2021年10月20日 水曜日 22:10

【要約・感想】DXの本質とは?「アフターデジタル2 UXと自由」

【要約・感想】DXの本質とは?「アフターデジタル2 UXと自由」

皆様こんにちは。リラ吉です。

近年、DX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉を聞くことが増えました。

DXとは「文書や手続きを単に電子化するだけではなく、ITを徹底的に活用することで、手続きを簡単・便利にし、蓄積されたデータを政策立案に役立て、国民と行政、双方の生産性を抜本的に向上することを目指します」と経済産業省は定義しており、その考えから、リモートワークやデリバリーフード、銀行振り込みなど、様々なものがオンライン上で出来るようになっています。

しかし、日本はデジタル化が遅く、オフラインのものが多いというのが現状です。

ではDXの実現にはどのようなことが必要なのでしょうか?そしてDXが実現された社会とはどのような社会なのでしょうか?

本記事ではそれらのことについて書いてある藤井 保文さんの本「アフターデジタル2 UXと自由」について書きたいと思います。

内容の要約

オフラインのない状態がくる

中国の都市部では現金の使用率が5%以下まで低下し、モバイルペイメントの利用が浸透しています。デリバリーフードもアプリで済ませ、都市部の移動もシェアリング自転車を使う人が増えています。

このようにもともとオフラインだったものが次々とオンラインデータ化し、個人のIDと紐付けられ、膨大な行動データが利活用可能になっています。日本もだんだんとそうなってきています。そして行動データを利活用できないプレイヤーは負けていく時代なのです。

アフターデジタル社会において成功企業が共通で持っている思考法を「OMO」と言います。OMOは「オンラインとオフラインを分けるのではなく、一体のジャーニーとして捉えて、これをオンラインの競争原理から考える」というものです。

ジャーニーとは人の行動、思考、感情などの見える化したものを指します。これにより、オンライン、オフラインという区別を意識しなくても、そのとき最適な方法を選ぶことができます。

これまでは製品を販売するというゴールに向かって企画、生産し、売っていくというビジネスモデルでした。これからは製品はあくまで顧客との接点の一つと考え、他の接点である、アプリ、店舗などと等しく扱われます。

すべての接点が1つのコンセプトでまとめ上げられ、その世界観を体現したジャーニーに顧客が載り続け、企業は顧客に寄り添い続ける、そうした新しい型(バリュージャーニー)に変化します。このバリュージャーニーの時代では顧客を状況レベルで理解するほど強くなります。

ソフトバンクの孫正義はペイメント機能に始まり、移動、飲食、金融など生活インフラ機能を全方面でとらえたアプリを「スーパーアプリ」と表現しました。スーパーアプリで重要なことは「いかにして、日常の様々なことに使ってもらうか」になります。スーパーアプリはアジアでは中国が先行しています。

一方でGAFAという世界最強のプラットフォーマーがある米国では、プラットフォーマーに頼りすぎず、テクノロジーをまとったブランドが中間業者を挟まず顧客にダイレクトにつながるD2Cという動きが生まれてきています。D2Cブランドは、従来の顧客に製品を販売していくモデルではなく、テクノロジーを駆使してリレーションを作っていくモデルです。

日本はデジタル化が遅れている国です。その理由の一つが「日本はホワイトリスト方式」だからです。ホワイトリスト方式というのは「やっていいことを決め、それ以外はやってはいけない」という管理の仕方です。決めたことしかやってはいけない為、自由度が低くなります。

対して米国などはブラックリスト方式、つまり「やってはいけないことを決め、それ以外は一旦はやっていい」という管理方法です。これは自由度が高く、デジタル化を進める上では良いです。しかし、企業や個人に責任を負わせることになるため、社会問題が発生した場合、大企業でも容易につぶれるリスクもあります。

アフターデジタル型産業構造の生き抜き方

決算プラットフォーマーはアフターデジタル型産業構造において、強い立場にいます。

中国のアリババとテンセントは細やかなUX(新たな顧客体験)にまで一気通貫しています。アリババのアリペイとテンセントのWeChatペイにそれが反映されていて、ほとんどの人が両方使っています。

この二つは同じカテゴリーのサービスですが、異なるミッションでそのカテゴリを捉えています。例えば送金を例にするとアリペイは送られてきたお金がそのままウォレットに入りますが、WeChatペイは受け取るというアクションを取らないとウォレットには入りません。

このように聞くとアリペイの方が便利に聞こえます。しかし、著者の経験として、プロジェクトの打ち上げの際に奢ろうとしたら部下の1人が「私もお金を出します」とWeChatペイで100元送ってきました。

この時、著者は奢る気だったので当然受け取りませんでした。しかし、部下も受け取らずに返金されることがわかっていて100元を送ってきました。このような日本でよく行われる「奢ってもらえるのはわかっているけど、一応財布を出すポーズだけはする」のようなお金のやり取りというコミュニケーションをデジタル上で出来るのです。テンセントの狙いは全てをコミュニケーション化することなのです。

アリペイは商取引の円滑化が優先です。受け取りアクションを取り入れると取引を通じて沢山の人から送金があると無駄なことが増えてしまいます。このようにアリババとテンセントは同じ機能でも同じサービスにならないのです。

このように機能やUXだけでなく、展開戦略やミッションが反映され、企業の「社人格」のようなものが現れます。結果、ユーザーには「この企業はこういう存在である」と認識されるのです。

アフターデジタル型産業構造になることで、最も恐怖を感じているのはメーカーです。メーカーは顧客接点の頻度が低く、顧客理解の解像度が低くなってしまいます。

しかし、例えば電気自動車メーカーのNIOは「鍵を渡してからが仕事」と言っています。NIOは購入者限定の会員サービスがあります。どちらかと言えば会員サービスを買うために600〜700万円支払い、ギフトとして車を差し上げているくらい車を差し上げるようなものです。

通常、メーカーは購入時のみしか接点を持てませんが、NIOは定常サービスによって顧客との接点を確保し、いつまでも顧客の相談に乗れるような関係性を作っています。

価値の再定義も必要です。中国においてスターバックスは30分に届いたコーヒーは味が落ちていると考え、デリバリーに参入していませんでした。その結果、ラッキンコーヒーがデリバリーを開始し、店舗拡大をしてしまいました。

対策としてスターバックスは専属配達員を配備しました。通常、デリバリーアプリで注文すると30分前後かかりますが、専属配達員は1 to 1配送を実施するため、注文後10分前後で配達してくれます。

スターバックスはユーザーがすでにその便利さに移行しているという捉え、スターバックスらしいデリバリーは何か、アフターデジタル型のスターバックスが提供する価値とは何かを再定義しました。

時代に合わせて価値を再定義して技術を正しく導入すれば、アフターデジタルの時代においても大きく成長することができます。

誤解だらけのアフターデジタル

中国で起きたことが日本で同じことが起きるかというと、そうとは思えません。国家の運営体制、経済構造、文化背景の3点が日本と中国では異なるからです。

中国では決済プラットフォーマーが頂点にいて、その下にサービサー、さらに下にメーカーが位置します。

しかし、日本では同様のヒエラルキーにはならないでしょう。中国の人口は14億人、そのうち5億人が使うアリババやテンセントの決済プラットフォームと5000万人が使う日本のプラットフォームでは、参加企業のインセンティブが大きく異なります。

より多くの企業が、よりユーザーの多いプラットフォームに乗ってくるので、ユーザーの選択肢も増え、さらに多くのユーザーが使うようになります。そうすると、企業にとってのメリットも増え、さらに多くの企業が参加します。

決済プラットフォーマーとしてアフターデジタル方産業構造のトップに立つには「圧倒的な資金力」「考え抜かれたUXによる圧倒的なユーザー数」の二つの条件が必要なのです。

日本におけるDXは「デジタルを導入せよ」という命令が出てしまい、「顧客提供価値をアフターデジタル社会に照らし合わせて定義する」という議論が抜けがちです。ユーザーにどのようなUXを提供するのかを考える前に業務や人事のデジタル化を先に行ってしまいます。

また、ユーザーの状況理解とそこに提供するらUXの企画がないまま、DXを進めようとしてしまっています。UXはUIと一緒に使われがちですが、GAFAやアリババ、テンセントではUXは「ユーザー、ビジネス、テクノロジーの3つが関わり合う時に生まれる体験」と捉えています。

優れたUXが高頻度で長く使ってもらえるものを生み、それがビジネスの全てを決めると理解しているからです。

UXインテリジェンス

目指すべきは「多様な事由が調和する、UXとテクノロジーによるアップデート社会」、つまり「人々がその時々で自分に合ったUXを選べる社会」です。これは民間企業が社会のアーキテクチャー設計を担うことを意味します。言い換えると企業のDXが社会のDXを形作るのです。

しかし社会のDXを念頭に置かないと企業のDXも上手くいきません。そして、社会に受け入れられるDXを成し遂げるには、どんな世の中にしたいかという企業家精神が不可欠なのです。

しかし、こうした精神を持たない企業がデジタル化を進めてしまい、データが悪用され、そうした事例がいくつも世の中に出てしまうと、社会発展が止まってしまう可能性が高くなります。

データはUXに還元し、ユーザーとの信頼関係を作ることを最優先にし、心の底から共感できる世界観を提供しなければならないのです。その実現に重要なケイパビリティ(組織的な能力)は「ユーザーの置かれた状況」を考える「UX企画力」なのです。

日本の企業への処方箋

日本企業がDXを推進する場合、組織内部の課題が非常に多いです。経営レベルでアフターデジタルの世界観を理解し、社長から現場まで同じイメージ(DXの必要性、目的)で共有するライン作る必要があります。 

また、命令型組織ではなく、上も下も横も対話と議論ができる対話型組織でないとDXは実現できないとも言われています。

DXの目的は「新しいUXの提供」であり、その成功に対しては「組織としてのバリュージャーニーの企画運用ができるようになる」ことが重要です。仮に失敗しても、そこから得た経験からチャンスを見出すこともできます。

そして早く実現に動きながら、本気でケイパビリティの獲得と組織化への集中こそがDX実現の近道なのです。

感想・意見

この本は今の日本に必要なこと、多くの方が気が付いていないであろうDXの本質について書かれてあっておもしろく、学べることも多かったです。そのため、社会人、学生問わずおすすめできる本だと思います。

また、中国の事例を多く紹介していますが、そのレベルの高さに驚かされたと同時に、日本のデジタル化の遅さに焦りを感じさせられます。

私が勤める会社でも多くの企業がそうしているようにDX専門の部署がありますが、そこに所属はしていなくても、DX成功、というより生き残る為に、どのように差別化された優れたUXをユーザーに提供するのか、組織としての能力をどのように上げるべきか真剣に考え、提案しなくてはならないと感じました。

個人的には単純ではありますが、会社内での教育、そして対話型組織を作ることが大切かと思います。

対話型組織は間違いなく必要ですが、上下関係なく議論が環境があっても、同じイメージを持たなくては意味がありません。同じイメージが持てないようだと方向性がバラバラになりますし、場合によっては話が進まないからです。

そして同じイメージを持つには、社内での教育が重要かと思います。この教育というのは能力アップはもちろんですが、自社、競合他社、社会の状況を教える、知るということも含まれます。これらの状況を知ることで、目指すべき場所の想像がしやすくなるからです。

ただ正直なところ、差別化されており、優れたUXを提供するシステムのイメージを共有し、理解することは出来ても、そのシステムを社内で、場合によっては世界で最初に考える、イメージするというのはあまりにも難しいです。

これには「ロケット科学者の思考法」についての記事でも書いたように、「一見無用に思える好奇心からくる研究や思考実験がひらめきを明らかにする」のだと思います。

またOODAループにおける「みる(意識して観る、観察する)」「わかる」も重要かと思います。自社、競合他社、社会を観察し、自分の世界観を元にして、課題ややるべきことを理解することによってアイディアが浮かぶのではないかと思います。

まとめ

以上が「アフターデジタル2 UXと自由」の要約、感想になります。

今の日本にとって必要なことが書かれており、この本に書かれていることを知っているだけで、失敗する可能性(=時代に取り残される可能性)は格段に減るかと思います。

また、実例も多く書かれているので理解しやすい内容です。

社会人の方にも学生の方にもおすすめできる本ですので、ご興味のある方はぜひお手に取っていただけたらと思います。

今回は以上です。それではまた。

リラ吉

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【要約・感想】スティーブ・ジョブズも愛読した!「禅マインド ビギナーズ・マインド」

皆様こんにちは。リラ吉です。 スティーブ・ジョブズは生前、座禅を組み、禅の考えを好んでいたことが知られています。 その為、アップルの製品には禅の精神が詰まっているといわれています。 そんなジョブズが愛読していた禅に関する本が鈴木俊隆さんの「禅マインド ビギナーズ・マインド」です。 今回の記事ではこの「禅マインド ビギナーズ・マインド」をご紹介します。 内容の一部要約 姿勢 座禅の姿勢は左足を右のももの上、右足を左のももの上に置きます。こう置くことで、右足、左足が一つになり、二つでも一つでもないという「二元」性の「一者」性を表しています。 これは大事な教えで、例えば心と身体は一つと言いますが、心と身体は別物です。しかし、二つであるかと言うと、それも違います。心と身体は二つでありながら、一つなのです。 背筋を伸ばし、顎を引き、正しい姿勢を取ることが修行の目的です。この姿勢をとる時、心が正しい状態にあります。 この正しい姿勢を取るというのは座禅の時だけではなく、日常でも正しい姿勢をします。逆に正しくない姿勢でも試してみてください。正しい姿勢を保つということがどんなに大事かわかります。 呼吸 座禅をする時には呼吸に従います。 息を吸うと空気は身体の中の世界に入ってきます。吐くときは外の世界に出ていきます。しかし、この二つは実際には喉という回転扉があるだけの一つの全体の世界です。 自分を意識せず、息の動きだけについていけるように、心が純粋で、落ち着いていれば、そこには私も世界も、心もありません。ただ回転扉(喉)があるだけです。 私たちはその時すべきことをするだけです。座禅では呼吸の動きに気付き、回転扉になり、座って息に集中する。これが禅の修行なのです。 コントロール 周りの人々をコントロールしようとしても出来ません。 一番いいのは好きなようにさせることです。この時、みんなは広い意味ではコントロールされています。 羊や牛をコントロールするには、広々とした、余裕のある草地に放すことです。人についても同じことが言えて、好きなようにさせておいて、そして見守るのです。 自分自身をコントロールする時、同じ方法が役立ちます。 座禅をしていて、落ち着きを得たいなら、心を横切るイメージに邪魔されないようにします。イメージは起こっては消え、起こっては消えます。これをありのままに見つめて、そのまましておくのです。そうすればコントロールできます。 しかし、これは簡単ではなく、努力が必要です。たった一つ皆様の助けになる努力は自分の呼吸を数えること、あるいは吸うことや吐くことに集中することです。 心の波 座禅をする時、思考を止めようとしてはいけません。止めようとするのではなく、止まるがままにさせます。 心に何かが起きたら、入ってこさせ、出ていかせます。どんなものも長くはとどまりません。 思考を止めようとすることは、それに邪魔されているということなのです。 何かが心の外で起こっているように見えますが、それは心の波にすぎません。心の波に邪魔されなければ次第に収まっていきます。 心の雑草 目覚ましが鳴ると、皆様は目を覚まします。そんなにいい気分では無いと思います。 朝座禅をするのはそんな簡単なものではなく、自分を叱咤激励しなければなりません。 こうしたものは心の波にすぎません。座っていると次第にこの波は穏やかになり、あなたの努力そのものが、なにか微細な感覚に変わっていきます。 抜いた植物は植物の肥料になると言います。雑草を抜いて植物の近くに埋めると肥料になるのです。 座禅でも、心の波を感じても、そうした波自身があなた方を助けることがあるのです。心の波を気にかける必要はありません。むしろ心の雑草として感謝すべきです。 禅の真髄 ある経典に四種類の馬がいます。卓越した馬、優秀な馬、普通の馬、劣った馬です。 卓越した馬は騎手の意思に従って早足や並足、左右に動きます。優秀な馬は鞭が皮膚に届くか届かないかのうちに卓越した馬と同じように動きます。普通の馬は身体に鞭の痛みを感じたら走ります。劣った馬は痛みが骨の髄まで達したら走ります。 この話を聞くと、誰もが卓越した馬になりたいてましょう。 しかし、ブッダの心とともに座禅の修行をすると、最悪の馬こそが最も大事な馬だとわかります。 自分が不完全であるからこそ、道を求める心のしっかりとした基礎ができるのです。完全に正しい姿勢で座る人は禅の本当の道、禅の真髄を見つけるのには時間がかかります。 道元禅師は「将錯就錯(しょうさくしゅうさく/ しょうしゃくじゅしゃく)と言われました。これは間違いを間違いで受け継ぐ、あるいは間違い続けるという意味です。 禅の修行はまさに将錯就錯で、長い年月、間違えても間違えても、ひたむきに続けるということです。 「よい父は、よい父でない」とも言います。これは自分がよい父親と思っている人は、よい父親ではありません。 よい父になろうと専心して努力すれば、自分を最悪の父と考えていても、よい父になりえます。 合掌礼拝 座禅の後は床に伏して九拝します。このように合掌礼拝することで、私達は自分自身を明け渡します。これは自分の持っている二元的な考えを捨てましょうという意味です。 礼拝の際はあらゆるものに礼をします。例えば師が弟子に礼をし、弟子が師に礼をし、犬や猫にも礼をするのです。 すべてをあるがままに受け入れ、それぞれに尊敬の念を払います。これが本当の礼拝です。 礼拝が価値のある修行なのは、自分自身を自己中心的な人間からもっと向上させることができるからです。 正しい努力 修行で大事なのは正しい努力です。しかし、私達は多くの間違った方向の努力をしてしまいます。 修行について、あるいは修行の成果について、何か先入観や固定した考えを持ってしまうと、そこから抜け出せなくなります。 二元的な観念に巻き込まれてしまうのはあなたの修行が純粋ではないからです。純粋というのはありのまま、そのままという意味です。何かが得られると考えると、不純な修行になってしまうのです。 何も得ようとしないで修行、座禅をするというのは、修行から余分なものを取り除く努力です。余分な考えがやってきたら、それを止めます。それが努力を向ける方向です。 神は与える 私達の創造する文化的な仕事は私達に与えられたものです。しかし、すべてはもともと一つなので、実際にはすべて与えているのです。 一瞬一瞬、私達は何かを作り出しています。私達が座禅の姿勢で座るとき、私達は創造の最も基本的な活動を行なっています。 座っているときは無です。ただ座っているのです。しかし、立ち上がるときにあなたは現れます。これが創造の最初のステップになるのです。 二番目はお茶や料理を作ろうとしているとき、三番目は自分の中に何かを作ろうとしている時です。それは教育や文化、芸術であったりします。 毎日、なにか新しいことをしてみましょう。それこそが創造するに繋がります。 修行における間違い 多くの人は座禅の修行をする時、理想を追い求め、獲得すべき、あるいは達成すべき理想像やゴールを決めてしまいます。 理想を獲得するのは常に未来です。そのため、今の自分を理想のために犠牲にしてしまいます。座禅はただ座るだけです。それを毎日繰り返します。 修行が嫌になった時は、理想を獲得しようと考えてしまっています。しかし、それを警戒信号と見て感謝すべきなのです。 その時は間違いを捨て、初心の修行をまた始めるといいでしょう。 常に空であること 仏教を理解しようと望むなら、忍耐深くなければならないと言われています。 しかし、「忍耐」よりも「絶え間ない」という意味の方が良いです。絶え間ないこと、つまり、いつもここにあるということです。そこにあるのはものごとをありのままに受け取る働きです。 空(くう)の状態を理解した人には、いつも、ものごとをありのままに受け入れる可能性が広がっているでしょう。 空(くう) 私達は未来について希望を持っていると、今ここにおいて、真剣になれません。「明日やろう」などとよく言います。今日存在するものが明日も存在すると考えているのです。真剣にやらなくても約束されたことが起こると期待しているのです。 しかし、永続的に存在する確かな道はありません、一瞬一瞬、私達は自分の道を見つけなければなりません。 自分の道を作るには自分を理解することです。真の理解は空(くう)から生まれます。すべて心の部屋から出して大掃除をするのです。必要であれば戻すかもしれません。戻すときは一つ一つ戻して、必要でないものは戻さないようにします。 無を信じる 無を信じるということは絶対に必要です。つまり色や形を持たないものの存在を信じなければなりません。どのような神や教義を信じるにしても、それに執着してしまうと、非常に自己中心的になってしまいます。 見るものすべてが無から現れたものとして受け入れるように準備して、特定の色や形を持った現象は、何か理由があってそう現れているのだと知ると、完全な落ち着きを得るでしょう。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || ).push({}); 個人的な感想 上記の内容の要約を読んでいただければわかるかと思いますが、仏教についてあまり知識がない人にとっては非常に難しい内容になっています。私自身、日本人にありがちな、法事以外で宗教にかかわることがない人間なので、用語が難しく、読むのにかなり苦労しました。 そして読む以上に、本に書いてあることを実践するのは難しいです。 例えば「座禅はただ座るだけ」「すべて心の部屋から出して大掃除をする」と書いてありますが、心を無にして座るというのはどういう状態なのか想像もつきません。これは非常にシンプルな状態ですが、シンプルであることは何よりも難しいのだと感じました。 これが出来るようになるには長い修業が必要なのでしょう。 しかし実践できることもありました。それは「呼吸の動きを感じ取る」「あるがままを受け入れる」ということです。 私はイライラした時に呼吸の動きを感じながら深呼吸をし、「イライラしている自分も受け入れよう」と考えてみました。このように考えたら、少しではありましたが、気持ちが落ち着きました。 この「あるがままを受け入れる」というのは「ディズニーCEOが実践する10の原則」でも書かれていた「自然体であること(正直でありのままのあなたでいましょうという考え方)」に近いものであり、世界トップクラスのリーダーも同じような考え方をしているのだなと思いました。 また、禅の真髄の「よい父は、よい父でない」という話は、聞いてみるとその通りだと思いましたが、自分で気が付くのは難しく、学べてよかったです。 このように非常に参考になりますが、全体的に理解するのは難しく、万人におすすめできる本ではありません。 おすすめできる方は仏教に対しての知識がある方、禅とは何かを学びたいと思っている方、落ち着きたいと思っている方、ジョブズのファンの方です。このような方は楽しみながら読めるかと思います。 まとめ 以上が「禅マインド ビギナーズ・マインド」の紹介になります。 内容、用語が難しいですが、理解できれば非常に学べることが多い本です。 万人におすすめできる本仏教や禅に興味がある方にはおすすめできる本です。 残念なことは本来の定価が857円+税なのですが、値段が高騰しており、新書が3000円越えになっています。なので、購入するなら古本を買うことがおすすめです。 もしご興味のある方は古本屋で探して、ぜひ読んでいただけたらと思います。 今回は以上です。それではまた。 リラ吉
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【2021年 9月】ポートフォリオ・運用実績紹介

今回は第7回ポートフォリオ公開をさせていただき、前回と比べてどう変化したのか見ていきたいと思います。 リラ吉ポートフォリオ 概要 ※$1=¥119.69で計算(2021/9/30終値) 取得総額時価評価額評価損益 評価損益 株式・ETF¥2,229,738$358,1931¥1,374,40561.64%投資信託¥262,147¥346,339¥84,19232.11%仮想通貨¥15,000¥17,732¥2,73218.21%企業型DC¥14,667¥1,473¥-294-2.00%合計¥2,521,552¥3,947,475¥1,461,03557.94%  グラフ var ctx = document.getElementById("myMixChart8"); var myMixChart8 = new Chart(ctx, { ...

【温泉紹介・感想】鹿児島の秘湯「せせらぎ湯 花水木」

皆様こんにちは。リラ吉です。 今回の記事では鹿児島の名湯、「せせらぎ湯 花水木」をご紹介します。 山の中にある秘湯ですので、ご参考になれば幸いです。 「せせらぎ湯 花水木」とは 花水木は鹿児島県日置市伊集院町にある温泉です。 すぐ側には神之川があり、露天風呂から川を眺めることができます。川の側にあるため、川の音を聞きながら入れるのが特徴です。 また2006年9月に旅行情報誌「じゃらん」が選ぶ九州貸し切り温泉の頂点に輝きました。 泉質  単純温泉 (低張性・アルカリ性・高温泉)  51.5℃  9.8  神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔症、冷え症、病後回復期、疲労回復、健康増進 泉質がアルカリ性の単純温泉の為、刺激が少なく、どの年齢の方でも入りやすくなっています。さらりとした温泉に浸かると肌がつるつるすべすべになります。 料金 大人:420円小学生:150円未就学児:80円家族湯:1時間1室2,000円 アクセス 鹿児島中央駅から車で約30分伊集院駅からタクシーで約10分 入浴しての感想 山の中にあり、川も近い為、大自然の中で川の音を聞きながら露天風呂でゆっくりでき、人も少ないのでまさに秘湯だなと感じました。 また硫黄の匂いがすると聞いてはいましたが、気になるほどではなく、温度も熱すぎず、冷たすぎずのため、ついつい長湯してしまうような温泉でした。 欠点を挙げるならアクセスの悪さだと感じました。車を持っている、あるいはレンタカーを借りている人にとっては欠点にはなりませんが、車がないと、行きも帰りも駅までタクシーを呼ぶことになります。 とはいえ、車がないと行けないというわけではないですし、アクセスの悪さが気にならないほどリラックスできる温泉だとは思います。 まとめ 車がないと行くのに少し苦労しますが、その欠点が気にならないほど、ゆったりできる温泉でした。 鹿児島の中心からも近い為、旅行で鹿児島に来たけど、1日くらいあまり人のいない場所でゆっくりしたいという方にもお勧めできます。 鹿児島在住の方も旅行で来ている方も満足できる温泉ですので、是非訪れていただけたらと思います 今回は以上です。ここまでお読みいただきありがとうございます。 それではまた。 リラ吉

【2021年 8月】ポートフォリオ・運用実績紹介

皆様こんにちは。リラ吉、リラ子です。 8月頭に投稿したポートフォリオの記事から、1ヶ月経過いたしました。 今回は第7回ポートフォリオ公開をさせていただき、前回と比べてどう変化したのか見ていきたいと思います。 リラ吉ポートフォリオ 株・ETF 銘柄株数取得単価現在値評価額損益損益(%)TSLA10$176.75$735.72$7,357.205,589.70316.25%AMZN1$1,946.57$3,470.79$3,470.791,524.2278.30%MSFT10$165.38$301.88$3,018.801,364.9682.53%VOO7$285.40$415.05$2,905.35907.5845.43%AAPL12$82.18$151.83$1,821.96835.8584.76%SPYD30$28.84$40.42$1,212.60347.2740.13%VYM10$82.25$107.55$1,075.50252.9730.76%NEE12$57.16$83.99$1,007.88321.9746.94%HDV9$82.19$97.31$875.79136.0618.39%JNJ5$141.12$173.13$865.65160.0422.68%ABBV7$87.31$120.78$845.46234.2638.33%JPM5$97.03$159.95$799.75314.6164.85%MO15$42.11$50.23$753.45121.7819.28%PM7$74.98$103.00$721.00196.1737.38%XOM12$43.32$54.52$654.24134.3725.85%PG4$121.51$142.39$569.5683.5117.18%KO10$46.75$56.31$563.1095.6120.45%CRWD2$155.42$281.00$562.00251.1680.80%DIS3$169.07$181.30$543.9036.77.24%SMH2$255.83$270.83$541.6630.015.87%VZ8$56.17$55.00$440.00-9.32-2.07%VT4$103.79$106.61$426.4411.292.72%ARCC20$14.06$19.90$398.00116.7641.52%AGG3$114.92$116.06$348.183.420.99%PBCT19$13.53$16.43$312.1755.1821.47%CRM1$240.95$265.27$265.2724.3210.09%CXSE3$56.62$56.11$168.33-1.54-0.91%TDOC1$166.20$144.42$144.42-21.78-13.10%合計   $32,668.45+$13,117.14+67.09%  グラフ var ctx = document.getElementById("myMixChart"); var myMixChart = new Chart(ctx, { ...

【温泉紹介・感想】鹿児島の絶景温泉!砂むし温泉「砂湯里」 と露天風呂「たまて箱温泉」

皆様こんにちは。リラ吉です。 今回の記事では、鹿児島の砂むし温泉「砂湯里」 と露天風呂「たまて箱温泉」についてご紹介します。 どちらも名湯と言われていますのでご参考になれば幸いです。 砂むし温泉「砂湯里」 とは 引用元:http://ppp.seika-spc.co.jp/healthy/sayuri-2/ 砂湯里は鹿児島県指宿市にある 「伏目温泉」を利用した 天然の砂むし温泉です。 砂むし温泉とは砂の上に仰向けになり、砂を顔から下の全身にかけてもらう温泉になっています。 砂の重さは20kg~30kg。 砂の重みと50℃前後の砂の熱で血行やリンパの流れを良くし筋肉をほぐします。  砂湯里は海のそばにあり、波の音を聞きながらリフレッシュできます。   露天風呂「たまて箱温泉」 とは 引用元:http://ppp.seika-spc.co.jp/healthy/tamatebako/引用元:http://ppp.seika-spc.co.jp/healthy/tamatebako/  ナトリウム・塩化物強塩泉  100℃ 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動まひ、疲労回復、健康増進等 たまて箱温泉は上記の砂湯里と同じ系列であり、砂湯里から車で5分程度のところにあります。 たまて箱温泉は露天風呂であり、室内のお風呂はありません。 お風呂は和風と洋風の2つがありますが、和風露天風呂は、奇数日が女湯・偶数日が男湯、洋風露天風呂は、奇数日が男湯・偶数日が女湯になっています。 和風露天風呂は開門岳、洋風露天風呂は竹山(スヌーピー山)が見えます。また共に海が見え、絶景を見ながらリラックスできるのが特徴です。さらに晴れた日には遠く屋久島や、竹島、硫黄島も見えます。 また、旅行クチコミサイト「TripAdvisor(R)」、日本法人トリップアドバイザー株式会社の口コミで選ぶ「行ってよかった日帰り温泉&スパ」部門 で4年連続全国1位に輝いたほどの温泉でもあります。 泉質はナトリウム・塩化物強塩温泉で、神経痛/リュウマチ/関節痛などに効果があります。   アクセス 「砂湯里」 と「たまて箱温泉」は鹿児島でも最南端に位置する指宿市にあり、指宿駅からバスに乗り、「ヘルシーランド入口」で下車するか車で行くことができます。 また、指宿は知覧特攻隊基地や喜入などではお茶の栽培も有名で、直径約3.5km、周囲約15kmの池田湖にはイッシーがいると言われていてます。 その他にも近くに標高924mの火山の開聞岳があり、登山をすることも可能なので、近くを観光、ハイキングしつつ、温泉に行くということも出来ます。   料金 ヘルシーランドセット券の料金(露天風呂(たまて箱温泉)と砂むし温泉(砂湯里)の両方可能な券) 大人(中学生以上)1,240円小人(小学生以下)620円 砂むし温泉(砂湯里) の料金 大人(中学生以上)830円小人(小学生以下)460円 露天風呂(たまて箱温泉)の料金 大人(中学生以上)510円小人(小学生以下)260円   入浴しての感想 個人的な感想としては、私は砂むし初体験だったのですが、まさかあんなに砂が重く(20〜30kg)、温かいとは思っていませんでした。 ただ、20〜30kgの重さはいっても、身体全体にその重さが分散されているので、押し潰されそうな重さではなく、程よい重さになっています。 砂むし温泉に入った後は汗をかき、血行が良くなったのか、持病の腰痛がかなり楽になり、溜まっていた疲れもかなり取れました。 たまて箱温泉については広々とした温泉で、山と海を見ながらゆったりできる温泉だと感じました。 私が行った際は砂湯里→たまて箱温泉の順に行きました。 これは砂湯里で砂むし温泉に入った後は排水が海に流れることを防ぐために砂を流す程度で、しっかり身体をボディソープで洗うことができないからです。 その為、砂むし温泉→たまて箱温泉という流れが良いかと思います。 注意点としては他の温泉でも言えることですが、水分補給を忘れないことです。 特に砂むし温泉は汗をかく量が尋常ではありません。入る前、後にしっかり水分補給をして脱水症状にならないようにするのが最も重要です。 まとめ 以上が鹿児島の砂むし温泉「砂湯里」 と露天風呂「たまて箱温泉」について紹介になります。 片方だけでも十分疲れは取れますが、両方に入ることによって 鹿児島の中心からは遠く、車が必要ですが、レンタカー等でも行くことは可能なので、車を運転できる方は是非訪れていただけたらと思います。 今回は以上です。ここまでお読みいただきありがとうございます。 それではまた。 リラ吉

【食レポ】鹿児島の名店「黒豚 ふくや」

皆様こんにちは。リラ吉です。 先日鹿児島にある名店「黒豚 ふくや」に行ってきました。 綺麗で非常に美味しく、自信を持っておすすめできるお店でしたので今回の記事ではこの「黒豚 ふくや」をご紹介します。 「黒豚 ふくや」とは 「黒豚 ふくや」は鹿児島県鹿児島市にある鹿児島料理のお店です。市電の天文館駅から徒歩2~3分ほどので行けるので行きやすい場所にあります。   外観、内観は2021年1月15日オープンしたので非常に綺麗です。 メニューは洋食名店100選、「ビブグルマン」に6年連続選出された「目白旬香亭」オーナーシェフ斉藤氏が監修しており、さらに鹿児島県名物の黒豚と茶美豚を使用しているこだわりのあるお店です。 私たちが行ったのは4連休の初日でしたが、人気店のため、予約をしないと入れませんでした。そのため、行かれる方は予約をしていくことをおすすめします。   注文したメニュー 注文した料理はコースメニューです。コースの内容は下記の通りです。 前菜お刺身(鯛としまあじ)さつま揚げ(にらのさつま揚げととうもろこしのさつま揚げ)豚しゃぶ(黒豚、茶美豚、つくね、野菜)トンカツ蕎麦デザート どれも美味しかったのですが、この中でもさつま揚げと豚しゃぶは絶品でした。 さつま揚げはニラのさつま揚げとトウモロコシのさつま揚げの2種類でしたが、どちらも揚げたてで、また自家製のため、スーパーで売っているものとは異なる、なかなか食べることのできない味になっています。 豚しゃぶは普通の豚しゃぶと比べてお肉が分厚いのが特徴です。分厚いため食べごたえがありますが、人によっては普通の豚肉より噛み切りづらいと感じるかもしれません。ただ炭を使って保温することで沸騰しないため、お肉が硬くなりすぎることはありません。 味は「豚肉ってこんなにおいしかったのか」と思えるほど美味しく、牛肉派、鶏肉派の方も絶対楽しめると思います。 お値段は1人6000円ですが、5000円のコースやさらに高いコースもありました。 個人的な感想ではこのお値段でこの量、味であれば6000円は高くないと思います。 また、鹿児島らしく焼酎の種類が多いです。焼酎が苦手という方でも日本酒など、焼酎以外の鹿児島の地酒があります。 まとめ 以上が「黒豚 ふくや」の紹介になります。 美味しい鹿児島料理を堪能できる人気店で、年齢、性別問わず楽しめるお店です。 また鹿児島名物の焼酎が好き、焼酎に挑戦してみたいという方にはもちろん、焼酎が苦手だけどお酒を飲みたいという方にもおすすめできるお店です。 お値段も高すぎるということはないので、鹿児島在住の方、鹿児島に旅行される方は是非足を運んで頂けますと幸いです。 リラ吉