約・感想、実体験

皆様こんにちは。リラ吉です。 1962年、ジョン・F・ケネディが「10年以内に月に人間を着陸させ、無事に地球に帰還させる」と宣言しました。 しかしながら、当時NASAは月面に着陸船を支えるだけの硬さがあるかどうかもわからなかったですし、そもそも月面に行くためのロケットに使う金属ですら作れていませんでした。 また、月の周回軌道に入るには正確性が求められます。それは8.5メートル先の桃を目がけてダーツを投げ、実に触れることなくうぶ毛を剥がすほどの正確さです。 地球に帰還する際は、寸分の狂いのない角度で大気圏に突入する必要があります。それはコインに刻まれた180の溝から特定の溝を見つけるくらいの精密さが必要になります。 月に人間を着陸させ、無事に地球に帰還させるという不可能ともいえるミッションはジョン・F・ケネディの宣言の7年後に達成されます。 この偉大な飛躍はロケット科学者が用いた思考プロセスによって成し遂げられました。そして、その思考は現在においても多くの人が使い、成功しています。 その思考法について書かれた本が「ロケット科学者の思考法」です。この本は下記のような悩みを持つ方々にオススメできます。 仕事をしていても良いアイディアが浮かばず、悩んでいる改善が出来ないなかなか成長できない、あるいはもっと成長したいと感じているチームの成績が悪く、悩んでいる これらはかなり多くの方が当てはまると思います。なので社会人、学生問わず、万人におすすめできる本になっています。 今回の記事では、多くの成功者が用いており、上記のような悩みを解決する思考法が書かれた「ロケット科学者の思考法」をご紹介していきます。 内容の要約 不確実性を怖れない 当時、人間を月という未知なる場所へ送るということに確実な方法はありませんでした(=不確実なものだった)。そして現在も不確実なもの・未知のものは身の回りにあふれています。 不確実なもの・未知のものを私たち人間は怖れ、不確実な場所の中に確実なものを求めます。しかし、確実性を求めると、人間は今いる場所に留まり、下記の例ような表面的に安全な方法、おなじみの方法を取ってしまいます。 悪い状況なのに販売担当が相も変わらず決まった方法を繰り返し、それでいて違う結果を期待する起業したいと思いながら、将来性のない仕事を辞めない 決まった方法を繰り返すのは、安全でおなじみの方法ですし、仕事を辞めないというのは、給料という確実性(安定性)を求めるという、安全な今いる場所に留まるという人間の習性からです。 しかし成功するには確かなものを求める(=今の場所に留まり、安全、あるいはおなじみの方法を取る)のをやめて、未知に心を躍らせ必要が必要があります。 数学者のアンドリュー・ワイズは長年証明されていなかった(=未知であった)フェルマーの最終定理(3以上の自然数nについて、xn + yn = zn となる自然数の組は存在しない)に10歳の時に出会い、心を躍らせ、長い年月をかけて証明しました。そして証明までのプロセスを次のように灯りのついていない家の中を歩くことになぞらえました。 彼によれば、最初の部屋では手を伸ばし、何かに指で触れ、ぶつかったりします。幾度となく方向感覚を失い、混乱に陥りながらもライトのスイッチを見つけます。そしたら隣の部屋に行き、そのプロセスを繰り返すとのことです。 また、成功するためには無知であること(不確かであり、自分が知らないということ)を認めること大切です。「わかりません」という言葉を発する時、慢心がしぼみ、心が開かれ、まわりの声に耳を傾けるようになります。 ただ「わからない」「不透明である」ことは恐怖の対象です。そんなときは「怖いものに名前を付ける、そして可能であれば、それが引き起こす最悪のシナリオと最高のシナリオを紙に書く」と良いとのことです。書きだすことで、自分が何を知っていて何を知らないかが明らかになるからです。   第一原理から判断する 「これがいつものやり方だから」が生む思考停止も危険です。時として、決まったやり方が出口を隠し、抜け出すのが難しくなることがあります。 プロセスとは過去に生じた問題に対処するための過程で生まれたもので、本質的に後ろを振り返ることです。時間がたてば時代遅れの手順のせいで目詰まりを起こします。 Amazonのジェフ・ベゾスは「若手が結果の悪さを『プロセス通りやったんですが』と正当化することがよくある。用心しないとプロセスが問題になりかねない」と忠告しています。「私達がプロセスを管理しているのか。プロセスが私達を管理しているのか」と問いかける習慣を身に着け、必要があれば知識を手放して最初からやり直す必要があるということです。 また「みんながやっている」も時によっては危険な考え方です。他の誰かが極めた何かを学ぶことには大きな価値があります。そもそも学びの一歩目は真似をすることだからです。 しかし学びとやみくもな真似(猿真似)には違いがあります。 投資家のウォーレン・バフェットも「最も危険な言葉は『ほかのだれかもやっている』だ」と語っています。皆がやっている競争の真っただ中に入っていくということは「自分より前にいた人たちを相手にした賢さコンテストに巻き込まれる」ということだからです。 第一原理とは複雑な問題に関して、絶対に確実だと最も根本となる不変の基本法則・原則の事です。第一原理思考は自分の基本の要素(最も根本となる基本法則・原則)が残るまでその問題を分解、あるいは捨てることを言います。最終的に残ったものが不変の基本原則で、それ以外は変更の余地がある物事です。 イーロン・マスクはロケットを購入しようとし、アメリカ、ロシアの両方で法外な価格を提示されました。 ロシアからの帰国の途中。ロケットを買うのではなく、作るのはどうかと考えました。彼はロケットを最も小さい原材料まで分解し(=第一原理を考え)、その市場価値がどのくらいなのか調べていきました。 市場価値を調べた結果、材料費はロケットの価格の2%ほどしかなく、価格が大きくなる原因か外部委託であるということがわかりました。 そこでコストも品質も生産ペースを効率的に管理できる自社製造にすることにしました。さらに従来のロケットが再利用不可能だったのに対し、一部を再利用可能にしました。 第一原理思考の目的はイーロン・マスクのように基本要素を考え、身につけて、新しいものを作ることですが、それだけではなく、自分自身を分解、あるいは捨てて自分の中の原材料(=第一原理)を見つけ、新しい自分を作ることも出来ます。 自分の過去の実績を捨て、第一原理思考を自分自身に当てはめた人物としてスティーブ・ジョブズが挙げられます。 1985年、Appleから追い出されたジョブズは第一原理に立ち戻らざるを得なくなりました。成功者としての重圧が消え(捨て)、もう一度初心者になり、人生で最高に創造的な時期に入ることができたと語っています。 物事の問題、自分自身の問題の最も素晴らしい解決策とは、最小限の要素を使って最大限の問題を解くものとのことです。   思考実験で解決する アインシュタインが数々の偉業を成し遂げたのは空想にふけり、その中でひとつひとつの発明が実際にどう機能するのかをイメージするという思考実験の成果だと彼は述べています。 発明家のニコラ・テスラも頭の中で、芸術家のレオナルド・ダヴィンチはノートを使って思考実験をしていました。 彼らは所謂天才ですが、思考実験は天才だけのものでありません。自覚はないかもしれませんが、誰もが実験者で突然のひらめきを意識の下に隠しており、一見無用に思える好奇心からくる研究や思考実験がそうしたひらめきを明らかにするのに必要です。 しかしながら多く人は大人になるにつれ、好奇心は失われていきます。好奇心は子供がそうであるように遊び欲からくるものが多いですが、大人になると知識欲は美徳、遊び欲は悪とみなすようになってしまいます。 ただ知識と遊びは互いに補い合うべきであり、知識があり、そこに子供のような好奇心があれば、独自性を高めることが出来ます。 子供のような好奇心を取り戻す方法として、自由時間に7歳のころの自分をイメージするようにするといいとのことです。これを行った人はクリエイティブ思考をはかるテストの成績が向上したという研究結果もでています。   ムーンショット思考 月は私達の祖先が初めて空を見上げた時から、地球の向こう側を知りたいという原始的な本能に訴えてきました。しかしそれは人類には到底手の届かないムーンショットでした。 ムーンショット思考とは達成が難しそうな壮大な目標を掲げ、それを実現するために既存の価値観を打ち破る、独創的な方法で課題に取り組もうという考え方です。 もちろんムーンショットの中にはあまりに非現実的なものも存在します。何も全てのムーンショットを実行に移す必要はありません。 自分の将来を一つのムーンショットに賭けないかぎり、アイデアのポートフォリオのバランスが取れていれば、大半のアイディアが夢物語に終わっても、十二分に埋め合わせをすることができます。 ムーンショットを阻む大きな障害物はあなたの頭の中にあり、ムーンショットより小さい夢の方が賢いと信じるように刷り込まれています。 アイデアを出したらそれらを評価し、絞り込む必要があります。会議に出ると「アイデアを掘り下げてみよう」と言いながら、アイデアをこき下ろすのに忙しかったりします。「それは前にも試した」「幹部が許可しないだろう」と言ってアイデアの創出は始まりもしないうちに終わります。その結果、昨日と同じことをただ繰り返す羽目になるわけです。   質問を変える 問題を解決しようとする際、私達は本能的に答えを見つけたいと思います。 ただ問題に馴染みがあり、自分が正しい答えを知っていると思っていると、私達は他の答えを探すのをやめてしまいます。 社会人の世界では問題が整った状態で渡されることは滅多にありません。私達はそれを自分で見つけ、定義、再定義しなければなりません。 しかしいざ問題を見つけたら、もっと解決すべき他の問題があるかを考えずに、解答しようとしてしまいます。口では正しい問題を見極めるのが重要だと言っていながらです。 創造性に富む人々はしばらくの時間をかけて様々なアングルから問題を眺め、解決の段階に入っても問題の定義に変化を加える準備をしています。   方向転換をする 事実というのは頑固なものですが、私たちの頭はそれよりもさらに頑固です。賢明な人でさえ事実を目の当たりにしても、必ずしも疑念が解消されるわけではありません。頭は時として事実を受け入れられないのです。 私達は自分が信じていることを否定する証拠・事実を過小評価し。正当性を確認できる証拠・事実を過大評価する傾向にあります。 自分の理論の正当性を確認できるのは、自分が正しいと証明されるので気分がいいですが、対照的に、対立する意見を聞くのはイライラするし、不快な気分になります。皆さんも経験はあるかと思います。 ただ大切なのはリンカーンが「あの男は嫌いだ、彼のことをよく知らなければなるまい」といったように、自分の考えの正当性を証明することから誤りを証明することに方向転換することです。誤りに焦点を当てれば、対立する意見や主張に耳を傾け、もっと優れた考えを思いつく余裕が生まれてきます。   本番のようにテストし、テストしたように本番をする ロケット科学者の基本原則の中に「飛ぶようにテストし、テストしたように飛ばせ」というものがあります。 意思決定の多くはただの一度も試されることなく新製品を投入したり新たなアプローチを取り入れたりしています。しかし、それが失敗したときのコストに気が付いてきないことが多いです。 テストは今後のために不確実なものを明らかにする目的でも行わなければなりません。 正しいテストの目的は順調にいきそうなことを明らかにするのではなく、失敗する可能性のあるあらゆることを突き止めて、限界点見つけることです。 ロケット科学者も宇宙船を破壊しようとします。全ての欠陥を暴き出す為に、ネジ1本にいたるまで、宇宙で待ち受けている環境あるいはそれに近い環境に晒す必要があります。 また、テストの際に宇宙飛行士を追い込んで間違った行動をわざと起こさせます。それを教訓に宇宙で正しい行動を取れるようにする為です。 実際に体験するのと同じ状況に身を置くこと、そして時としてわざと失敗する事で正しい判断へ近づけるというわけです。   失敗を成功に変える 失敗はハッキリ言って嫌なものです。仕事で失敗したり、大学で単位を落とせば嫌な気分ですし、参加賞ももらえません。その上、成功した時の高揚感は一瞬なのに、失敗した時の痛みや無力感は長いこと続きます。 しかし、失敗からは多くのことを得られます。失敗し、学習し、調整と改善を重ねていくことが大切です。 失敗とはデータです。きちんと対処すれば失敗は最高の教師になります。エジソンも何も発見できなかった際、「このやり方で上手くいかないことがわかった。今度は別の方法で試してみよう」と語っています。 小さな失敗は予防接種のようなものです。小さな失敗(予防接種でいう弱毒された抗原の投与)をし、失敗を理解し、そこから学び、対処法を身に着けることで大きな失敗(大きな病気)を未然に防ぐ、あるいはダメージを少なくすることが出来ます。 また、たった一度の失敗と取り返しのつかない敗北と混同してはいけません。ひとつの失敗を終わりではなく始まりにすることができます。失敗は障害ではなく、進歩への入口なのです。 罰を受けない環境も必要です。優秀な成績のチームは「失敗しても罰を受けないチーム」「ミスを報告できるチーム」で、成績の悪いチームは「失敗すると侮辱される、怒鳴られるチーム」が多いという研究結果も出ています。 小さなミスはどんなに優秀なチームでも日々起こってしまいます。失敗を侮辱するようなチームでは、小さなミスは報告しなくなります。小さなミスを報告せず、沈黙を守り続けることがもたらす長期的に結果は最悪なものになってしまいます。失敗しても罰を受けない、失敗を報告できる環境は成長し、成績を上げるには必要な環境なのです。   成功は失敗のもと スペースシャトルコロンビア号が空中分解し、7人の宇宙飛行士全員が死亡した原因は発泡断熱材がはがれて左翼に衝突し、耐熱パネルに穴が開いてしまったからでした。 しかし、コロンビア号の惨事の前も、断熱材は毎回剥がれ落ちており、それでも打ち上げは成功していたため、NASA内ではこのままでいいという信念が強くなってしまっていました。 偶然勝ちが続いていても次は勝てるとは限らないのです。ビルゲイツが言ったように成功は「ひどい教師」であり、成功は自分は失敗するはずないと勘違いさせるのです。 いくつかのミスをしても、結果として成功することは実際にはあります。しかし、こういうミスは成功の影に隠れてしまいます。 私達は成功したが、ミスもしたし、無駄なリスクもとった、と反省しなければ、その先には惨事が待っています。 成功しても失敗しても事後分析をすべきであり、成功していたとしても、上手くいかなかったこと、どんな運やチャンスや有利な条件に恵まれたか、そこから何を学べる考えなければいけません。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || ).push({}); 個人的な感想 個人的な感想としては、内容は難しすぎず、簡単すぎずの内容ですが、例が多く非常に理解しやすかったです。 少し意外だったのが、最初に月面に行くためのロケットの話をしたので「月に行くまでの課題や乗り越えた方法」が書かれているのかと思いましたが、アインシュタインなどの偉人やジェフ・ベゾスやイーロン・マスクなど、近年有名になった方の話が多かったことです。 近年の話のほうが身近であり、理解しやすかったので、特に気になりませんでしたが、人によっては「月面に行った時の話をもっと書いてほしい」と思う方がいてもおかしくないかなとも思いました。 内容に関してはどの章に書かれていることも仕事、勉強をしていく上で使える内容だったので得られるものは多かったです。 値段は1800円+税でしたが、ページ数も約400ページとそれなりの長さであり、内容が良かったこともあり、確実に値段以上の価値があるなとも感じました。 欠点を挙げるなら「図がないこと」です。図は文字よりも理解しやすく、また記憶にも残るので、あればよかったなと思いました。   私のロケット科学者の思考法の実践 「思考実験をする」が手を付けやすい この本に出てくる例は成功を収めた、世界的に有名な人の話でしたが、私達も当然ロケット科学者の思考法を使うことが出来ます。 しかし、この本に出てくる思考法は多くあり、すべてを一度に実践するのは難しいです。なので、1つずつ試していくのが良いと思います。 最初に実践する思考法として、私が手を付けやすいと感じているのは「思考実験をする」です。 理由は思考実験の一歩目が「好奇心を持つ」と言うことだからです。これは他の章に書かれているよりも一歩目を踏み出しやすいと感じました。 好奇心を持つ方法は人によって違いますが、私の場合は週に一つは自分がやったことのない、新しい事をするようにしています。 新しい事をやると意外と面白く、好奇心を持てるようになります。まだ、上司や先輩に提案できるほど良いアイディアは浮んではいませんが、「これはもしかしたら仕事で使えるかもしれない」というレベルの考えは確実に増えました。   各思考を組わせていく 私の経験上、この本の章に書かれていることを組み合わせることもでき、そして組み合わせた結果、良い方向へ進むことが出来ます。 今になって思えば無意識にロケット科学者の思考をしていた結果なのですが、私はアメリカの大学院に進学・卒業しました。ただ、多くの人に「危ない」「(学力的に)やめたほうがいい」とも言われてきました。この本の言い回しに当てはめるなら、私にとってこれは小さなムーンショットでした。 なぜそのムーンショットを実現できたかということを今になって掘り下げてみると「不確実性を恐れない」「思考実験」「ムーンショット思考」「失敗を成功に変える」の組み合わせの結果でした。もちろん上記の通り、無意識にやっていたわけですが。 その過程を思い返すと、まず私は小6の頃、好きな人がいました。その子はバンドマンのお兄さんの影響を受けており、よくThe Beatlesの話をしてくれたのを覚えています。好きな子への好奇心から、私は当然The Beatlesを聴きました(さすがに小学生の頃は歌っている意味は分かりませんでしたが)、そしてThe Beatlesがきっかけで他の洋楽や英語に対する好奇心が芽生えました。 中学生で英語を学び、中三になる頃には「海外(イギリスかアメリカ)の学校へ行きたい」と思うようになりました。「不確実を怖れない」に書かれている、海外の学校という小さな未知に心を躍らせていたわけです。 ただ、「海外の学校へ行きたい」と思い始めたのには理由はなく、自然にそういう夢(私にとってはムーンショット)を持つようになっていったのですが、今になって思えば、中学生にとっての全てともいえる学校という世界と好奇心を持ったイギリスやアメリカの音楽(洋楽)、そして英語を無意識下で組み合わせたのだと思います。これも自分の世界観と好奇心の融合さえた一種のアイディアなのだと思います。 そこからはひたすら失敗の繰り返しです。自分の能力と必要な能力を比較する思考実験で失敗し、実際のテストでも失敗しました。 私はお世辞にも勉強ができる子ではありませんでした。ハッキリ言うと人並以下です。しかし、ない頭でもミスをしては復習し、またミスをしては復習しを何度も繰り返し、ようやく自信がついた時には大学生になっていました。 そして最終的にはアメリカの大学院に進学しました。無意識下ではありましたが、「不確実性を恐れない」「思考実験」「ムーンショット思考」「失敗を成功に変える」をやった結果、私の小さなムーンショットは実現されました。 このようにこれらの項目は独立して機能するパターンもあると思いますが、組み合わせることも出来るかと思います。   まとめ 以上がロケット科学者の思考法の要約・感想、個人的な経験になります。 過去の偉人や現在活躍している方々の考え方が学べるため、仕事をしている方にも勉強をしている方にも非常におすすめです。 お値段的にもこの内容であれば確実に安いと感じられるかと思います。 なので、もしご興味がある方は書店等でぜひ手に取っていただけたらと思います。 今回は以上です。それではまた。 リラ吉 ロケット科学者の思考法 価格:1980円(税込、送料無料) (2021/6/12時点)楽天で購入

【美容】女性にも男性にもお勧め!ヘッドスパの効果と体験談

皆様こんにちは。リラ吉です。 皆様はヘッドスパをご存知でしょうか。 全く聞いたことない方、聞いたことはあるけどよく知らない方もいらっしゃるかと思います。 ヘッドスパには様々な効果があり非常にオススメですので、今回は私の体験談も含めてお話します。 ヘッドスパとは まずヘッドスパとは何かというところからですが、ヘッドスパは文字通り頭のスパで、スパニストさんに頭皮を洗浄さてもらったりマッサージしてもらうことをいいます。 ヘッドスパというと髪のケアというイメージがありますが、どちらかといえば頭皮をケアのほうがメインになります。 その方法はオイルを用いるバリ式やインド式はもちろん、超音波型など様々ですが、どの方法もリラックスしながら頭皮、毛根に溜まった老廃物を流し、頭皮や髪の健康を維持ことが目的です。 また頭皮を健康に保つことによって、フェイスアップの効果があると言われており、美容のために活用する方もいらっしゃいます。   ヘッドスパの効果 血行促進 現代人にとって、ストレスというのはなかなか避けて通れないものになっています。 仕事や勉強、人間関係でストレスが溜まっている方は多いかと思いますが、ストレスが溜まると血行が悪くなってしまいます。 頭には多くのツボがあります。頭のマッサージをしつつ、ツボを押してもらうことにより、全身の血行が良くなります。 抜毛・白髪防止、髪質向上 ヘッドスパによって頭皮の汚れや毛穴にたまった皮脂を落とすことで、頭皮の状態(つまり毛根にとっての環境)が良くなります。 また上記の血行促進の効果にもより、髪にしっかり栄養が送り込まれやすくなる為、髪の毛の状態が良くなるのが抜毛や白髪を防止し、髪質を向上させる要因になります。 リラックス効果 ヘッドスパはアロマの香りのなか行われます。使うアロマはお店によっては自分で選べたり、お店が最適なものを選んだりと様々ですが、アロマによるリラックス効果が期待できます。 また、マッサージによるリラックス効果も期待できます。 リフトアップ・アンチエイジング 顔の筋肉を上げることはリフトアップ効果やアンチエイジング効果があると聞いたことがあるかと思います。 凝り固まった頭皮をしっかりほぐしてて上げることで、頭の筋肉を上げることがあできます。 顔の筋肉を引っ張っているのは頭の筋肉です。頭の筋肉を上げることによって顔の筋肉も上がり、リフトアップ、アンチエイジング効果が期待できます。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || ).push({}); 体験してみての感想 私やっていただいたスパはバリ式のヘッドスパ、いわゆるクリームバスというものでした。 いくつかのアロマの中から最大3つまで選び、そのアロマを使ってツボが集中する頭をマッサージをしていくというものでした。 私が選んだ3つはティートゥリー、ラベンダー、クレープフルーツでした。選んだ理由は単純な香りの好みです。 また、頭だけでなく、腕、肩、背中もマッサージしていただきました。 マッサージは予想以上にしっかりと揉みほぐすようなマッサージでした。 イメージでは肩や腰が凝っているときにマッサージしてもらうと「おおおお」声が出そうになりますが、それの頭皮バージョンと思っていただけたらと思います。 凝った頭をほぐしてもらうときは非常に気持ち良かったです。 個人差はあるとは思いますが終わった後は頭、身体がすごく軽くなった印象でした。私は抜毛、白髪防止の効果があるとは思っていましたが、身体に対してここまでここまで効果があるのはビックリしました。 頭のマッサージでここまで軽くなるのは また、髪が少しサラサラになったような気がします。あとは自分では見ることは出来ないのですが、頭皮の色が変わったとのことでした。 個人的にはそろそろ抜毛、白髪防止をしていこうと考えていますし、非常に気持ち良かったのでまた利用したいと思います。 こんな人にオススメ オススメできるのは下記のような悩みをもった方です。 抜毛・白髪を防止したい髪質を向上させたいリフトアップしたいリラックスしたいストレスが溜まっている どれも男女問わず持っている悩みだと思います。そういう意味ではヘッドスパは多くの方におすすめできます。 上記のような悩みをお持ちの方がいらっしゃいましたらヘッドスパに行ってみることを検討してみてはいかがでしょうか。   まとめ 以上がヘッドスパの説明および私の体験談になります。 ヘッドスパは現代人の悩みに対して良い効果きたいできるものになっています。 本記事で解説したような悩みをお持ちの方がいらっしゃいましたら是非行ってみてください。結構楽しいですよ。 今回は以上です。それではまた。 リラ吉

【2021年 5月】ポートフォリオ・運用実績紹介

皆様こんにちは。リラ吉、リラ子です。 5月頭に投稿したポートフォリオの記事から、1ヶ月経過いたしました。 今回は第4回ポートフォリオ公開をさせていただき、前回と比べてどう変化したのか見ていきたいと思います。 リラ吉ポートフォリオ 株・ETF 銘柄株数取得単価現在値評価額損益損益(%)TSLA10$176.75$625.22$6,252.20+$4,484.70+253.73%AMZN1$1,946.57$3,223.07$3,223.07+$1,276.50+65.58%VOO7$285.40$386.13$2,702.91+$705.14+35.30%MSFT10$165.38$249.68$2,496.80+$842.96+50.97%AAPL12$82.18$124.61$1,495.32+$509.21+51.64%SPYD30$28.84$41.64$1,249.20+$383.87+44.36%VYM10$82.25$106.81$1,068.10+$245.57+29.86%HDV9$82.19$98.10$882.90+$143.17+19.35%NEE12$57.16$73.22$878.64+$192.73+28.10%JNJ5$141.12$169.25$846.25+$140.64+19.93%JPM5$97.03$164.24$821.20+$336.06+69.27%ABBV7$87.31$113.20$792.40+$181.20+29.65%MO15$42.11$49.22$738.30+$106.63+16.88%XOM12$43.32$58.37$700.44+$180.57+34.73%PM7$74.98$96.43$675.01+$150.18+28.62%KO10$46.75$55.29$552.90+$85.41+18.27%PG4$121.51$134.85$539.40+$53.35+10.98%DIS3$169.07$178.65$535.95+$28.75+5.67%CRWD2$155.42$222.15$444.30+$133.46+42.94%VZ7$56.16$56.49$395.43+$2.33+0.59%ARCC20$14.06$19.47$389.40+$108.16+38.46%AGG3$114.92$114.55$343.65-$1.11-0.32%PBCT17$13.08$18.91$321.47+$99.0644.54%VT1$102.20$102.91$102.91+$0.71+0.69%合計$28,448.15$10,389.25+57.53%  グラフ var ctx = document.getElementById("myMixChart"); var myMixChart = new Chart(ctx, { ...

【色褪せ・色落ち復活】New Balance(ニューバランス)を綺麗にしてもらいました

皆様こんにちは。リラ吉です、 New Balance(ニューバランス)は非常に人気のある靴メーカーで、特にUSA製やUK製の靴は非常に歩きやすくファンも多いです。 そんなUSA製、UK製のNew Balanceの中でもネイビーのスエードの靴は様々な服装に合わせやすく、人気のカラーとなっています。 しかし、New Balanceのネイビーのスエードの靴は色落ちが激しいという欠点があります。 今回はそんな色落ちした靴を直していただいたというお話をしようかと思います。 New Balanceの色褪せ(色落ち) ネイビーのニューバランスの元々の色は下の写真の色になっています。私の持っているシューズはM1400ですが、他のネイビーのシューズも同じような色です。 しかしながら、このネイビーが時間とともに下の写真のように色褪せ(色落ち)してしまいます。ぱっと見では同じシューズとは思えません。おそらく多くの方はネイビーのシューズではなく。グレーのシューズだと思うでしょう。 色褪せてしまう大きな理由は紫外線のようです。しかしながら、靴を履いて外に出れば紫外線には当たってしまいます。なので色褪せは避けることは出来ませんでした。 避けられなかったとはいえ、このように色褪せしてしまった以上、買い替えるしかないかなと思っていたのですが、思い出のある靴をそうそう手放すことは出来ません。 そこでプロの方に話を聞いたところ、近い色に戻すことは出来るとのことでした。 スエード用の補色材で自分でもできるみたいですが、自分でやって失敗するの嫌ですし、ムラが出てしまいそうでしたので、このシューズをその方に直していただきました。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || ).push({}); 色褪せの修復 今回依頼させていただいたのは「くつみがきのチレミイ」さんです。店主はNew Yorkの靴修理店にて靴磨きを始め、帰国後に日本で靴磨き屋を開いた方です。 くちみがきのチレミイさんに依頼して、一週間くらいして、次の写真のように見事な色になって戻ってきました。 下の依頼前と依頼後の比較画像を見るとかなり異なるのがわかります。靴の中を見られない限り、新品と間違えるくらいレベルです。 また色だけでなく、ソールや紐の汚れもきれいになっているのがわかります。また、写真ではわかりませんが、靴の中も殺菌していただいきました。 上記の通り、自分でも修復はできるようですが、素人ではこれほど綺麗にすることは難しいかと思います。綺麗にしてくださった、くちみがきのチレミイさんに感謝です。   まとめ 今回はNew Balance(ニューバランス)の靴を綺麗にしていただきました。 このような補色は下の商品ようなスエード用の補色材を使用すれば自分でもできます。 しかしながら、私のように腕に自信がない方や時間のない方はプロの方に依頼するのが良いかと思います。 今回私が依頼したお店以外にも補色や靴磨きをしているお店は沢山あるかと思います。 もし皆様が色褪せしてしまった、あるいは汚れてしまった思い入れのある靴をお持ちであれば、一度近くのお店に持って行ってみてください。きっと直してくださるかと思います。 今回は以上です。それではまた。 リラ吉

【和菓子】美しすぎて食べるのがもったいない京羊羹「天の川」

皆様こんにちは。リラ吉です。 今回はこれからの時期にぴったりな羊羹「天の川」をご紹介します。 「天の川」がどんな羊羹なのか、またどんな味なのかについて書きますので、お読み頂けますと幸いです。 天の川とは 天の川は慶応元年(1865年)創業という150年以上歴史のある京都の老舗和菓子屋「七條甘春堂」が販売している羊羹です。 天の川の1番魅力はその見た目です。下の写真が天の川になります。 その名前の通り、美しい夜に煌めく天の川と星々をイメージした見た目です。 あまりの美しさに食べるのを躊躇ってしまいます。 味 この羊羹は夜空をイメージした琥珀羹(寒天)、その下に味甚羹、小倉羹の計3層で出来ています。 見た目は派手ですが、味については琥珀羹はさっぱりした味、味甚羹は甘めのお米のような味、そして小倉羹は流石老舗和菓子屋、甘過ぎない、小豆の味がしっかりした味になっています。 どの層も異なる味ですが、一緒に食べてもそれぞれの味が主張し過ぎたりすることなく、バランスの取れた味になっています。 もちろん、バラバラに食べてそれぞれの層を味わうことも出来ます。色々な食べ方が出来るのは大きな魅力です。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || ).push({}); 購入場所・値段 購入できる場所はオンラインの他、本店・大手筋店・JR京都伊勢丹店・京都タワー店・MOMOテラス・北千住マルイ(東京)その他、取り扱い百貨店または百貨店催事「京都展」とホームページには記載してありました。なので、基本的には京都、あるいは東京でのみ店舗での購入が可能となっています。 ただ上記の通り、オンラインでも購入は可能です。日本国内であれば、どこにいても変えるというのは嬉しいですね。 注意点は購入できる期間が限られていることです。購入できるのは6/1〜8月末頃までです。 天の川というと夏のイメージですから仕方ないですね。限定感があって個人的には良いかと思います。 まとめ 以上が京都の老舗和菓子屋「七條甘春堂」が販売している羊羹「天の川」になります。 非常に美しいので1人で買ってきて写真を撮り、InstagramなどのSNSに投稿してもよし、家族や恋人の為に買ってくるもよし色々な楽しみ方があります。 また見た目だけでなく、味も非常に美味しいので、気になる方がいらっしゃいましたらぜひ店舗、あるいはオンラインで購入してみてください。 今回は以上です。それではまた。 リラ吉

【書評】「一緒に働きたい」と思われる 心くばりの魔法 〜ディズニーの元人材トレーナー50の教え〜の内容・感想

皆様こんにちは。リラ吉です。 最近下の写真の櫻井 恵里子様の本、「一緒に働きたい」と思われる 心くばりの魔法 〜ディズニーの元人材トレーナー50の教え〜 という本を読みました。 今回の記事ではこの本の内容や評価について書きたいと思います。まず結論である私なりの評価を出し、その後、内容や各項目についてお話していきます。 評価 まず、この本の私なりの評価ですが、各項目10点満点で下のグラフのようになりました。  グラフ   var ctx = document.getElementById("myRaderChart"); var...

【高配当株式紹介】フランスの総合エネルギー企業「トタル(TOT)」

皆様こんにちは。リラ吉です。 今回の記事では高配当銘柄「トタル(TOT)」についてお話していきたいと思います。 この記事で簡単にですが数分でトタルとはどんな会社なのかを知っていただけますと幸いです。 トタル(TOT)の基本情報 トタルは石油マーケットのスーパーメジャーの一つの数えられる、フランスの総合エネルギー企業です、つまりエクソンモービル(XOM)やシェブロン(CVX)などと同じような会社です。 売上等は下記の通りです。比較対象としての情報も載せておきます。 ティッカーTOTXOM年度2020/122020/12売上高(百万ドル)178,574119,704営業利益(百万ドル)-5,623-30,653当期利益(百万ドル)-7,242-22,440EPS(ドル)-2.90-5.26 コロナショックの影響もあり、2020年総売上高は178,574(百万ドル)でした。営業利益は、ブレント価格、天然ガス価格、および精製マージンの低下により、前年同期比53%減の-5,623(百万ドル)となっています。 最近話題に上がる再生可能エネルギーへの取り組みについては、ロイヤル・ダッチ・シェル(RDS B)とBP(BP)は積極的に行っているものの、再生可能エネルギーへのシフトを発表するのとほぼ同時に減配しました。 シェブロンとエクソンモービルは、減配はしていないものの、再生可能エネルギーはあまり積極的に行ってはいません。 トタルは、これらの企業の間に位置しており、「エレクトロン」と呼ばれる事業を大幅に拡大しつつ、炭素事業も継続的に成長させようとしています。またこちらのサイトによると2019年度の配当が$2.15だったのに対し、2020年度は$3.82と増配しました。 炭素事業も継続的に成長させようとしている理由はクリーンエネルギーへの移行が完了するには数十年かかると考えていおり、炭素燃料は長い間存続することになるからです。   トタルのチャート・配当利回り TOTのリアルタイムチャートは下のようになります。 ここ5年で見ると、コロナショック前は一時60ドル台まで上がったものの、40ドル台後半から50ドル台半ばくらいの株価になっています。コロナショック直前は50ドル台半ばでした。 その後コロナショックで20ドル台まで落ちたものの、回復し、現在は40ドル台後半まで来ています。 配当利回りについてはこの記事を書いている段階で6.64%です。配当月は1月、4月、7月、10月になっています。   まとめ 簡単にですが、トタルについて解説させていただきました、 配当利回りは驚異の6%越えで再生可能エネルギーにも取り組んでいる企業の為、今後も暴騰はしないものの、コロナショックのようなことがなければ暴落もしないような企業かと思います。 また1月、4月、7月、10月が配当月の企業はMO、PM、JPMなどありますが、3月、6月、9月、12月配当の企業よりは数は少ない為、これらの月に配当が欲しい方は、購入を考えてみても良いかと思います。 今回は以上です。それではまた。 リラ吉

Ready to make a change?

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Nutrition

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The individual overall health level is determined by the mental and physical well being. Do not neglect either of them

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【書評】偉人達から成功する方法が学べる「ロケット科学者の思考法」の要約・感想、実体験

皆様こんにちは。リラ吉です。 1962年、ジョン・F・ケネディが「10年以内に月に人間を着陸させ、無事に地球に帰還させる」と宣言しました。 しかしながら、当時NASAは月面に着陸船を支えるだけの硬さがあるかどうかもわからなかったですし、そもそも月面に行くためのロケットに使う金属ですら作れていませんでした。 また、月の周回軌道に入るには正確性が求められます。それは8.5メートル先の桃を目がけてダーツを投げ、実に触れることなくうぶ毛を剥がすほどの正確さです。 地球に帰還する際は、寸分の狂いのない角度で大気圏に突入する必要があります。それはコインに刻まれた180の溝から特定の溝を見つけるくらいの精密さが必要になります。 月に人間を着陸させ、無事に地球に帰還させるという不可能ともいえるミッションはジョン・F・ケネディの宣言の7年後に達成されます。 この偉大な飛躍はロケット科学者が用いた思考プロセスによって成し遂げられました。そして、その思考は現在においても多くの人が使い、成功しています。 その思考法について書かれた本が「ロケット科学者の思考法」です。この本は下記のような悩みを持つ方々にオススメできます。 仕事をしていても良いアイディアが浮かばず、悩んでいる改善が出来ないなかなか成長できない、あるいはもっと成長したいと感じているチームの成績が悪く、悩んでいる これらはかなり多くの方が当てはまると思います。なので社会人、学生問わず、万人におすすめできる本になっています。 今回の記事では、多くの成功者が用いており、上記のような悩みを解決する思考法が書かれた「ロケット科学者の思考法」をご紹介していきます。 内容の要約 不確実性を怖れない 当時、人間を月という未知なる場所へ送るということに確実な方法はありませんでした(=不確実なものだった)。そして現在も不確実なもの・未知のものは身の回りにあふれています。 不確実なもの・未知のものを私たち人間は怖れ、不確実な場所の中に確実なものを求めます。しかし、確実性を求めると、人間は今いる場所に留まり、下記の例ような表面的に安全な方法、おなじみの方法を取ってしまいます。 悪い状況なのに販売担当が相も変わらず決まった方法を繰り返し、それでいて違う結果を期待する起業したいと思いながら、将来性のない仕事を辞めない 決まった方法を繰り返すのは、安全でおなじみの方法ですし、仕事を辞めないというのは、給料という確実性(安定性)を求めるという、安全な今いる場所に留まるという人間の習性からです。 しかし成功するには確かなものを求める(=今の場所に留まり、安全、あるいはおなじみの方法を取る)のをやめて、未知に心を躍らせ必要が必要があります。 数学者のアンドリュー・ワイズは長年証明されていなかった(=未知であった)フェルマーの最終定理(3以上の自然数nについて、xn + yn = zn となる自然数の組は存在しない)に10歳の時に出会い、心を躍らせ、長い年月をかけて証明しました。そして証明までのプロセスを次のように灯りのついていない家の中を歩くことになぞらえました。 彼によれば、最初の部屋では手を伸ばし、何かに指で触れ、ぶつかったりします。幾度となく方向感覚を失い、混乱に陥りながらもライトのスイッチを見つけます。そしたら隣の部屋に行き、そのプロセスを繰り返すとのことです。 また、成功するためには無知であること(不確かであり、自分が知らないということ)を認めること大切です。「わかりません」という言葉を発する時、慢心がしぼみ、心が開かれ、まわりの声に耳を傾けるようになります。 ただ「わからない」「不透明である」ことは恐怖の対象です。そんなときは「怖いものに名前を付ける、そして可能であれば、それが引き起こす最悪のシナリオと最高のシナリオを紙に書く」と良いとのことです。書きだすことで、自分が何を知っていて何を知らないかが明らかになるからです。   第一原理から判断する 「これがいつものやり方だから」が生む思考停止も危険です。時として、決まったやり方が出口を隠し、抜け出すのが難しくなることがあります。 プロセスとは過去に生じた問題に対処するための過程で生まれたもので、本質的に後ろを振り返ることです。時間がたてば時代遅れの手順のせいで目詰まりを起こします。 Amazonのジェフ・ベゾスは「若手が結果の悪さを『プロセス通りやったんですが』と正当化することがよくある。用心しないとプロセスが問題になりかねない」と忠告しています。「私達がプロセスを管理しているのか。プロセスが私達を管理しているのか」と問いかける習慣を身に着け、必要があれば知識を手放して最初からやり直す必要があるということです。 また「みんながやっている」も時によっては危険な考え方です。他の誰かが極めた何かを学ぶことには大きな価値があります。そもそも学びの一歩目は真似をすることだからです。 しかし学びとやみくもな真似(猿真似)には違いがあります。 投資家のウォーレン・バフェットも「最も危険な言葉は『ほかのだれかもやっている』だ」と語っています。皆がやっている競争の真っただ中に入っていくということは「自分より前にいた人たちを相手にした賢さコンテストに巻き込まれる」ということだからです。 第一原理とは複雑な問題に関して、絶対に確実だと最も根本となる不変の基本法則・原則の事です。第一原理思考は自分の基本の要素(最も根本となる基本法則・原則)が残るまでその問題を分解、あるいは捨てることを言います。最終的に残ったものが不変の基本原則で、それ以外は変更の余地がある物事です。 イーロン・マスクはロケットを購入しようとし、アメリカ、ロシアの両方で法外な価格を提示されました。 ロシアからの帰国の途中。ロケットを買うのではなく、作るのはどうかと考えました。彼はロケットを最も小さい原材料まで分解し(=第一原理を考え)、その市場価値がどのくらいなのか調べていきました。 市場価値を調べた結果、材料費はロケットの価格の2%ほどしかなく、価格が大きくなる原因か外部委託であるということがわかりました。 そこでコストも品質も生産ペースを効率的に管理できる自社製造にすることにしました。さらに従来のロケットが再利用不可能だったのに対し、一部を再利用可能にしました。 第一原理思考の目的はイーロン・マスクのように基本要素を考え、身につけて、新しいものを作ることですが、それだけではなく、自分自身を分解、あるいは捨てて自分の中の原材料(=第一原理)を見つけ、新しい自分を作ることも出来ます。 自分の過去の実績を捨て、第一原理思考を自分自身に当てはめた人物としてスティーブ・ジョブズが挙げられます。 1985年、Appleから追い出されたジョブズは第一原理に立ち戻らざるを得なくなりました。成功者としての重圧が消え(捨て)、もう一度初心者になり、人生で最高に創造的な時期に入ることができたと語っています。 物事の問題、自分自身の問題の最も素晴らしい解決策とは、最小限の要素を使って最大限の問題を解くものとのことです。   思考実験で解決する アインシュタインが数々の偉業を成し遂げたのは空想にふけり、その中でひとつひとつの発明が実際にどう機能するのかをイメージするという思考実験の成果だと彼は述べています。 発明家のニコラ・テスラも頭の中で、芸術家のレオナルド・ダヴィンチはノートを使って思考実験をしていました。 彼らは所謂天才ですが、思考実験は天才だけのものでありません。自覚はないかもしれませんが、誰もが実験者で突然のひらめきを意識の下に隠しており、一見無用に思える好奇心からくる研究や思考実験がそうしたひらめきを明らかにするのに必要です。 しかしながら多く人は大人になるにつれ、好奇心は失われていきます。好奇心は子供がそうであるように遊び欲からくるものが多いですが、大人になると知識欲は美徳、遊び欲は悪とみなすようになってしまいます。 ただ知識と遊びは互いに補い合うべきであり、知識があり、そこに子供のような好奇心があれば、独自性を高めることが出来ます。 子供のような好奇心を取り戻す方法として、自由時間に7歳のころの自分をイメージするようにするといいとのことです。これを行った人はクリエイティブ思考をはかるテストの成績が向上したという研究結果もでています。   ムーンショット思考 月は私達の祖先が初めて空を見上げた時から、地球の向こう側を知りたいという原始的な本能に訴えてきました。しかしそれは人類には到底手の届かないムーンショットでした。 ムーンショット思考とは達成が難しそうな壮大な目標を掲げ、それを実現するために既存の価値観を打ち破る、独創的な方法で課題に取り組もうという考え方です。 もちろんムーンショットの中にはあまりに非現実的なものも存在します。何も全てのムーンショットを実行に移す必要はありません。 自分の将来を一つのムーンショットに賭けないかぎり、アイデアのポートフォリオのバランスが取れていれば、大半のアイディアが夢物語に終わっても、十二分に埋め合わせをすることができます。 ムーンショットを阻む大きな障害物はあなたの頭の中にあり、ムーンショットより小さい夢の方が賢いと信じるように刷り込まれています。 アイデアを出したらそれらを評価し、絞り込む必要があります。会議に出ると「アイデアを掘り下げてみよう」と言いながら、アイデアをこき下ろすのに忙しかったりします。「それは前にも試した」「幹部が許可しないだろう」と言ってアイデアの創出は始まりもしないうちに終わります。その結果、昨日と同じことをただ繰り返す羽目になるわけです。   質問を変える 問題を解決しようとする際、私達は本能的に答えを見つけたいと思います。 ただ問題に馴染みがあり、自分が正しい答えを知っていると思っていると、私達は他の答えを探すのをやめてしまいます。 社会人の世界では問題が整った状態で渡されることは滅多にありません。私達はそれを自分で見つけ、定義、再定義しなければなりません。 しかしいざ問題を見つけたら、もっと解決すべき他の問題があるかを考えずに、解答しようとしてしまいます。口では正しい問題を見極めるのが重要だと言っていながらです。 創造性に富む人々はしばらくの時間をかけて様々なアングルから問題を眺め、解決の段階に入っても問題の定義に変化を加える準備をしています。   方向転換をする 事実というのは頑固なものですが、私たちの頭はそれよりもさらに頑固です。賢明な人でさえ事実を目の当たりにしても、必ずしも疑念が解消されるわけではありません。頭は時として事実を受け入れられないのです。 私達は自分が信じていることを否定する証拠・事実を過小評価し。正当性を確認できる証拠・事実を過大評価する傾向にあります。 自分の理論の正当性を確認できるのは、自分が正しいと証明されるので気分がいいですが、対照的に、対立する意見を聞くのはイライラするし、不快な気分になります。皆さんも経験はあるかと思います。 ただ大切なのはリンカーンが「あの男は嫌いだ、彼のことをよく知らなければなるまい」といったように、自分の考えの正当性を証明することから誤りを証明することに方向転換することです。誤りに焦点を当てれば、対立する意見や主張に耳を傾け、もっと優れた考えを思いつく余裕が生まれてきます。   本番のようにテストし、テストしたように本番をする ロケット科学者の基本原則の中に「飛ぶようにテストし、テストしたように飛ばせ」というものがあります。 意思決定の多くはただの一度も試されることなく新製品を投入したり新たなアプローチを取り入れたりしています。しかし、それが失敗したときのコストに気が付いてきないことが多いです。 テストは今後のために不確実なものを明らかにする目的でも行わなければなりません。 正しいテストの目的は順調にいきそうなことを明らかにするのではなく、失敗する可能性のあるあらゆることを突き止めて、限界点見つけることです。 ロケット科学者も宇宙船を破壊しようとします。全ての欠陥を暴き出す為に、ネジ1本にいたるまで、宇宙で待ち受けている環境あるいはそれに近い環境に晒す必要があります。 また、テストの際に宇宙飛行士を追い込んで間違った行動をわざと起こさせます。それを教訓に宇宙で正しい行動を取れるようにする為です。 実際に体験するのと同じ状況に身を置くこと、そして時としてわざと失敗する事で正しい判断へ近づけるというわけです。   失敗を成功に変える 失敗はハッキリ言って嫌なものです。仕事で失敗したり、大学で単位を落とせば嫌な気分ですし、参加賞ももらえません。その上、成功した時の高揚感は一瞬なのに、失敗した時の痛みや無力感は長いこと続きます。 しかし、失敗からは多くのことを得られます。失敗し、学習し、調整と改善を重ねていくことが大切です。 失敗とはデータです。きちんと対処すれば失敗は最高の教師になります。エジソンも何も発見できなかった際、「このやり方で上手くいかないことがわかった。今度は別の方法で試してみよう」と語っています。 小さな失敗は予防接種のようなものです。小さな失敗(予防接種でいう弱毒された抗原の投与)をし、失敗を理解し、そこから学び、対処法を身に着けることで大きな失敗(大きな病気)を未然に防ぐ、あるいはダメージを少なくすることが出来ます。 また、たった一度の失敗と取り返しのつかない敗北と混同してはいけません。ひとつの失敗を終わりではなく始まりにすることができます。失敗は障害ではなく、進歩への入口なのです。 罰を受けない環境も必要です。優秀な成績のチームは「失敗しても罰を受けないチーム」「ミスを報告できるチーム」で、成績の悪いチームは「失敗すると侮辱される、怒鳴られるチーム」が多いという研究結果も出ています。 小さなミスはどんなに優秀なチームでも日々起こってしまいます。失敗を侮辱するようなチームでは、小さなミスは報告しなくなります。小さなミスを報告せず、沈黙を守り続けることがもたらす長期的に結果は最悪なものになってしまいます。失敗しても罰を受けない、失敗を報告できる環境は成長し、成績を上げるには必要な環境なのです。   成功は失敗のもと スペースシャトルコロンビア号が空中分解し、7人の宇宙飛行士全員が死亡した原因は発泡断熱材がはがれて左翼に衝突し、耐熱パネルに穴が開いてしまったからでした。 しかし、コロンビア号の惨事の前も、断熱材は毎回剥がれ落ちており、それでも打ち上げは成功していたため、NASA内ではこのままでいいという信念が強くなってしまっていました。 偶然勝ちが続いていても次は勝てるとは限らないのです。ビルゲイツが言ったように成功は「ひどい教師」であり、成功は自分は失敗するはずないと勘違いさせるのです。 いくつかのミスをしても、結果として成功することは実際にはあります。しかし、こういうミスは成功の影に隠れてしまいます。 私達は成功したが、ミスもしたし、無駄なリスクもとった、と反省しなければ、その先には惨事が待っています。 成功しても失敗しても事後分析をすべきであり、成功していたとしても、上手くいかなかったこと、どんな運やチャンスや有利な条件に恵まれたか、そこから何を学べる考えなければいけません。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || ).push({}); 個人的な感想 個人的な感想としては、内容は難しすぎず、簡単すぎずの内容ですが、例が多く非常に理解しやすかったです。 少し意外だったのが、最初に月面に行くためのロケットの話をしたので「月に行くまでの課題や乗り越えた方法」が書かれているのかと思いましたが、アインシュタインなどの偉人やジェフ・ベゾスやイーロン・マスクなど、近年有名になった方の話が多かったことです。 近年の話のほうが身近であり、理解しやすかったので、特に気になりませんでしたが、人によっては「月面に行った時の話をもっと書いてほしい」と思う方がいてもおかしくないかなとも思いました。 内容に関してはどの章に書かれていることも仕事、勉強をしていく上で使える内容だったので得られるものは多かったです。 値段は1800円+税でしたが、ページ数も約400ページとそれなりの長さであり、内容が良かったこともあり、確実に値段以上の価値があるなとも感じました。 欠点を挙げるなら「図がないこと」です。図は文字よりも理解しやすく、また記憶にも残るので、あればよかったなと思いました。   私のロケット科学者の思考法の実践 「思考実験をする」が手を付けやすい この本に出てくる例は成功を収めた、世界的に有名な人の話でしたが、私達も当然ロケット科学者の思考法を使うことが出来ます。 しかし、この本に出てくる思考法は多くあり、すべてを一度に実践するのは難しいです。なので、1つずつ試していくのが良いと思います。 最初に実践する思考法として、私が手を付けやすいと感じているのは「思考実験をする」です。 理由は思考実験の一歩目が「好奇心を持つ」と言うことだからです。これは他の章に書かれているよりも一歩目を踏み出しやすいと感じました。 好奇心を持つ方法は人によって違いますが、私の場合は週に一つは自分がやったことのない、新しい事をするようにしています。 新しい事をやると意外と面白く、好奇心を持てるようになります。まだ、上司や先輩に提案できるほど良いアイディアは浮んではいませんが、「これはもしかしたら仕事で使えるかもしれない」というレベルの考えは確実に増えました。   各思考を組わせていく 私の経験上、この本の章に書かれていることを組み合わせることもでき、そして組み合わせた結果、良い方向へ進むことが出来ます。 今になって思えば無意識にロケット科学者の思考をしていた結果なのですが、私はアメリカの大学院に進学・卒業しました。ただ、多くの人に「危ない」「(学力的に)やめたほうがいい」とも言われてきました。この本の言い回しに当てはめるなら、私にとってこれは小さなムーンショットでした。 なぜそのムーンショットを実現できたかということを今になって掘り下げてみると「不確実性を恐れない」「思考実験」「ムーンショット思考」「失敗を成功に変える」の組み合わせの結果でした。もちろん上記の通り、無意識にやっていたわけですが。 その過程を思い返すと、まず私は小6の頃、好きな人がいました。その子はバンドマンのお兄さんの影響を受けており、よくThe Beatlesの話をしてくれたのを覚えています。好きな子への好奇心から、私は当然The Beatlesを聴きました(さすがに小学生の頃は歌っている意味は分かりませんでしたが)、そしてThe Beatlesがきっかけで他の洋楽や英語に対する好奇心が芽生えました。 中学生で英語を学び、中三になる頃には「海外(イギリスかアメリカ)の学校へ行きたい」と思うようになりました。「不確実を怖れない」に書かれている、海外の学校という小さな未知に心を躍らせていたわけです。 ただ、「海外の学校へ行きたい」と思い始めたのには理由はなく、自然にそういう夢(私にとってはムーンショット)を持つようになっていったのですが、今になって思えば、中学生にとっての全てともいえる学校という世界と好奇心を持ったイギリスやアメリカの音楽(洋楽)、そして英語を無意識下で組み合わせたのだと思います。これも自分の世界観と好奇心の融合さえた一種のアイディアなのだと思います。 そこからはひたすら失敗の繰り返しです。自分の能力と必要な能力を比較する思考実験で失敗し、実際のテストでも失敗しました。 私はお世辞にも勉強ができる子ではありませんでした。ハッキリ言うと人並以下です。しかし、ない頭でもミスをしては復習し、またミスをしては復習しを何度も繰り返し、ようやく自信がついた時には大学生になっていました。 そして最終的にはアメリカの大学院に進学しました。無意識下ではありましたが、「不確実性を恐れない」「思考実験」「ムーンショット思考」「失敗を成功に変える」をやった結果、私の小さなムーンショットは実現されました。 このようにこれらの項目は独立して機能するパターンもあると思いますが、組み合わせることも出来るかと思います。   まとめ 以上がロケット科学者の思考法の要約・感想、個人的な経験になります。 過去の偉人や現在活躍している方々の考え方が学べるため、仕事をしている方にも勉強をしている方にも非常におすすめです。 お値段的にもこの内容であれば確実に安いと感じられるかと思います。 なので、もしご興味がある方は書店等でぜひ手に取っていただけたらと思います。 今回は以上です。それではまた。 リラ吉 ロケット科学者の思考法 価格:1980円(税込、送料無料) (2021/6/12時点)楽天で購入

【美容】女性にも男性にもお勧め!ヘッドスパの効果と体験談

皆様こんにちは。リラ吉です。 皆様はヘッドスパをご存知でしょうか。 全く聞いたことない方、聞いたことはあるけどよく知らない方もいらっしゃるかと思います。 ヘッドスパには様々な効果があり非常にオススメですので、今回は私の体験談も含めてお話します。 ヘッドスパとは まずヘッドスパとは何かというところからですが、ヘッドスパは文字通り頭のスパで、スパニストさんに頭皮を洗浄さてもらったりマッサージしてもらうことをいいます。 ヘッドスパというと髪のケアというイメージがありますが、どちらかといえば頭皮をケアのほうがメインになります。 その方法はオイルを用いるバリ式やインド式はもちろん、超音波型など様々ですが、どの方法もリラックスしながら頭皮、毛根に溜まった老廃物を流し、頭皮や髪の健康を維持ことが目的です。 また頭皮を健康に保つことによって、フェイスアップの効果があると言われており、美容のために活用する方もいらっしゃいます。   ヘッドスパの効果 血行促進 現代人にとって、ストレスというのはなかなか避けて通れないものになっています。 仕事や勉強、人間関係でストレスが溜まっている方は多いかと思いますが、ストレスが溜まると血行が悪くなってしまいます。 頭には多くのツボがあります。頭のマッサージをしつつ、ツボを押してもらうことにより、全身の血行が良くなります。 抜毛・白髪防止、髪質向上 ヘッドスパによって頭皮の汚れや毛穴にたまった皮脂を落とすことで、頭皮の状態(つまり毛根にとっての環境)が良くなります。 また上記の血行促進の効果にもより、髪にしっかり栄養が送り込まれやすくなる為、髪の毛の状態が良くなるのが抜毛や白髪を防止し、髪質を向上させる要因になります。 リラックス効果 ヘッドスパはアロマの香りのなか行われます。使うアロマはお店によっては自分で選べたり、お店が最適なものを選んだりと様々ですが、アロマによるリラックス効果が期待できます。 また、マッサージによるリラックス効果も期待できます。 リフトアップ・アンチエイジング 顔の筋肉を上げることはリフトアップ効果やアンチエイジング効果があると聞いたことがあるかと思います。 凝り固まった頭皮をしっかりほぐしてて上げることで、頭の筋肉を上げることがあできます。 顔の筋肉を引っ張っているのは頭の筋肉です。頭の筋肉を上げることによって顔の筋肉も上がり、リフトアップ、アンチエイジング効果が期待できます。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || ).push({}); 体験してみての感想 私やっていただいたスパはバリ式のヘッドスパ、いわゆるクリームバスというものでした。 いくつかのアロマの中から最大3つまで選び、そのアロマを使ってツボが集中する頭をマッサージをしていくというものでした。 私が選んだ3つはティートゥリー、ラベンダー、クレープフルーツでした。選んだ理由は単純な香りの好みです。 また、頭だけでなく、腕、肩、背中もマッサージしていただきました。 マッサージは予想以上にしっかりと揉みほぐすようなマッサージでした。 イメージでは肩や腰が凝っているときにマッサージしてもらうと「おおおお」声が出そうになりますが、それの頭皮バージョンと思っていただけたらと思います。 凝った頭をほぐしてもらうときは非常に気持ち良かったです。 個人差はあるとは思いますが終わった後は頭、身体がすごく軽くなった印象でした。私は抜毛、白髪防止の効果があるとは思っていましたが、身体に対してここまでここまで効果があるのはビックリしました。 頭のマッサージでここまで軽くなるのは また、髪が少しサラサラになったような気がします。あとは自分では見ることは出来ないのですが、頭皮の色が変わったとのことでした。 個人的にはそろそろ抜毛、白髪防止をしていこうと考えていますし、非常に気持ち良かったのでまた利用したいと思います。 こんな人にオススメ オススメできるのは下記のような悩みをもった方です。 抜毛・白髪を防止したい髪質を向上させたいリフトアップしたいリラックスしたいストレスが溜まっている どれも男女問わず持っている悩みだと思います。そういう意味ではヘッドスパは多くの方におすすめできます。 上記のような悩みをお持ちの方がいらっしゃいましたらヘッドスパに行ってみることを検討してみてはいかがでしょうか。   まとめ 以上がヘッドスパの説明および私の体験談になります。 ヘッドスパは現代人の悩みに対して良い効果きたいできるものになっています。 本記事で解説したような悩みをお持ちの方がいらっしゃいましたら是非行ってみてください。結構楽しいですよ。 今回は以上です。それではまた。 リラ吉

【2021年 5月】ポートフォリオ・運用実績紹介

皆様こんにちは。リラ吉、リラ子です。 5月頭に投稿したポートフォリオの記事から、1ヶ月経過いたしました。 今回は第4回ポートフォリオ公開をさせていただき、前回と比べてどう変化したのか見ていきたいと思います。 リラ吉ポートフォリオ 株・ETF 銘柄株数取得単価現在値評価額損益損益(%)TSLA10$176.75$625.22$6,252.20+$4,484.70+253.73%AMZN1$1,946.57$3,223.07$3,223.07+$1,276.50+65.58%VOO7$285.40$386.13$2,702.91+$705.14+35.30%MSFT10$165.38$249.68$2,496.80+$842.96+50.97%AAPL12$82.18$124.61$1,495.32+$509.21+51.64%SPYD30$28.84$41.64$1,249.20+$383.87+44.36%VYM10$82.25$106.81$1,068.10+$245.57+29.86%HDV9$82.19$98.10$882.90+$143.17+19.35%NEE12$57.16$73.22$878.64+$192.73+28.10%JNJ5$141.12$169.25$846.25+$140.64+19.93%JPM5$97.03$164.24$821.20+$336.06+69.27%ABBV7$87.31$113.20$792.40+$181.20+29.65%MO15$42.11$49.22$738.30+$106.63+16.88%XOM12$43.32$58.37$700.44+$180.57+34.73%PM7$74.98$96.43$675.01+$150.18+28.62%KO10$46.75$55.29$552.90+$85.41+18.27%PG4$121.51$134.85$539.40+$53.35+10.98%DIS3$169.07$178.65$535.95+$28.75+5.67%CRWD2$155.42$222.15$444.30+$133.46+42.94%VZ7$56.16$56.49$395.43+$2.33+0.59%ARCC20$14.06$19.47$389.40+$108.16+38.46%AGG3$114.92$114.55$343.65-$1.11-0.32%PBCT17$13.08$18.91$321.47+$99.0644.54%VT1$102.20$102.91$102.91+$0.71+0.69%合計$28,448.15$10,389.25+57.53%  グラフ var ctx = document.getElementById("myMixChart"); var myMixChart = new Chart(ctx, { ...

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【書評】PDCAより素早く柔軟に判断・行動ができる!「OODAループ思考[入門]」の要約・感想

皆様こんにちは。リラ吉です。 皆様はOODA(ウーダ)ループというものをご存じでしょうか。 OODAループは現在、意思決定を早めるのではなく、現場レベルで臨機応変に行動できるため、非常に注目されている方法です。 また、よく比較されるPDCAよりもスピード感がある為、「PDCAは時代遅れ」なんて言う方もいるほどです。 個人的にはPDCAが時代遅れとは正直思いません(理由は「PDCAとの使い分け方」を参照)。しかしOODAのほうがスピードがあるのは確かであり、もし下記のように悩んでいるのであればOODAループは一つの解決策になるかと思います。 PDCAを実践しているがスピード感がない世界的に有名な企業が実践している考え方を試したいけど、その方法がわからない 今回の記事では、これらの悩みを解決する方法、OODAループについて書かれた入江 仁之さんの本、「OODAループ思考」をご紹介します。 内容の要約 OODAとは OODA(Observe Orient Decide Act)ループはアメリカの空軍のジョン・ボイド大佐が提唱した理論です。当初は、戦闘機パイロットとしての経験に基づいた、戦闘に勝つための理論でした。 その後、ビジネス、政治、スポーツなどでも活用され、「どんな状況下でも的確な判断・実行により確実に目的を達成できる理論」として欧米で認められるようになりました。 現在はシリコンバレーを中心にビジネスエリートが好んで使う思考法になっています。 その特徴はとにかくスピードが速く、なおかつ柔軟性があるということです。 現代において、速さというものは非常に重要な要素になっています。そもそもなぜ速く動かないといけないかというと、下記のような理由があるからです。 速く動かなければ選択肢がどんどん失われてしまう速く動かなければ主導権が取れない速く動いた方がチャンスが増える OODAループが速い理由は「フレームワークでやることが明確」「直観(注:直感ではない)で行動するから不要なプロセスが端折れる」「気づけるからピンチやチャンスを見逃さない」「意味づけるから行動する理由を探す必要がない」「効果起点だから役に立たないことをしない」「主体的だから自分の最善策になる」だからです。 OODAループの概要 ODDAループは次の図のような、みる(書籍によっては観察と書かれている)という意味のObserve、わかる(情勢への適応、状況判断)のOrient、きめる(意思決定)のDecide、うごく(実行)のActの4つの行動、そしてそれを繰り返すLoopから成り立ちます。下図の矢印の通り、これらの工程はショートカット(省略)することも可能です(ショートカットのしかたは後程解説します) 「みる(Observe)」には目に入ってくるものを「見る」と意識して周りや相手の心を「観る」の2つの意味があります。 OODAループの「みる」は周囲の人の仕草や表情、言動、目の前で起きていること(場合によっては相手の話や声のトーン)を意識して観る(=観察する)ことに重きが置かれています。 人間は特に関心のないものだったり、何かに心をとらわれている時は目の前にある現象を知覚できません。しかし、それを知った上で意識して「みる」だけで、見るものは大きく変わってきます。 また、冷静に見ることも大切です。冷静でなかったり、自分にとって不都合な現実から目を背けたい願望があったり、思い込みが強いと現象を知覚できません。冷静に現実を見つめることで様々なことが見えてきます。   「わかる(Orient)」は「みる」で観察したものを自分なりに理解し、納得することです。OODAループでは最も重要なプロセスになります。私達は何かを見た(観た)とき、自分が持っている世界観に照らし合わせて理解することで納得できます。 世界観とは「○○とはこういうものだ」という認識、見方のことを言います。しかし、私達は一人ひとり異なる世界観持っているので、同じ現象でもどう理解するか異なります。そういう意味ではOODAループは「判断する対象」にだけ注目する客観的思考法ではなく、「対象とその背景に対する認識(世界観)」をセットで理解する主体的思考法になります。 また、「わかる」では見た(観た)ものを瞬時に「自分なりに理解して納得する」ことが第一であり、場合によっては正しく把握する必要はありません。理解が間違っていることはありますが、わからないから動かないよりは、よほどましです。 まずは動いてみて(試してみて)、間違っていたら素早く修正するという仕組みがOODAループにはあるので、間違っていても問題ないのです。 この仕組みがシリコンバレーで起業家たちOODAループを活用している理由です。GoogleもFacebookもOODAループのような、とりあえずの「わかる」を実行し、実践を通じて検証することで、現在を地位を確立しました。正しく「わかる」ことに固執し、リサーチと作りこみに時間をかけているうちに周回遅れになった多くの日本企業とは対照的です。   「きめる(Decide)」は「みる」「わかる」の次のプロセスで、どんな行動をするのか判断します。一般的に意思決定とは、複数の選択肢を並べて比較し、最善の答えを見つけ出す分析方法を言いますが、OODAループの「きめる」は可能な限り直観を元に判断します。 「わかる」と感じられた状況では、上記の通り、直観的に決めます(普段からこの決め方が出来るように世界観を広げる努力をします)。しかし「何が起きているのかわからない」という状況であれば、あらためて「みる」をします。 その上で時間があるなら選択肢を洗い出し、比較・分析をしてきめます。時間がなければ時間が許す限り自分の世界観を総動員して理解する努力をし、直観的にきめます。時間がないのに1つずつ選択肢を洗い出して比較・分析することも、時間がないからといって、行動を放棄することは避ける必要があるからです。   「うごく(Act)」は他の3つよりシンプルです。重要なことは最後までやり抜くことです。単に行動するのではなく、成果(失敗も含む)が出るように行動します。 「うごく」時は、すぐに実行するという意思を徹底することが最も重要です。確信が持てない状況でうごくのは誰にとっても不安ですし、思ったような成果が得られないかもしれません。しかし、失敗するにしても早いほうがいいです。   ODDAループの最後は「みなおす(Loop)」です。「うごく」を終えた後、その結果がどうだったか見直します。失敗に終わった場合、もう一度OODAループを回します。 ただ失敗した際は、終わったことをあれこれ考えるのではなく、最初からOODAループを回しなおすことを最優先にします。OODAループを何度も素早く回すことによって「こういうときは、こううごく」という手持ちパターンが増えていき、直観力に磨きがかかっていきます。そして最終的には成果が出てきます。   OODAループをショートカットで使う OODAループの実践のカギは「ショートカット」にあります。どんな状況でも「みる→わかる→きめる→うごく→みなおす」のプロセスを踏むのではなく、そのうちいくつかを省略することが、スピードアップにつながります。 例えばですが、プレゼンの前にはスライドに間違えがないか、PCの調整は大丈夫かなど何度も確認します。しかし、慣れてくると、いつものことだから大丈夫と思い再チェックプロセスを省略します。 この見積もりが外れると困った状況になります。状況の認識(上のプレゼンの例だと、毎回の事だから慣れているという認識)と行動の結果の予測(チェックしなくても問題なくプレゼンが出来るという予測)を正しく見積もれないと、現実(スライド等にミスがあった。チェックが必要だった)とギャップが生じ、不幸な事態を引き起こします。 逆に言えば、「状況の認識」と「行動の結果の予測」を正しく見積もり、正しいショートカットのパターンを選択すれば、失敗せずに速く行動できるということです。必要なプロセスだけ踏んで、あとはスキップします。 どのようなときに、どんなショートカットを使うかというと下図のように整理すると、適用すべきパターンが見えてきます。 領域A(状況をよく知っていて、行動の結果を予測できる)は「わかる→うごく(みる、きめるを省略)」のパターンを使う 例:決まり切った作業など 領域B(未知の状況だが、行動の結果は予測できる)は「みる→わかる→みる」のように「みる」を2回行い、世界観を更新する 例:受験勉強、ダイエット 領域C(状況は理解しているが、行動の結果は予測できない)は「わかる→きめる→うごく」で仮説検証し、どんどん「わかるようにする」 例:リーンスタートアップ 領域D(未知で結果も予想できない)は通常のOODAループを回す。 領域Aは何度も同じ経験をするなどして、その状況よく知っていて、行動の結果も予測できるパターンです。例えば老舗テーラーや高級レストランでは、目利きの店員が訪れた客を値踏みします。彼らは数秒の間に客が身に着けているものや髪、表情などを見てみてジャッジし、行動します。 これは「みる」のようにじっくり観察するのではなく、長い間大勢と接した経験から、観察しなくてもわかって、うごけるようになったと考えられます。   領域Bでは未知の状況ではあるけど、結果が予測できるパターンです。例えば受験勉強やダイエットです。 このパターンではまずその事象を「みる(観察する)」ことが始まりです。ダイエットであれば体重や体脂肪を確認して、自分の体形がどんな状態かを知るというのが1つ目の「みる」です。 次に「わかる」をします。ダイエットの場合はいつまでにどんな姿になりたいのかの目標設定をし、同時にダイエット方法やジムの情報収集など目標達成のためにやるべきことを理解します。 そしてもう一度「みる」をします。これは「わかる」で理解したことが現実に合致しているかの観察です。こうすることで、自分の世界観は更新され、より広く、深いものになっていきます。こうすることで領域Bから領域Aにシフトできます。 領域Cのように理解はできても結果は予測できない場合は「わかる→きめる→うごく」です。 状況を整理して受け止めることが出来ても、結果が予測できない。だから、とりあえず「きめて」「うごく」のです。 シリコンバレーを中心に、起業や製品、サービス開発の手法として広く活用されているリーンスタートアップ(コストをかけずに最低限の試作品を短期間でつくり、顧客の反応を取得して、顧客がより満足できる製品・サービスを開発していく方法)は他社より抜きん出て敏感にマーケットを取る手法ですが、ここでも領域Cのパターンを使っています。   領域Dの未知で結果も予測できない場合はフルセットのOODAループを使用します。 領域Dは完全に想定外の状況の為、多くの情報を収集、分析して、全体の状況を把握し、行動に移します。   世界観をつくるフレームワーク OODAループの中で、要になるのは「わかる」です。「わかる」をショートカットしないパターンはありません。 しかし、全ての現象が「わかる」わけではありません。そこで世界観が必要になります。 世界観はVSAM(ビジョン:Vision 戦略:Strategy 行動指針:Activities Directions メンタルモデル:Mental Model)で形作られます。 世界観とは世界を今、あるいはその先をどう観るかということで、わかるとは世界観をつくること、世界観は、目的であるビジョン、それを実現するための戦略、行動指針、それらを潜在的に観ているかを示唆するメンタルモデルによって構成されています。   さらに加速する為に必要なこと 速く、最適な行動を取る為には世界観を磨き続ける必要があります。 その方法の一つ目が様々な経験をして教養を身につけることです。 VSAMのうちのVSAを意識しつつ、それとは直接は関係ないこと、異分野にまで視野を広げ、教養を身につけると良いでしょう。 メンタルモデルを捉える為に、第三者にフィードバックをしてもらうことも大切です。自分のメンタルモデルを箇条書きにして信頼できる人に見せて意見をもらうと、意外な自分の一面に気がつけます。 常識を疑い、真実を意識することも大事です。物事が起きている現場に足を運び、自分の目で事実を確かめるのも良いことです。自分の目で確認することで、自身の思い込みを払拭できます。 また、OODAループを使い、世界観を最新のものに更新し続けることも大切です。   相手のOODAループに入る 私達の毎日は一人では完結しませんが、共に過ごす仕事仲間や家族、友人には自分のものとは違うそれぞれ世界観があります。そして彼らが自覚しているかはともかく、「みる→わかる→きめる→うごく」のOODAループに近い思考を持っています。 なので相手の自分に対する世界観(私をどう捉えているか)に働きかけて変えることが出来れば、自分に対する相手の理解や判断を変えられます。 これは営業先の関心を引いたり、面接で良い印象を与えようとすることも同じです。相手の言動、反応を観察して、それに基づいて目標を達成するためにOODAループを回していくといいでしょう。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || ).push({}); 個人的な感想 個人的な感想としてはスピードを求める仕事をしている方には非常に参考になる本だと感じました。 重要な部分(例えば世界観)については他の部分よりも多く説明されているので、どこが重要なのか、またその重要な部分をどうやって考えればいいのかわかりやすいかと思います。 また図が多いということも理解を深めるうえで非常に助かりました。 この本に書いてあることで特に重要なのは、OODAループの概要はもちろんですが、異分野にまで視野を広げ、教養を身につけ、世界観を広げるという点だと思います。 これはジャンルは違いますが同じビジネス本の「ロケット科学者の思考法」「「一緒に働きたい」と思われる 心くばりの魔法 〜ディズニーの元人材トレーナー50の教え〜」にも同様のことが書いてあります。 なので、この著者独自の意見やOODAループにだけ関係することではなく、多くの成功者がやっていることなのでと思います(これらの本について下記の記事をご参照ください)。 【書評】偉人達から成功する方法が学べる「ロケット科学者の思考法」の要約・感想、実体験【書評】「一緒に働きたい」と思われる 心くばりの魔法...

【書評】偉人達から成功する方法が学べる「ロケット科学者の思考法」の要約・感想、実体験

皆様こんにちは。リラ吉です。 1962年、ジョン・F・ケネディが「10年以内に月に人間を着陸させ、無事に地球に帰還させる」と宣言しました。 しかしながら、当時NASAは月面に着陸船を支えるだけの硬さがあるかどうかもわからなかったですし、そもそも月面に行くためのロケットに使う金属ですら作れていませんでした。 また、月の周回軌道に入るには正確性が求められます。それは8.5メートル先の桃を目がけてダーツを投げ、実に触れることなくうぶ毛を剥がすほどの正確さです。 地球に帰還する際は、寸分の狂いのない角度で大気圏に突入する必要があります。それはコインに刻まれた180の溝から特定の溝を見つけるくらいの精密さが必要になります。 月に人間を着陸させ、無事に地球に帰還させるという不可能ともいえるミッションはジョン・F・ケネディの宣言の7年後に達成されます。 この偉大な飛躍はロケット科学者が用いた思考プロセスによって成し遂げられました。そして、その思考は現在においても多くの人が使い、成功しています。 その思考法について書かれた本が「ロケット科学者の思考法」です。この本は下記のような悩みを持つ方々にオススメできます。 仕事をしていても良いアイディアが浮かばず、悩んでいる改善が出来ないなかなか成長できない、あるいはもっと成長したいと感じているチームの成績が悪く、悩んでいる これらはかなり多くの方が当てはまると思います。なので社会人、学生問わず、万人におすすめできる本になっています。 今回の記事では、多くの成功者が用いており、上記のような悩みを解決する思考法が書かれた「ロケット科学者の思考法」をご紹介していきます。 内容の要約 不確実性を怖れない 当時、人間を月という未知なる場所へ送るということに確実な方法はありませんでした(=不確実なものだった)。そして現在も不確実なもの・未知のものは身の回りにあふれています。 不確実なもの・未知のものを私たち人間は怖れ、不確実な場所の中に確実なものを求めます。しかし、確実性を求めると、人間は今いる場所に留まり、下記の例ような表面的に安全な方法、おなじみの方法を取ってしまいます。 悪い状況なのに販売担当が相も変わらず決まった方法を繰り返し、それでいて違う結果を期待する起業したいと思いながら、将来性のない仕事を辞めない 決まった方法を繰り返すのは、安全でおなじみの方法ですし、仕事を辞めないというのは、給料という確実性(安定性)を求めるという、安全な今いる場所に留まるという人間の習性からです。 しかし成功するには確かなものを求める(=今の場所に留まり、安全、あるいはおなじみの方法を取る)のをやめて、未知に心を躍らせ必要が必要があります。 数学者のアンドリュー・ワイズは長年証明されていなかった(=未知であった)フェルマーの最終定理(3以上の自然数nについて、xn + yn = zn となる自然数の組は存在しない)に10歳の時に出会い、心を躍らせ、長い年月をかけて証明しました。そして証明までのプロセスを次のように灯りのついていない家の中を歩くことになぞらえました。 彼によれば、最初の部屋では手を伸ばし、何かに指で触れ、ぶつかったりします。幾度となく方向感覚を失い、混乱に陥りながらもライトのスイッチを見つけます。そしたら隣の部屋に行き、そのプロセスを繰り返すとのことです。 また、成功するためには無知であること(不確かであり、自分が知らないということ)を認めること大切です。「わかりません」という言葉を発する時、慢心がしぼみ、心が開かれ、まわりの声に耳を傾けるようになります。 ただ「わからない」「不透明である」ことは恐怖の対象です。そんなときは「怖いものに名前を付ける、そして可能であれば、それが引き起こす最悪のシナリオと最高のシナリオを紙に書く」と良いとのことです。書きだすことで、自分が何を知っていて何を知らないかが明らかになるからです。   第一原理から判断する 「これがいつものやり方だから」が生む思考停止も危険です。時として、決まったやり方が出口を隠し、抜け出すのが難しくなることがあります。 プロセスとは過去に生じた問題に対処するための過程で生まれたもので、本質的に後ろを振り返ることです。時間がたてば時代遅れの手順のせいで目詰まりを起こします。 Amazonのジェフ・ベゾスは「若手が結果の悪さを『プロセス通りやったんですが』と正当化することがよくある。用心しないとプロセスが問題になりかねない」と忠告しています。「私達がプロセスを管理しているのか。プロセスが私達を管理しているのか」と問いかける習慣を身に着け、必要があれば知識を手放して最初からやり直す必要があるということです。 また「みんながやっている」も時によっては危険な考え方です。他の誰かが極めた何かを学ぶことには大きな価値があります。そもそも学びの一歩目は真似をすることだからです。 しかし学びとやみくもな真似(猿真似)には違いがあります。 投資家のウォーレン・バフェットも「最も危険な言葉は『ほかのだれかもやっている』だ」と語っています。皆がやっている競争の真っただ中に入っていくということは「自分より前にいた人たちを相手にした賢さコンテストに巻き込まれる」ということだからです。 第一原理とは複雑な問題に関して、絶対に確実だと最も根本となる不変の基本法則・原則の事です。第一原理思考は自分の基本の要素(最も根本となる基本法則・原則)が残るまでその問題を分解、あるいは捨てることを言います。最終的に残ったものが不変の基本原則で、それ以外は変更の余地がある物事です。 イーロン・マスクはロケットを購入しようとし、アメリカ、ロシアの両方で法外な価格を提示されました。 ロシアからの帰国の途中。ロケットを買うのではなく、作るのはどうかと考えました。彼はロケットを最も小さい原材料まで分解し(=第一原理を考え)、その市場価値がどのくらいなのか調べていきました。 市場価値を調べた結果、材料費はロケットの価格の2%ほどしかなく、価格が大きくなる原因か外部委託であるということがわかりました。 そこでコストも品質も生産ペースを効率的に管理できる自社製造にすることにしました。さらに従来のロケットが再利用不可能だったのに対し、一部を再利用可能にしました。 第一原理思考の目的はイーロン・マスクのように基本要素を考え、身につけて、新しいものを作ることですが、それだけではなく、自分自身を分解、あるいは捨てて自分の中の原材料(=第一原理)を見つけ、新しい自分を作ることも出来ます。 自分の過去の実績を捨て、第一原理思考を自分自身に当てはめた人物としてスティーブ・ジョブズが挙げられます。 1985年、Appleから追い出されたジョブズは第一原理に立ち戻らざるを得なくなりました。成功者としての重圧が消え(捨て)、もう一度初心者になり、人生で最高に創造的な時期に入ることができたと語っています。 物事の問題、自分自身の問題の最も素晴らしい解決策とは、最小限の要素を使って最大限の問題を解くものとのことです。   思考実験で解決する アインシュタインが数々の偉業を成し遂げたのは空想にふけり、その中でひとつひとつの発明が実際にどう機能するのかをイメージするという思考実験の成果だと彼は述べています。 発明家のニコラ・テスラも頭の中で、芸術家のレオナルド・ダヴィンチはノートを使って思考実験をしていました。 彼らは所謂天才ですが、思考実験は天才だけのものでありません。自覚はないかもしれませんが、誰もが実験者で突然のひらめきを意識の下に隠しており、一見無用に思える好奇心からくる研究や思考実験がそうしたひらめきを明らかにするのに必要です。 しかしながら多く人は大人になるにつれ、好奇心は失われていきます。好奇心は子供がそうであるように遊び欲からくるものが多いですが、大人になると知識欲は美徳、遊び欲は悪とみなすようになってしまいます。 ただ知識と遊びは互いに補い合うべきであり、知識があり、そこに子供のような好奇心があれば、独自性を高めることが出来ます。 子供のような好奇心を取り戻す方法として、自由時間に7歳のころの自分をイメージするようにするといいとのことです。これを行った人はクリエイティブ思考をはかるテストの成績が向上したという研究結果もでています。   ムーンショット思考 月は私達の祖先が初めて空を見上げた時から、地球の向こう側を知りたいという原始的な本能に訴えてきました。しかしそれは人類には到底手の届かないムーンショットでした。 ムーンショット思考とは達成が難しそうな壮大な目標を掲げ、それを実現するために既存の価値観を打ち破る、独創的な方法で課題に取り組もうという考え方です。 もちろんムーンショットの中にはあまりに非現実的なものも存在します。何も全てのムーンショットを実行に移す必要はありません。 自分の将来を一つのムーンショットに賭けないかぎり、アイデアのポートフォリオのバランスが取れていれば、大半のアイディアが夢物語に終わっても、十二分に埋め合わせをすることができます。 ムーンショットを阻む大きな障害物はあなたの頭の中にあり、ムーンショットより小さい夢の方が賢いと信じるように刷り込まれています。 アイデアを出したらそれらを評価し、絞り込む必要があります。会議に出ると「アイデアを掘り下げてみよう」と言いながら、アイデアをこき下ろすのに忙しかったりします。「それは前にも試した」「幹部が許可しないだろう」と言ってアイデアの創出は始まりもしないうちに終わります。その結果、昨日と同じことをただ繰り返す羽目になるわけです。   質問を変える 問題を解決しようとする際、私達は本能的に答えを見つけたいと思います。 ただ問題に馴染みがあり、自分が正しい答えを知っていると思っていると、私達は他の答えを探すのをやめてしまいます。 社会人の世界では問題が整った状態で渡されることは滅多にありません。私達はそれを自分で見つけ、定義、再定義しなければなりません。 しかしいざ問題を見つけたら、もっと解決すべき他の問題があるかを考えずに、解答しようとしてしまいます。口では正しい問題を見極めるのが重要だと言っていながらです。 創造性に富む人々はしばらくの時間をかけて様々なアングルから問題を眺め、解決の段階に入っても問題の定義に変化を加える準備をしています。   方向転換をする 事実というのは頑固なものですが、私たちの頭はそれよりもさらに頑固です。賢明な人でさえ事実を目の当たりにしても、必ずしも疑念が解消されるわけではありません。頭は時として事実を受け入れられないのです。 私達は自分が信じていることを否定する証拠・事実を過小評価し。正当性を確認できる証拠・事実を過大評価する傾向にあります。 自分の理論の正当性を確認できるのは、自分が正しいと証明されるので気分がいいですが、対照的に、対立する意見を聞くのはイライラするし、不快な気分になります。皆さんも経験はあるかと思います。 ただ大切なのはリンカーンが「あの男は嫌いだ、彼のことをよく知らなければなるまい」といったように、自分の考えの正当性を証明することから誤りを証明することに方向転換することです。誤りに焦点を当てれば、対立する意見や主張に耳を傾け、もっと優れた考えを思いつく余裕が生まれてきます。   本番のようにテストし、テストしたように本番をする ロケット科学者の基本原則の中に「飛ぶようにテストし、テストしたように飛ばせ」というものがあります。 意思決定の多くはただの一度も試されることなく新製品を投入したり新たなアプローチを取り入れたりしています。しかし、それが失敗したときのコストに気が付いてきないことが多いです。 テストは今後のために不確実なものを明らかにする目的でも行わなければなりません。 正しいテストの目的は順調にいきそうなことを明らかにするのではなく、失敗する可能性のあるあらゆることを突き止めて、限界点見つけることです。 ロケット科学者も宇宙船を破壊しようとします。全ての欠陥を暴き出す為に、ネジ1本にいたるまで、宇宙で待ち受けている環境あるいはそれに近い環境に晒す必要があります。 また、テストの際に宇宙飛行士を追い込んで間違った行動をわざと起こさせます。それを教訓に宇宙で正しい行動を取れるようにする為です。 実際に体験するのと同じ状況に身を置くこと、そして時としてわざと失敗する事で正しい判断へ近づけるというわけです。   失敗を成功に変える 失敗はハッキリ言って嫌なものです。仕事で失敗したり、大学で単位を落とせば嫌な気分ですし、参加賞ももらえません。その上、成功した時の高揚感は一瞬なのに、失敗した時の痛みや無力感は長いこと続きます。 しかし、失敗からは多くのことを得られます。失敗し、学習し、調整と改善を重ねていくことが大切です。 失敗とはデータです。きちんと対処すれば失敗は最高の教師になります。エジソンも何も発見できなかった際、「このやり方で上手くいかないことがわかった。今度は別の方法で試してみよう」と語っています。 小さな失敗は予防接種のようなものです。小さな失敗(予防接種でいう弱毒された抗原の投与)をし、失敗を理解し、そこから学び、対処法を身に着けることで大きな失敗(大きな病気)を未然に防ぐ、あるいはダメージを少なくすることが出来ます。 また、たった一度の失敗と取り返しのつかない敗北と混同してはいけません。ひとつの失敗を終わりではなく始まりにすることができます。失敗は障害ではなく、進歩への入口なのです。 罰を受けない環境も必要です。優秀な成績のチームは「失敗しても罰を受けないチーム」「ミスを報告できるチーム」で、成績の悪いチームは「失敗すると侮辱される、怒鳴られるチーム」が多いという研究結果も出ています。 小さなミスはどんなに優秀なチームでも日々起こってしまいます。失敗を侮辱するようなチームでは、小さなミスは報告しなくなります。小さなミスを報告せず、沈黙を守り続けることがもたらす長期的に結果は最悪なものになってしまいます。失敗しても罰を受けない、失敗を報告できる環境は成長し、成績を上げるには必要な環境なのです。   成功は失敗のもと スペースシャトルコロンビア号が空中分解し、7人の宇宙飛行士全員が死亡した原因は発泡断熱材がはがれて左翼に衝突し、耐熱パネルに穴が開いてしまったからでした。 しかし、コロンビア号の惨事の前も、断熱材は毎回剥がれ落ちており、それでも打ち上げは成功していたため、NASA内ではこのままでいいという信念が強くなってしまっていました。 偶然勝ちが続いていても次は勝てるとは限らないのです。ビルゲイツが言ったように成功は「ひどい教師」であり、成功は自分は失敗するはずないと勘違いさせるのです。 いくつかのミスをしても、結果として成功することは実際にはあります。しかし、こういうミスは成功の影に隠れてしまいます。 私達は成功したが、ミスもしたし、無駄なリスクもとった、と反省しなければ、その先には惨事が待っています。 成功しても失敗しても事後分析をすべきであり、成功していたとしても、上手くいかなかったこと、どんな運やチャンスや有利な条件に恵まれたか、そこから何を学べる考えなければいけません。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || ).push({}); 個人的な感想 個人的な感想としては、内容は難しすぎず、簡単すぎずの内容ですが、例が多く非常に理解しやすかったです。 少し意外だったのが、最初に月面に行くためのロケットの話をしたので「月に行くまでの課題や乗り越えた方法」が書かれているのかと思いましたが、アインシュタインなどの偉人やジェフ・ベゾスやイーロン・マスクなど、近年有名になった方の話が多かったことです。 近年の話のほうが身近であり、理解しやすかったので、特に気になりませんでしたが、人によっては「月面に行った時の話をもっと書いてほしい」と思う方がいてもおかしくないかなとも思いました。 内容に関してはどの章に書かれていることも仕事、勉強をしていく上で使える内容だったので得られるものは多かったです。 値段は1800円+税でしたが、ページ数も約400ページとそれなりの長さであり、内容が良かったこともあり、確実に値段以上の価値があるなとも感じました。 欠点を挙げるなら「図がないこと」です。図は文字よりも理解しやすく、また記憶にも残るので、あればよかったなと思いました。   私のロケット科学者の思考法の実践 「思考実験をする」が手を付けやすい この本に出てくる例は成功を収めた、世界的に有名な人の話でしたが、私達も当然ロケット科学者の思考法を使うことが出来ます。 しかし、この本に出てくる思考法は多くあり、すべてを一度に実践するのは難しいです。なので、1つずつ試していくのが良いと思います。 最初に実践する思考法として、私が手を付けやすいと感じているのは「思考実験をする」です。 理由は思考実験の一歩目が「好奇心を持つ」と言うことだからです。これは他の章に書かれているよりも一歩目を踏み出しやすいと感じました。 好奇心を持つ方法は人によって違いますが、私の場合は週に一つは自分がやったことのない、新しい事をするようにしています。 新しい事をやると意外と面白く、好奇心を持てるようになります。まだ、上司や先輩に提案できるほど良いアイディアは浮んではいませんが、「これはもしかしたら仕事で使えるかもしれない」というレベルの考えは確実に増えました。   各思考を組わせていく 私の経験上、この本の章に書かれていることを組み合わせることもでき、そして組み合わせた結果、良い方向へ進むことが出来ます。 今になって思えば無意識にロケット科学者の思考をしていた結果なのですが、私はアメリカの大学院に進学・卒業しました。ただ、多くの人に「危ない」「(学力的に)やめたほうがいい」とも言われてきました。この本の言い回しに当てはめるなら、私にとってこれは小さなムーンショットでした。 なぜそのムーンショットを実現できたかということを今になって掘り下げてみると「不確実性を恐れない」「思考実験」「ムーンショット思考」「失敗を成功に変える」の組み合わせの結果でした。もちろん上記の通り、無意識にやっていたわけですが。 その過程を思い返すと、まず私は小6の頃、好きな人がいました。その子はバンドマンのお兄さんの影響を受けており、よくThe Beatlesの話をしてくれたのを覚えています。好きな子への好奇心から、私は当然The Beatlesを聴きました(さすがに小学生の頃は歌っている意味は分かりませんでしたが)、そしてThe Beatlesがきっかけで他の洋楽や英語に対する好奇心が芽生えました。 中学生で英語を学び、中三になる頃には「海外(イギリスかアメリカ)の学校へ行きたい」と思うようになりました。「不確実を怖れない」に書かれている、海外の学校という小さな未知に心を躍らせていたわけです。 ただ、「海外の学校へ行きたい」と思い始めたのには理由はなく、自然にそういう夢(私にとってはムーンショット)を持つようになっていったのですが、今になって思えば、中学生にとっての全てともいえる学校という世界と好奇心を持ったイギリスやアメリカの音楽(洋楽)、そして英語を無意識下で組み合わせたのだと思います。これも自分の世界観と好奇心の融合さえた一種のアイディアなのだと思います。 そこからはひたすら失敗の繰り返しです。自分の能力と必要な能力を比較する思考実験で失敗し、実際のテストでも失敗しました。 私はお世辞にも勉強ができる子ではありませんでした。ハッキリ言うと人並以下です。しかし、ない頭でもミスをしては復習し、またミスをしては復習しを何度も繰り返し、ようやく自信がついた時には大学生になっていました。 そして最終的にはアメリカの大学院に進学しました。無意識下ではありましたが、「不確実性を恐れない」「思考実験」「ムーンショット思考」「失敗を成功に変える」をやった結果、私の小さなムーンショットは実現されました。 このようにこれらの項目は独立して機能するパターンもあると思いますが、組み合わせることも出来るかと思います。   まとめ 以上がロケット科学者の思考法の要約・感想、個人的な経験になります。 過去の偉人や現在活躍している方々の考え方が学べるため、仕事をしている方にも勉強をしている方にも非常におすすめです。 お値段的にもこの内容であれば確実に安いと感じられるかと思います。 なので、もしご興味がある方は書店等でぜひ手に取っていただけたらと思います。 今回は以上です。それではまた。 リラ吉 ロケット科学者の思考法 価格:1980円(税込、送料無料) (2021/6/12時点)楽天で購入

【美容】女性にも男性にもお勧め!ヘッドスパの効果と体験談

皆様こんにちは。リラ吉です。 皆様はヘッドスパをご存知でしょうか。 全く聞いたことない方、聞いたことはあるけどよく知らない方もいらっしゃるかと思います。 ヘッドスパには様々な効果があり非常にオススメですので、今回は私の体験談も含めてお話します。 ヘッドスパとは まずヘッドスパとは何かというところからですが、ヘッドスパは文字通り頭のスパで、スパニストさんに頭皮を洗浄さてもらったりマッサージしてもらうことをいいます。 ヘッドスパというと髪のケアというイメージがありますが、どちらかといえば頭皮をケアのほうがメインになります。 その方法はオイルを用いるバリ式やインド式はもちろん、超音波型など様々ですが、どの方法もリラックスしながら頭皮、毛根に溜まった老廃物を流し、頭皮や髪の健康を維持ことが目的です。 また頭皮を健康に保つことによって、フェイスアップの効果があると言われており、美容のために活用する方もいらっしゃいます。   ヘッドスパの効果 血行促進 現代人にとって、ストレスというのはなかなか避けて通れないものになっています。 仕事や勉強、人間関係でストレスが溜まっている方は多いかと思いますが、ストレスが溜まると血行が悪くなってしまいます。 頭には多くのツボがあります。頭のマッサージをしつつ、ツボを押してもらうことにより、全身の血行が良くなります。 抜毛・白髪防止、髪質向上 ヘッドスパによって頭皮の汚れや毛穴にたまった皮脂を落とすことで、頭皮の状態(つまり毛根にとっての環境)が良くなります。 また上記の血行促進の効果にもより、髪にしっかり栄養が送り込まれやすくなる為、髪の毛の状態が良くなるのが抜毛や白髪を防止し、髪質を向上させる要因になります。 リラックス効果 ヘッドスパはアロマの香りのなか行われます。使うアロマはお店によっては自分で選べたり、お店が最適なものを選んだりと様々ですが、アロマによるリラックス効果が期待できます。 また、マッサージによるリラックス効果も期待できます。 リフトアップ・アンチエイジング 顔の筋肉を上げることはリフトアップ効果やアンチエイジング効果があると聞いたことがあるかと思います。 凝り固まった頭皮をしっかりほぐしてて上げることで、頭の筋肉を上げることがあできます。 顔の筋肉を引っ張っているのは頭の筋肉です。頭の筋肉を上げることによって顔の筋肉も上がり、リフトアップ、アンチエイジング効果が期待できます。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || ).push({}); 体験してみての感想 私やっていただいたスパはバリ式のヘッドスパ、いわゆるクリームバスというものでした。 いくつかのアロマの中から最大3つまで選び、そのアロマを使ってツボが集中する頭をマッサージをしていくというものでした。 私が選んだ3つはティートゥリー、ラベンダー、クレープフルーツでした。選んだ理由は単純な香りの好みです。 また、頭だけでなく、腕、肩、背中もマッサージしていただきました。 マッサージは予想以上にしっかりと揉みほぐすようなマッサージでした。 イメージでは肩や腰が凝っているときにマッサージしてもらうと「おおおお」声が出そうになりますが、それの頭皮バージョンと思っていただけたらと思います。 凝った頭をほぐしてもらうときは非常に気持ち良かったです。 個人差はあるとは思いますが終わった後は頭、身体がすごく軽くなった印象でした。私は抜毛、白髪防止の効果があるとは思っていましたが、身体に対してここまでここまで効果があるのはビックリしました。 頭のマッサージでここまで軽くなるのは また、髪が少しサラサラになったような気がします。あとは自分では見ることは出来ないのですが、頭皮の色が変わったとのことでした。 個人的にはそろそろ抜毛、白髪防止をしていこうと考えていますし、非常に気持ち良かったのでまた利用したいと思います。 こんな人にオススメ オススメできるのは下記のような悩みをもった方です。 抜毛・白髪を防止したい髪質を向上させたいリフトアップしたいリラックスしたいストレスが溜まっている どれも男女問わず持っている悩みだと思います。そういう意味ではヘッドスパは多くの方におすすめできます。 上記のような悩みをお持ちの方がいらっしゃいましたらヘッドスパに行ってみることを検討してみてはいかがでしょうか。   まとめ 以上がヘッドスパの説明および私の体験談になります。 ヘッドスパは現代人の悩みに対して良い効果きたいできるものになっています。 本記事で解説したような悩みをお持ちの方がいらっしゃいましたら是非行ってみてください。結構楽しいですよ。 今回は以上です。それではまた。 リラ吉

【2021年 5月】ポートフォリオ・運用実績紹介

皆様こんにちは。リラ吉、リラ子です。 5月頭に投稿したポートフォリオの記事から、1ヶ月経過いたしました。 今回は第4回ポートフォリオ公開をさせていただき、前回と比べてどう変化したのか見ていきたいと思います。 リラ吉ポートフォリオ 株・ETF 銘柄株数取得単価現在値評価額損益損益(%)TSLA10$176.75$625.22$6,252.20+$4,484.70+253.73%AMZN1$1,946.57$3,223.07$3,223.07+$1,276.50+65.58%VOO7$285.40$386.13$2,702.91+$705.14+35.30%MSFT10$165.38$249.68$2,496.80+$842.96+50.97%AAPL12$82.18$124.61$1,495.32+$509.21+51.64%SPYD30$28.84$41.64$1,249.20+$383.87+44.36%VYM10$82.25$106.81$1,068.10+$245.57+29.86%HDV9$82.19$98.10$882.90+$143.17+19.35%NEE12$57.16$73.22$878.64+$192.73+28.10%JNJ5$141.12$169.25$846.25+$140.64+19.93%JPM5$97.03$164.24$821.20+$336.06+69.27%ABBV7$87.31$113.20$792.40+$181.20+29.65%MO15$42.11$49.22$738.30+$106.63+16.88%XOM12$43.32$58.37$700.44+$180.57+34.73%PM7$74.98$96.43$675.01+$150.18+28.62%KO10$46.75$55.29$552.90+$85.41+18.27%PG4$121.51$134.85$539.40+$53.35+10.98%DIS3$169.07$178.65$535.95+$28.75+5.67%CRWD2$155.42$222.15$444.30+$133.46+42.94%VZ7$56.16$56.49$395.43+$2.33+0.59%ARCC20$14.06$19.47$389.40+$108.16+38.46%AGG3$114.92$114.55$343.65-$1.11-0.32%PBCT17$13.08$18.91$321.47+$99.0644.54%VT1$102.20$102.91$102.91+$0.71+0.69%合計$28,448.15$10,389.25+57.53%  グラフ var ctx = document.getElementById("myMixChart"); var myMixChart = new Chart(ctx, { ...

【色褪せ・色落ち復活】New Balance(ニューバランス)を綺麗にしてもらいました

皆様こんにちは。リラ吉です、 New Balance(ニューバランス)は非常に人気のある靴メーカーで、特にUSA製やUK製の靴は非常に歩きやすくファンも多いです。 そんなUSA製、UK製のNew Balanceの中でもネイビーのスエードの靴は様々な服装に合わせやすく、人気のカラーとなっています。 しかし、New Balanceのネイビーのスエードの靴は色落ちが激しいという欠点があります。 今回はそんな色落ちした靴を直していただいたというお話をしようかと思います。 New Balanceの色褪せ(色落ち) ネイビーのニューバランスの元々の色は下の写真の色になっています。私の持っているシューズはM1400ですが、他のネイビーのシューズも同じような色です。 しかしながら、このネイビーが時間とともに下の写真のように色褪せ(色落ち)してしまいます。ぱっと見では同じシューズとは思えません。おそらく多くの方はネイビーのシューズではなく。グレーのシューズだと思うでしょう。 色褪せてしまう大きな理由は紫外線のようです。しかしながら、靴を履いて外に出れば紫外線には当たってしまいます。なので色褪せは避けることは出来ませんでした。 避けられなかったとはいえ、このように色褪せしてしまった以上、買い替えるしかないかなと思っていたのですが、思い出のある靴をそうそう手放すことは出来ません。 そこでプロの方に話を聞いたところ、近い色に戻すことは出来るとのことでした。 スエード用の補色材で自分でもできるみたいですが、自分でやって失敗するの嫌ですし、ムラが出てしまいそうでしたので、このシューズをその方に直していただきました。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || ).push({}); 色褪せの修復 今回依頼させていただいたのは「くつみがきのチレミイ」さんです。店主はNew Yorkの靴修理店にて靴磨きを始め、帰国後に日本で靴磨き屋を開いた方です。 くちみがきのチレミイさんに依頼して、一週間くらいして、次の写真のように見事な色になって戻ってきました。 下の依頼前と依頼後の比較画像を見るとかなり異なるのがわかります。靴の中を見られない限り、新品と間違えるくらいレベルです。 また色だけでなく、ソールや紐の汚れもきれいになっているのがわかります。また、写真ではわかりませんが、靴の中も殺菌していただいきました。 上記の通り、自分でも修復はできるようですが、素人ではこれほど綺麗にすることは難しいかと思います。綺麗にしてくださった、くちみがきのチレミイさんに感謝です。   まとめ 今回はNew Balance(ニューバランス)の靴を綺麗にしていただきました。 このような補色は下の商品ようなスエード用の補色材を使用すれば自分でもできます。 しかしながら、私のように腕に自信がない方や時間のない方はプロの方に依頼するのが良いかと思います。 今回私が依頼したお店以外にも補色や靴磨きをしているお店は沢山あるかと思います。 もし皆様が色褪せしてしまった、あるいは汚れてしまった思い入れのある靴をお持ちであれば、一度近くのお店に持って行ってみてください。きっと直してくださるかと思います。 今回は以上です。それではまた。 リラ吉

【和菓子】美しすぎて食べるのがもったいない京羊羹「天の川」

皆様こんにちは。リラ吉です。 今回はこれからの時期にぴったりな羊羹「天の川」をご紹介します。 「天の川」がどんな羊羹なのか、またどんな味なのかについて書きますので、お読み頂けますと幸いです。 天の川とは 天の川は慶応元年(1865年)創業という150年以上歴史のある京都の老舗和菓子屋「七條甘春堂」が販売している羊羹です。 天の川の1番魅力はその見た目です。下の写真が天の川になります。 その名前の通り、美しい夜に煌めく天の川と星々をイメージした見た目です。 あまりの美しさに食べるのを躊躇ってしまいます。 味 この羊羹は夜空をイメージした琥珀羹(寒天)、その下に味甚羹、小倉羹の計3層で出来ています。 見た目は派手ですが、味については琥珀羹はさっぱりした味、味甚羹は甘めのお米のような味、そして小倉羹は流石老舗和菓子屋、甘過ぎない、小豆の味がしっかりした味になっています。 どの層も異なる味ですが、一緒に食べてもそれぞれの味が主張し過ぎたりすることなく、バランスの取れた味になっています。 もちろん、バラバラに食べてそれぞれの層を味わうことも出来ます。色々な食べ方が出来るのは大きな魅力です。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || ).push({}); 購入場所・値段 購入できる場所はオンラインの他、本店・大手筋店・JR京都伊勢丹店・京都タワー店・MOMOテラス・北千住マルイ(東京)その他、取り扱い百貨店または百貨店催事「京都展」とホームページには記載してありました。なので、基本的には京都、あるいは東京でのみ店舗での購入が可能となっています。 ただ上記の通り、オンラインでも購入は可能です。日本国内であれば、どこにいても変えるというのは嬉しいですね。 注意点は購入できる期間が限られていることです。購入できるのは6/1〜8月末頃までです。 天の川というと夏のイメージですから仕方ないですね。限定感があって個人的には良いかと思います。 まとめ 以上が京都の老舗和菓子屋「七條甘春堂」が販売している羊羹「天の川」になります。 非常に美しいので1人で買ってきて写真を撮り、InstagramなどのSNSに投稿してもよし、家族や恋人の為に買ってくるもよし色々な楽しみ方があります。 また見た目だけでなく、味も非常に美味しいので、気になる方がいらっしゃいましたらぜひ店舗、あるいはオンラインで購入してみてください。 今回は以上です。それではまた。 リラ吉

【書評】「一緒に働きたい」と思われる 心くばりの魔法 〜ディズニーの元人材トレーナー50の教え〜の内容・感想

皆様こんにちは。リラ吉です。 最近下の写真の櫻井 恵里子様の本、「一緒に働きたい」と思われる 心くばりの魔法 〜ディズニーの元人材トレーナー50の教え〜 という本を読みました。 今回の記事ではこの本の内容や評価について書きたいと思います。まず結論である私なりの評価を出し、その後、内容や各項目についてお話していきます。 評価 まず、この本の私なりの評価ですが、各項目10点満点で下のグラフのようになりました。  グラフ   var ctx = document.getElementById("myRaderChart"); var...

【高配当株式紹介】フランスの総合エネルギー企業「トタル(TOT)」

皆様こんにちは。リラ吉です。 今回の記事では高配当銘柄「トタル(TOT)」についてお話していきたいと思います。 この記事で簡単にですが数分でトタルとはどんな会社なのかを知っていただけますと幸いです。 トタル(TOT)の基本情報 トタルは石油マーケットのスーパーメジャーの一つの数えられる、フランスの総合エネルギー企業です、つまりエクソンモービル(XOM)やシェブロン(CVX)などと同じような会社です。 売上等は下記の通りです。比較対象としての情報も載せておきます。 ティッカーTOTXOM年度2020/122020/12売上高(百万ドル)178,574119,704営業利益(百万ドル)-5,623-30,653当期利益(百万ドル)-7,242-22,440EPS(ドル)-2.90-5.26 コロナショックの影響もあり、2020年総売上高は178,574(百万ドル)でした。営業利益は、ブレント価格、天然ガス価格、および精製マージンの低下により、前年同期比53%減の-5,623(百万ドル)となっています。 最近話題に上がる再生可能エネルギーへの取り組みについては、ロイヤル・ダッチ・シェル(RDS B)とBP(BP)は積極的に行っているものの、再生可能エネルギーへのシフトを発表するのとほぼ同時に減配しました。 シェブロンとエクソンモービルは、減配はしていないものの、再生可能エネルギーはあまり積極的に行ってはいません。 トタルは、これらの企業の間に位置しており、「エレクトロン」と呼ばれる事業を大幅に拡大しつつ、炭素事業も継続的に成長させようとしています。またこちらのサイトによると2019年度の配当が$2.15だったのに対し、2020年度は$3.82と増配しました。 炭素事業も継続的に成長させようとしている理由はクリーンエネルギーへの移行が完了するには数十年かかると考えていおり、炭素燃料は長い間存続することになるからです。   トタルのチャート・配当利回り TOTのリアルタイムチャートは下のようになります。 ここ5年で見ると、コロナショック前は一時60ドル台まで上がったものの、40ドル台後半から50ドル台半ばくらいの株価になっています。コロナショック直前は50ドル台半ばでした。 その後コロナショックで20ドル台まで落ちたものの、回復し、現在は40ドル台後半まで来ています。 配当利回りについてはこの記事を書いている段階で6.64%です。配当月は1月、4月、7月、10月になっています。   まとめ 簡単にですが、トタルについて解説させていただきました、 配当利回りは驚異の6%越えで再生可能エネルギーにも取り組んでいる企業の為、今後も暴騰はしないものの、コロナショックのようなことがなければ暴落もしないような企業かと思います。 また1月、4月、7月、10月が配当月の企業はMO、PM、JPMなどありますが、3月、6月、9月、12月配当の企業よりは数は少ない為、これらの月に配当が欲しい方は、購入を考えてみても良いかと思います。 今回は以上です。それではまた。 リラ吉